チャイが生理中の女性におすすめである理由などを解説

生理中は身体の不調を感じやすくなりますが、チャイを飲むことで不快な症状が緩和されると言われています。
今回は生理中にチャイがおすすめの理由やチャイの効果効能、注意点などを徹底解説。
普段から生理の症状が重たくて困っている方、生理中の痛みを少しでも和らげたい方はぜひ参考にしてくださいね。
チャイは生理中の女性に効果的?生理痛が起こる仕組み

そもそも生理痛はどうして起こるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、生理痛が発生するメカニズムや症状を和らげる方法を解説します。
生理痛の原因は過剰な子宮の収縮
生理になるとはがれ落ちた子宮内膜が、血液と一緒に経血として身体の外へ排出されます。
この際に分泌される物質「プロスラグランジン」が生理痛を引き起こす主な原因のひとつです。
プロスラグランジンが増加すると子宮が過剰に収縮され、下腹部や腰の辺りに痛みを感じやすくなります。
体質的にプロスラグランジンの分泌量が多い人は生理痛が重くなるようです。
冷え性が痛みにつながることも
身体が冷えると血流が滞り、痛みを感じやすくなると言われています。
生理中は基礎体温が下がることで血液に粘りが発生しやすくなり、この粘りのある血液が身体の外へ排出されるときに痛みが生じます。
日頃から冷え性に悩んでいる方は生理の症状が重くなりやすい傾向があるようです。
生理痛を緩和させるためには体温を上げて身体が冷えないように工夫する必要があります。
子宮を温めて生理をスムーズに
生理痛を緩和させるためには血の巡りをよくして子宮を温めることが大切なので、おへそや腰の辺りを温めるとよいでしょう。
日頃から冷え性に悩んでいる方は、血行を改善するために質のいい食事や運動を心がけてください。
身体が冷える食品の摂取はなるべく避け、1日15分のウォーキングや10回程度のスクワットを行うと効果的です。
筋肉を増やすと身体が温まりやすくなり、生理の症状を軽減させる効果が期待できます。
チャイは体を温めるのに最適な飲み物
身体の冷えを解消するのにチャイはぴったりな飲み物と言われています。
チャイに用いられるスパイスに、身体を温める作用や生理痛を緩和させる働きがあるためです。
生理中のときに限らず、冬の寒い日や身体をしっかり温めたいときはスパイスをたっぷり入れたチャイを飲むと効果的でしょう。
チャイが生理痛や冷え性に効果的である理由や効果効能

ここでは、チャイが生理痛や冷え性に効果的である理由や効果効能を解説します。
チャイのメリットを知りたい方は目を通してみてください。
理由①:お茶は体を温める
温かいお茶を飲むことで血の巡りがよくなり、生理の症状を和らげる効果が期待できます。
お茶の中でも紅茶やウーロン茶、ほうじ茶といった発酵茶が血行の改善に有効的です。
ただしお茶の多くはカフェインが含まれているため、飲みすぎると身体に悪い影響を与える可能性があります。
カフェインが気になる場合はルイボスティーや麦茶を選ぶとよいでしょう。
理由②:効果的なスパイスがたっぷり
チャイには生理中の女性に有効的なスパイスが豊富です。
代表的なスパイスを挙げると、痛みを緩和させる効果が期待できるシナモンや生姜、子宮の働きを活発にするクローブなどがあります。
ご自身の気になる症状に合わせて、使用するスパイスの種類や量を調整するとよいでしょう。
理由③:アレンジしやすい
チャイは気軽にアレンジしやすいため、体調に合わせて使用する材料を変えるとよいでしょう。
生理中はカフェイン、牛乳、砂糖の摂取をなるべく避けたほうがいいとされています。
チャイには一般的に紅茶の茶葉が使われますが、生理中はノンカフェインの茶葉を使用するのがおすすめです。
また、牛乳・砂糖の代わりに豆乳やはちみつを使うことで身体への負担を減らすことができます。
生理中にチャイを飲む際の注意点

生理中に飲むと効果的だとされているチャイでも、気をつけるべきポイントがあります。
飲み方を間違えると生理の症状が悪化してしまう可能性があるため、注意が必要です。
1日に1~3杯程度にしておく
紅茶にはカフェインが含まれているため、チャイを飲む量には気をつけましょう。
カフェインには血管を収縮させる作用があり、摂りすