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チャイに栄養はあるの?栄養素とカロリーについて解説!【2023年最新】

チャイに栄養はあるの?栄養素とカロリーを調査!

チャイに栄養はあるの?栄養素とカロリーを調査!

濃厚な甘みと幾重にも重なったスパイスの香りが、チャイの魅力です。
しかし、濃厚な甘みはチャイの美味しさの元でもありカロリーが高くなる原因でもあります。
スパイスがたくさん入っているので健康効果も期待できるチャイですが、実際どのような栄養素が影響しているのでしょうか。
今回はチャイに含まれる栄養素を、材料から紐解いて解説します。

 

チャイに栄養はある?栄養素を解説

チャイは休憩時間やホッと一息入れたいときに飲んだり、リラックスタイムに飲むイメージが強いドリンクです。
甘みが強いので体に悪そうなイメージはありますが、実際にチャイにある栄養価について解説します。

 

チャイの栄養となる材料

チャイの栄養となる材料

チャイを作るときに必要な材料は、紅茶葉と牛乳と砂糖です。
そのため、この3つの材料の栄養素がチャイに含まれている栄養素となります。
マサラチャイにはスパイスが含まれていますが、スパイスの栄養価については後ほど解説します。

 

①紅茶の茶葉

チャイは紅茶葉がないと始まりません。
紅茶葉は多種多様なポリフェノール、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。
その中でも含有量が多いのが、ビタミンK、葉酸、カリウムです。
ビタミンKは、出血した際に血液を凝固させる働きがあります。
血液が空気に触れて素早く凝固することで、止血の役割を担ってくれます。
また骨にカルシウムを吸収させるサポートをする働きもあります。
ビタミンKは骨粗鬆症の治療薬にも使われているほど、骨にとっては大切な栄養素です。
葉酸は赤血球を作り出す作用があり、貧血を予防します。
妊娠中の女性が積極的に摂るべきと言われているのは、葉酸が胎児の発育と成長を促すからです。
カリウムは体の中の老廃物を排出させ、便秘を緩和したり血圧を下げる効果があります。
ナトリウムとのバランスが大切なので、摂りすぎはNGです。

 

②牛乳の栄養

牛乳は言わずと知れた栄養価の高い飲み物です。
とくにカルシウムの含有量の高さは知られており、200mlあたり220mgと1日の摂取量目安の1/3程度を賄えます。
しかし牛乳の栄養価の高さはカルシウムだけでなく、三大栄養素で知られるタンパク質と炭水化物、脂質をバランスよく含んでいます。
牛乳のタンパク質は体内で精製されない必須アミノ酸を豊富、かつバランスよく含んでいるのが特徴です。
そのためトレーニングをしている人にも愛飲されており、筋肉量増加の手助けをしてくれます。
牛乳は脂質の高さが問題視されがちですが、1日200mlを目安に飲めば太る心配はない程度です。
アレルギーの元となるガゼインを含みますので、アレルギー持ちの人は摂取量を抑える必要があります。

 

③砂糖

砂糖の栄養価はほとんど炭水化物、つまり糖質です。
糖質は太る上に糖尿病を引き起こす原因となるので悪いものと捉えられがちですが、摂りすぎに注意すれば問題ありません。
またチャイに使うお砂糖は、きび砂糖や黒砂糖、はちみつなど精製されていないタイプの甘味料が合うと言われています。
黒糖のようにさとうきびなどの原料から抽出した汁を煮詰めただけのお砂糖は含蜜糖と呼ばれ、ミネラル分を豊富に含んでいます。
最もミネラルが多い含蜜糖は黒糖で、やや渋みがありますが牛乳と合わせるチャイとも相性が良いです。
しかしミネラル豊富とはいえ、含蜜糖のみで1日分を賄えるほどではありません。
含蜜糖に含まれる栄養素はプラスアルファとして働くくらいに認識しておき、摂りすぎには注意しましょう。

 

チャイに含まれるスパイスの栄養

次にマサラチャイに使われることの多いスパイスを5つピックアップし、その栄養価について調べました。

 

①シナモン

シナモンはシナニッケイ(カシア)の内樹皮が原料である香辛料です。
甘いのに特徴的な香りとピリリとした刺激があり、チャイの他シナモンロールやアップルパイなど数多くのデザートに使われています。
シナモンの原料であるシナニッケイの樹皮自体が桂皮と呼ばれ、日本でも生薬として使われることが多いです。
シナモンには、ビタミンKやカルシウム、鉄分など骨の強化に関わるミネラルやビタミンが多く含まれています。
またシナモンに含まれる多様なミネラル分には、体を温める作用があります。
しかしクマリンと呼ばれる肝機能に悪影響を及ぼす成分もあるため、摂取のしすぎには注意が必要です。

 

