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チャイと紅茶の違いは?茶葉から作られた歴史など徹底解説!

チャイと紅茶の違いや歴史を紹介

チャイと紅茶の違いや歴史を紹介

レストランやカフェで目にする機会も増えたチャイですが、紅茶との違いを知っている方は少ないです。

そこで今回はチャイと紅茶の違いを詳しく解説していきます。またチャイの基本的な作り方も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

チャイと紅茶の違いは?

チャイと紅茶の違いは?

チャイと紅茶の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、チャイと紅茶の違いを詳しく解説していきます。

 

茶葉の違い

チャイに使われる茶葉は、短時間でもしっかり煮出すことができるように、茶葉を細かく砕き丸めた製法の「CTC」というタイプがよく使われます。

CTCとはCrush・Tear・Curlの頭文字をとったもので、日本語では砕く・裂く・丸めるという意味になります。

このCTC製法茶葉のアッサムCTCは、チャイでもっとも使われている茶葉です。

アッサムCTCは、深いコクと味の濃さ、渋味の柔らかさ、癖のない香りなどで、これらの特徴がチャイ作りに向いています。

紅茶でよく飲まれているダージリンや、アールグレイは色や香りを楽しむ茶葉ですので、チャイには向いていません。

このようにチャイと紅茶では使われている茶葉に大きな違いがあります。

 

作り方の違い

チャイと紅茶では作り方にも違いがあります。

紅茶は沸騰したお湯で茶葉を蒸らしたあと、カップに注いでミルクや砂糖を加えて作りますが、チャイは茶葉を鍋にかけ煮だして作ります。

チャイは鍋にスパイスと茶葉を入れ煮だしたあと、砂糖やミルクを加えて更に煮だし茶こしでこしながらカップに注いで完成となります。

チャイはミルクティーよりも味が濃く深みも感じられますが、これは作り方の違いにあるのかもしれません。

 

チャイは国によって異なる

チャイは国よって作り方や味も異なります。

チャイの本場インドでは、沸騰したお湯に茶葉を入れ煮出して、そこに砂糖とミルクを加えて作ります。

ミルクティーのような味わいで深いコクと甘みが特徴です。

トルコではミルクを加えない、ストレートタイプのチャイが一般的です。

モロッコでは、ミントを使用した爽快感があるチャイが作られています。

一口にチャイといっても、それぞれの国で作り方や味も異なりますので、色々な国のチャイを楽しむのもいいでしょう。

 

チャイは紅茶と違う?チャイの歴史を解説

チャイは紅茶と違う?チャイの歴史を解説

チャイと紅茶の違いを解説してきましたが、ここからはチャイの歴史を解説します。

チャイと紅茶では、その歴史にも違いがあるようです。ぜひ参考にご覧ください。

 

紀元前の中国の「茶」がはじまり

チャイ・紅茶の歴史は、紀元前の中国のお茶から始まります。

中国のお茶は、チベットの山岳地帯に自生していた常緑樹の茶葉を採取して作られました。

その後その中国茶が日本に伝わり、緑茶の元になる日本茶に進化します。

お茶は、中国では有史以前から薬として飲用されていましたが、6世紀頃から飲み物として一般化していきます。

 

17世紀ヨーロッパに茶が伝わる

お茶は、朝鮮半島や日本には古くから伝わっていたものの、ヨーロッパへと伝わるのは17世紀頃になってからでした。

紅茶は諸説ありますが中国茶の茶葉をヨーロッパへ船で運ぶ際、長旅だったため茶葉が自然発酵し、紅茶が誕生したともいわれています。

このように誕生した紅茶は、17世紀頃にヨーロッパで流通し始めました。

紅茶は非常に高価な舶来品として、文化人や貴族の間で飲用されます。

その後、高価な茶に高価な砂糖を入れて飲むのが貴族の間で流行し、17世紀後半から喫茶習慣が根付き始めます。

 

インドで紅茶の栽培を開始

イギリス国内の茶葉の需要が増えたことで、イギリスは中国から大量の茶を輸入するようになります。

イギリスは、この茶葉を自国の植民地で賄おうと考え、インドで紅茶の茶栽を開始しました。

紅茶は、中国以外の栽培は難しいとされていましたが、1823年にイギリス人の冒険家によって北東部のアッサム州で自生種が発見され、アッサム種として品種改良が始まります。

