チャイ・スパイス・カフェインなどのおすすめ情報量は日本最大級

スパイス

クローブ(丁子)とは?効果・効能から副作用、使い方まで解説!

クローブ(丁子)の効果や使い方を紹介

クローブ(丁子)の効果や使い方を紹

クローブとは12~15mほどの中高木「チョウジノキ」の花が咲く前、開花直前のつぼみを乾燥させたスパイスです。

小さい釘のような見た目のクローブ(丁子)は、香りが甘く濃厚で料理のスパイスとしてはもちろん、漢方薬や香水の原料としても利用されています。

クローブ(丁子)は2000年以上前から使われていて、世界四大スパイスともいわれています。

スリランカやマダガスカル、インドネシアなどで栽培されていますが、ヨーロッパでは収穫できなかったため、

高価で取引され大航海時代には利益を求めて戦争にもなったほどです。

そんなクローブ(丁子)には、様々な効果・効能があります。

クローブ(丁子)とは、どんな使い方があるのか、効果や効能とともに副作用についても解説します。

 

クローブ(丁子)とは?効能や効果を紹介

クローブ(丁子)とは?効能や効果を紹介

クローブ(丁子)とは、ナツメグやシナモン、コショウなどとともに世界中で愛されているスパイスです。

日本では5~6世紀ごろには刀の錆止めなどに利用されていました。

クローブ=甘いが舌を刺激する独特な香り

クローブ(丁子)は甘く濃厚な香りが特色です。

その香りはクレオパトラも愛したといわれていて、現在でもDiorの「プアゾン」やGIVENCHYの「ランテルディ」といったハイブランドの香水にも使用されています。

スパイシーでオリエンタルな香りが魅力的なクローブ(丁子)は、数あるスパイスの中でも特に刺激的で口にすると舌がしびれるような感じになるでしょう。

 

漢方やアロマテラピーにも使用

クローブ(丁子)とはバニラのような芳香と強い刺激が特徴のスパイスですが、料理や香水以外に漢方やアロマテラピーにも利用されています。

アロマテラピーでは、その刺激的な香りが元気のないときや気分が沈んでいるときなどに、やる気をだし活力を与えてくれる効果が期待できます。

ヨーロッパではオレンジなどに美しくクローブ(丁子)を刺して乾燥させた「クリスマスポマンダー」を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

クローブ(丁子)は殺菌効果が高いためフルーツに刺すことで細菌の繁殖を防ぎ、フルーツはそのまま乾燥しドライフルーツとなります。

飾っておくと天然の芳香剤となりアロマテラピー効果とともに「幸運のお守り」として人気があります。

クローブ(丁子)の効果・効能

クローブ(丁子)の効果・効能

クローブ(丁子)とは香りだけではありません。

紀元前から利用されているクローブ(丁子)には、多くの効果・効能があります。

 

①抗菌作用

食中毒や肺炎などを起こす黄色ブドウ球菌は常在菌ですが、身体の抵抗力が落ちていたりすると増殖し嘔吐や下痢、腹痛などの症状が出ます。

黄色ブドウ菌とは耐性が高いのが特徴で、35~40℃で最も増殖し、100℃で130分は加熱しないと毒素が消えません。

そのため夏場では注意が必要な菌です。

またクローブ(丁子)には、オイゲノールという成分があります。

オイゲノールとは、食品香料に使用されている精油成分ですが、これが黄色ブドウ球菌の増殖を抑える働きがあります。

 

②抗酸化作用

老化や病気については「酸化」が原因です。

「酸化」とは「新鮮でなくなる」という意味ですが、クローブ(丁子)には、抗酸化作用が期待できるでしょう。

人は酸素を取り入れますが、その酸素の数パーセントが「活性酸素」となり、増えた活性酸素が「酸化」し細胞障害を起こし老化や健康被害の原因となります。

余分な活性酸素を取り除くには「抗酸化作用」のあるフェノール物質を取り入れる必要がありますが、クローブ(丁子)には、それが含まれています。

 

③免疫の調整

まだ研究段階ではありますが、クローブ(丁子)には免疫を調整する可能性があるといわれています。

抗酸化物質が多く含まれているクローブ(丁子)は、抗炎症・抗ウイルス作用が期待できるでしょう。

免疫系統が酸化し損傷するのを防いでくれたり菌の増力を防いだりするオイゲノールは、動物実験の段階ですが、炎症を起こす関節リウマチが改善されています。

 

