ウコン茶の作り方や飲む際の注意点・副作用などを解説

お酒を飲む時にウコン入りのドリンクを飲む方も多いことでしょう。
そこで今回は、ウコン茶の作り方を美味しく飲むコツを交えて紹介します。
またウコン茶を飲む際の注意点や、過剰摂取による副作用なども詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ウコン茶の作り方
ウコン茶の作り方を紹介します。
材料
- 材料(1杯分)
- 粉末ウコン 小さじ半分
- 水またはお湯 200㏄
分量はお好みで増減させてください。
粉末のウコンを使ったウコン茶の作り方

粉末のウコンを使ったウコン茶の作り方を紹介します。
①ウコンの粉末をカップに入れる
カップまたはグラスにウコンの粉末を小さじ半分(ティースプーンで軽く1杯)ほど入れます。
②お湯を注いでよくかき混ぜる
ウコンの粉末を入れたカップに水またはお湯を注いでよくかき混ぜます。
③お好みに合わせてはちみつなどを加える
そのまま飲みにくい場合は、お好みではちみつやレモン果汁などを小さじ1ずつ加えると飲みやすくなります。
生のウコンを使ったウコン茶の作り方

粉末のウコンを使ったウコン茶の作り方を紹介しましたが、ここからは生のウコンを使ったウコン茶の作り方を紹介します。
①ウコンの皮を剥いて薄くスライスする
- 材料(1L分)
- ウコン 30〜40g
- 水 1L
- はちみつ お好みで
ウコンの皮をピーラーや包丁で剥きます。皮を剥いたらウコンを薄くスライスしましょう。
②鍋に水とウコンを入れて火にかける
鍋に分量の水とスライスしたウコンを入れて火にかけます。
③沸騰したら火を止めてカップに注ぐ
沸騰させ5分間ほど煮出したら火を止めカップに注いで完成です。
残ったウコン茶は粗熱を取って冷蔵庫で保存することも可能です。
④お好みに合わせてはちみつなどを加える
お好みではちみつや砂糖などを加えます。
ウコンの風味が苦手な方は、砂糖と牛乳を加えたミルクティー風のウコン茶がおすすめです。
ウコン茶を飲む際の注意点4つ

ウコンは身体にさまざまな良い効果をもたらしてくれる食品ですが、どんな食品でも過剰摂取するとかえって身体に悪い影響を与えてしまいます。
そこでここからは、ウコン茶を飲む際の注意点を解説していきます。
ウコン茶の注意点を知って過剰摂取にならないようにしましょう。
注意点①:ウコンの種類によって効果が異なる
ウコンは世界にさまざまな種類があり中国では約20種類、インドネシアでも20~30種類ほど見つかっていると言われます。
日本で一般的にウコンと呼ばれているものは、春ウコン、秋ウコン、紫ウコン、黒ウコンが知られていますが、ウコンの種類によってそれぞれ効果が異なりその特徴に合った方法で利用されています。
健康効果を期待してウコンを摂るためには、自分がどのような効果を期待して摂取するのかを考えながら選ぶと良いでしょう。
注意点②:飲み過ぎはNG
漢方薬として長く利用されてきたウコンは、副作用が少なく安全な食品とされてきました。
しかし近年では、サプリメントなどで長期に渡って大量に摂取することによる健康被害も報告されています。
そのためウコンの飲み過ぎには注意が必要です。
ウコンの色素成分であるクルクミンは、食品安全委員会によって一日許容摂取量を体重1kg当たり3mgと設定されていますが、この量は体重50kgの方で150mgの摂取量となります。
料理にウコンを振りかける程度であれば身体への影響はほとんどありませんが、サプリメントの大量摂取は注意が必要です。
サプリメントは記載されている適量を守るようにしましょう。
注意点③:胃潰瘍や胃酸過多の人はNG
ウコンは通常食事中に含まれる量の摂取であれば安全といわれてますが、過剰または長期摂取では消化管障害を起こすことがあります。
胃潰瘍または胃酸過多、胆道閉鎖症の人には禁忌とされ胆石の人は医師に相談する必要があります。
気になる症状がある方は、ウコンの摂取を控え医師に相談するといいでしょう。
注意点④:肝臓に異常がある場合は避けたほうが無難
ウコンは肝臓機能の回復や強化を目的として多くの方が利用されていますが、肝硬変の女性が粉末ウコン摂取後症状が悪化し死亡した例もあるそうです。
そのため肝臓に障害や持病がある方は安易な摂取は避けましょう。
肝機能障害がない健康な人が、コンビニで買えるドリンク剤をたまに飲む程度であれば過度に心配する必要はありませんが、健康に不安のある方は医師に相談してから飲み、飲み続ける場合は定期的な検査をされることをおすすめします。
ウコンは種類によって効果に違いがある

ウコンの原産地は東インド地方ですが、アジアやアフリカ、中南米の熱帯から亜熱帯の高温多湿な地域にかけて広く自生し、現在世界中に50種類ほどのウコンが見つかっています。
日本でウコンと名称がつくものには、春ウコ・秋ウコン・紫ウコン・黒ウコンの4種類がありますが、このウコンの種類によって身体への効果も違いがあります。
そこでここからは、ウコンの種類による身体への効果を解説していきます。ウコンの違いを知って健康管理に役立てましょう。
ウコンの効果ははっきりしていない
二日酔い対策としてよく飲まれるのがウコンの成分の入ったドリンクですが、アルコールの代謝を助ける働きがあるのかどうかについては、まだはっきりとしたデータはありません。
アルコールの分解が早くなることはあまり期待できませんが、炎症を抑える効果はあるため二日酔いの症状を和らげる目的としては良いかもしれません。
しかしウコンの効果は、はっきりと証明されていませんのでウコンに頼りきるのではなく、健康を維持するためのサポートとして活用するのがおすすめです。
春ウコン

春ウコンは春から初夏にかけて赤い花を咲かせ、日本では主に沖縄や屋久島で栽培されています。
春ウコンはクルクミンを少量含み、精油成分やミネラル、食物繊維が豊富な特徴があります。
精油成分は葉や茎、根などに多く含まれるもので動脈硬化予防などに有効とされており、また精油と豊富な食物繊維の働きでお腹の調子を整えるとされています。
秋ウコン

秋ウコンは、初夏から秋にかけて白い花を咲かせ日本では沖縄で広く栽培されています。
秋ウコンは別名で「ターメリック」と呼ばれ、カレー粉のスパイスで有名です。
秋ウコンのクルクミンは春ウコンの約10倍以上と豊富に含まれています。
クルクミンは肝臓の機能回復に有効とされていますので、お酒を飲む方におすすめです。
紫ウコン

紫ウコンはガジュツとも呼ばれ、紫色をした根が特徴的です。
日本では屋久島や沖縄、奄美大島などの暖かい地域で栽培されています。
クルクミンの含有量は少ないですが精油成分やミネラル、アントシアニンを含んでおり血行を良くする働きが知られています。
黒ウコン

黒ウコンの根茎の断面は濃い紫色をしており、初夏に薄いピンク色の花を咲かせます。
原産国はタイですが日本では沖縄で栽培されています。
黒ウコンのクルクミンは少量ですが、ミネラルの一種のセレンやポリフェノールの一種のアントシアニンが豊富です。
そのため抗酸化作用や滋養強壮に良いとされています。
飲み過ぎに注意してウコン茶を生活に取り入れてみよう

ウコンは身体にとってうれしいメリットがある一方で、摂り過ぎは悪影響を及ぼす場合もありますので注意が必要です。
ウコン茶を生活に上手に取り入れて健康管理に役立てましょう。
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