イギリス国内でも高い評価を受けたアッサム茶は、輸入から栽培へと切り替わって行きます。

生産の中心はアッサム地方へと移って行き、19世紀にインドの紅茶産業が確立しました。

 

19世紀インドでマサラチャイが誕生

インドで茶葉の栽培が始まった頃、紅茶はイギリスの高価な嗜好品で、高品質な茶葉は輸出に回ってしまいます。

インドには良質とは言い難い茶葉のみが残ることになり、この茶葉を使って美味しい紅茶が飲めないかと試行錯誤した結果、スパイスや牛乳、砂糖で煮だしたマサラチャイが誕生しました。

もともとインドではスパイスを湯や乳で煎じて飲む習慣があったため、チャイは紅茶と砂糖で風味付けした飲みやすいものとして、インド国内で徐々に習慣化されました。

現在では、世界中の人々に愛される飲み物となっています。

 

チャイの基本的な作り方

チャイの基本的な作り方

自宅で美味しいチャイを楽しむために、チャイの基本的な作り方を紹介します。チャイを作ったことがない方でも、簡単に作れるレシピですのでぜひ参考にご覧ください。

 

材料

材料はチャイラテ2杯分(400ml)です。

  • 紅茶(アッサムCTCまたはセイロン)小さじ2杯強(約6g)
  • 水150ml~200ml
  • 牛乳200ml~250ml
  • カルダモンホール2~6粒
  • シナモンスティック1本
  • クローブホール2~4粒
  • 砂糖小さじ2~4杯(お好みで調整)

スパイスはお好みで増減させて、自分好みのチャイを作ってください。

 

作り方は5STEP

チャイは5STEPの作り方で完成します。初心者でも簡単ですので、気軽に作ってみましょう。

 

①スパイスの下準備を行う

まずは、ホールスパイスの下準備をしましょう。スパイスは、使う直前に砕いたり割ったりすることで香りが格段に深くなります。

カルダモンは、殻の中に黒い粒上の種が入っていますが、この黒い種に強い香りがあります。

この種を潰すことでカルダモンのいい香りが広がりますので、スパイスミル(乳鉢)を使って潰しましょう。

またクローブも粉砕直後の香りが一番強く出るため、スパイスミルで潰しておきます。

スパイスミルが無い場合は、電動ミルを使うのもおすすめです。

シナモンスティックは、そのまま入れずに折って鍋に入れましょう。

 

②鍋にスパイスと水を入れて火にかける

鍋に分量の水と潰したスパイス(カルダモンはサヤも一緒に)、折ったシナモンスティックはを入れ、湯が沸くまで強火にします。

お湯が沸いたら中火でゆっくりと煮だしてスパイスの香りを出しましょう。

お湯の色が薄茶色になるぐらいが目安です。スパイスが効いたチャイが好きな方は、煮だしの時間を長めにするといいでしょう。

 

③煮だしたら火を止めて茶葉を入れる

スパイスを煮だしたら、火を止めて茶葉を入れ中火で約1分半~2分ほど煮だします。

グラグラと沸騰させずに、中火でコトコトと煮だして紅茶をしっかりと抽出させましょう。

 

④牛乳、砂糖を加えて火にかける

紅茶を煮だしたら、牛乳を加えてかき混ぜながら約2分ほど煮だします。

豆乳が好きな方は豆乳を入れてもいいでしょう。

次に砂糖を加えてひと煮立ちさせます。

砂糖は少し多めにすると、紅茶のほろ苦さと牛乳のまろやかさに砂糖のコクがプラスされます。

カロリーが気になるところですが、一度試してみてください。

 

⑤茶こしでこして完成

中火で沸騰直前まで温めたら鍋の火を止めます。

出来上がったチャイを茶こしでこしながらカップに注ぎましょう。

ポットがある方は、カップに直接注がず一度ポットに入れて1分ほど置いてから、カップに注ぐのがおすすめです。

こうすることで、チャイの味が全体的に馴染みます。

カップに注ぐ時は、勢いよく酸素を含ませるように注ぐと味がまろやかになります。

 

チャイと紅茶の違いを理解してチャイを味わおう

チャイと紅茶の違いを理解してチャイを味わおう

チャイと紅茶の大きな違いは、作り方が異なる点ということが分かりました。

チャイは使用するスパイスの種類や、ミルクの分量によって風味が異なるのも特徴のひとつです。

自宅でも手軽に楽しめますので、お好みの組み合わせを探してみてください。

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