②カルダモン

カルダモンはショウガ科のショウズク属とアモムム属、複数の植物の種子から作られる香辛料です。
ほのかに柑橘が漂う上品な香りは、チャイには欠かせません。
カルダモンは古代より、防腐性や殺菌性の高いスパイスとして王室にも愛用されてきた歴史があり、解毒作用があります。
この解毒作用は香り成分である1,8-シネオールによるもの、免疫力をアップさせて風邪などの疾患にかかりにくくなります。
また同じく香り成分であるテルピニルアセテートは、胆汁の分泌を促進して胃腸の働きをよくします。

 

③生姜

日本でもよく使われている生姜も、チャイに欠かせないスパイスのひとつです。
生姜は400種類以上もの天然成分が含まれており、健康効果のある栄養もたくさん含まれています。
生姜には体を温める作用があることは有名ですが、その役割を持っているのがギンゲロールとショウガオールです。
血流を良くして発汗を促すことで、体の内側から冷えを改善して温めてくれます。
またこの2つの成分には抗炎症作用、消化促進作用もあるため、風邪のときにはウイルスを撃退しつつ胃腸の調子を整えてくれます。

 

④クローブ

クローブはバニラのような濃厚さを感じる香りが特徴で、こちらもチャイに入れることが多いスパイスです。
クローブにはオイゲノールという成分が含まれており、すぐれた抗酸化作用と抗菌作用を持っています。
さらに鎮痛効果があるので、医療分野でも使われることがあります。
また近年オイゲノールは関節炎に効果があると注目されており、まだまだ知られていない健康効果があるようです。

 

⑤ナツメグ

ナツメグは肉料理に使われることが多いですが、その独特の渋みがある甘い香りはチャイにもよく使われます。
ナツメグに含まれるピネンという成分は、発汗作用や消化促進作用があります。
また食欲増進や腸内環境を整えるミリスチシンという成分も含まれており、体調不良で胃腸の調子が悪いときにぴったりです。
このミリスチシンは向精神作用があるため、大量摂取はしないようにしましょう。

 

チャイの栄養とカロリーは?注意点やデメリットを紹介

チャイの栄養とカロリーは?注意点やデメリットを紹介

ダイエットや美容に気を遣っているなら、チャイの栄養価はもちろんカロリーも気になるところです。
ここではチャイの栄養とカロリーについて解説、注意点やデメリットについても触れています。

 

チャイのカロリー一覧

種類おおよそのカロリー(200mlあたり)
ストレート(スパイスと茶葉だけ)25kcal
牛乳200kcal
低脂肪乳160kcal
豆乳180kcal

チャイのカロリーは、スパイスと茶葉のみのストレートティー(無糖)であれば25kcalとかなり低めです。
牛乳を入れると200kcalまで跳ね上がりますが、牛乳を低脂肪乳や豆乳に置き換えれば若干カロリーは下がります。
しかしチャイのカロリーのほとんどは、一緒に入れる砂糖によるものです。
カロリーを減らしたいなら、牛乳を代用するより砂糖を減らしたり甘味料を変えるほうが効果があります。
少しでもカロリーを減らしたい人は低脂肪乳、イソフラボンなど豆乳の栄養価を摂りたい人は豆乳、本格的な味を楽しみたい人は牛乳がおすすめです。

 

チャイのデメリットが心配な成分

チャイには様々なスパイスを使うので、各々の栄養価を摂ることができます。
しかし一方で、体には良くないとされている成分も含まれているので、摂りすぎには要注意です。

 

①カフェイン

コーヒーに含まれているカフェインは、紅茶葉にも含まれています。
含有量は基本的にコーヒーより少なめですが、それでも摂りすぎると胃腸に悪影響を与えます。
またカフェインは中枢神経系を刺激し、めまいや心拍数増加、不眠などの悪影響もあります。
あくまで摂りすぎによって悪影響があるので、飲みすぎなければ問題はありません。
目安としては、チャイを飲むのは1日2杯までにしておきましょう。

 

②タンニン

紅茶葉には、渋み成分タンニンが含まれています。
チャイは渋みが強い紅茶葉を使うことが多いので、自然とタンニンも多く摂ることになります。
このタンニンは鉄分の吸収を阻害する働きがあるため、摂りすぎると貧血やめまいを起こすことがあります。
また便を硬くする作用もあるため、便秘気味の人はとくに注意しましょう。

 

③シュウ酸

紅茶葉にはほうれん草に含まれていることで有名な、シュウ酸も含まれています。
シュウ酸は尿管結石や腎結石の原因となるうえ、尿管結石ができると激痛を伴います。
また、シュウ酸は腎臓に移動する前の腸にいる段階でカルシウムと結合して便で排泄されるので、カルシウムの多い食品を一緒に摂ることが推奨されています。
そのため、チャイを飲むときはカルシウム豊富な牛乳たっぷりがおすすめです。

 

チャイの栄養素をうまく利用しよう!

チャイの栄養素をうまく利用しよう!

チャイには生薬にも使われたり、古代から医療目的で摂取していたスパイスをたくさん使います。
そのため健康効果もありますが、その一方でデメリットももちろんあります。
チャイを飲むデメリットを発生させないためには、飲みすぎないことが一番です。
チャイは複雑な香りと味わいが楽しめますが、美味しいからと言って飲み過ぎには注意しましょう。

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