④細胞の良い状態を保つ効果も

悪性の細胞物質はがんリスクを高めています。

特に喫煙が高リスクですが近年では食べ物も原因だという研究もされています。

まだ研究段階ではありますが、クローブ(丁子)には悪性の細胞物質を抑える効果もある、といった研究結果が出ている状態です。

悪性細胞については様々な研究がなされていますが、普段の食事も少し気をつけることでリスクを減らすことも可能です。

クローブ(丁子)の副作用

クローブ(丁子)の副作用

クローブ(丁子)とは、香りのほかに良い効果・効能があるスパイスですが、副作用に注意が必要です。

過剰に心配する必要はありませんが、少し副作用について解説しますのでクローブ(丁子)を利用するときの参考にしてください。

 

妊娠中や授乳中は避けたほうが無難

乾燥クローブ(丁子)に特に副作用はないと言われていますが、子供や妊婦、授乳中の人に対しての副作用がはっきりとしていません。

クローブ(丁子)をそれほど多量に摂取することはないと思いますが、副作用が心配な人、小さな子供や妊娠中の方は香りづけ程度にしてください。

アロマテラピー効果があるクローブ(丁子)をお風呂で利用する人も多いのですが、妊娠中や小さな子供の場合、多量に入れるのは副作用があると心配なので注意しましょう。

また、小さな子供がアロマオイルを誤飲する可能性もあるため、利用には注意してください。

過剰摂取で身体の調子を崩すリスク

クローブ(丁子)の副作用には「下痢」「吐き気」「動悸」「眩暈」「肝臓障害」などがあると言われています。

ただしこれらの副作用は過剰摂取した場合です。

クローブ(丁子)の過剰摂取とは、パウダー状のものを大匙1杯(15g)を一度に使用することです。

香りが強く刺激的な味なクローブ(丁子)を、普通だとそれほど大量に使うことはないでしょう。

副作用の中でも「肝臓障害」となると心配しますが、肝臓障害を起こすような副作用は過剰摂取を長期にわたり使用した場合です。

大量のクローブ(丁子)を長期にわたり起こる副作用なので、普段の生活でクローブ(丁子)を利用しても副作用の心配はないでしょう。

参考サイト:ナチュラルクリニック代々木「凄い!!スパイスの魅力」

 

クローブ(丁子)の使い方

クローブ(丁子)の使い方

クローブ(丁子)とは食事に利用することで効果・効能が期待でき、副作用のリスクもそれほど心配ではないスパイスです。

ここからは特におすすめの使い方をご紹介しますのでぜひ普段の食事に活躍させてください。

 

肉料理の臭みを消す

古くから利用されてきたクローブ(丁子)は、肉料理の臭い消しにピッタリのスパイスです。

クローブ(丁子)は、「精油」「ホール」「パウダー」と三種類が販売されていますが、肉の臭いを消す場合はホールがおすすめです。

肉に少し切り込みを入れてホールのクローブ(丁子)を刺します。

煮たりローストしたりする料理に使うと肉の内部にまで良い香りがするでしょう。

蒸したりゆでたりする場合にはホールを2~3粒加えると臭いが消えます。

 

フルーツやドリンクに香りをプラス

クローブ(丁子)とはバニラのような甘い香りが特徴のスパイスなので、フルーツやドリンクに利用するのもおすすめです。

半分に割ったリンゴの中をくりぬいて作る焼きリンゴではホールのクローブ(丁子)を刺すとよい香りが漂うでしょう。

クローブ(丁子)にはアロマも期待できます。

お好みの果物、オレンジやレモン、スダチなどに竹串で穴をあけクローブを中まで差し込み、パウダーを入れた袋の中でゆっくり転がし表面にもクローブ(丁子)をまぶします。

風の当たる場所で乾燥させましょう。

 

本格的なチャイを作る

リラックス効果が期待できるチャイに利用するのもおすすめです。

沸騰させた水にカルダモン・シナモン・黒コショウにクローブ(丁子)を加え香りをうつし、茶葉を入れて中火で煮出します。

紅茶が抽出したらミルクを加え再度煮出し、砂糖を入れ茶こしで濾しながらカップに注ぎます。

香り豊かなチャイで至福の時間を過ごしてください。

クローブ(丁子)の効果を知って様々な使い方をしよう

クローブ(丁子)の効果を知って様々な使い方をしよう

クローブ(丁子)とは、紀元前から愛された香り豊かで様々な効能が期待できるスパイスです。

副作用はゼロではありませんが、普通の利用量だとそれほど心配することはないでしょう。

老化や健康維持に効果的なクローブ(丁子)を普段の食事に取り入れてみてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

RECOMMEND

おすすめ記事

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

RELATED

PAGE TOP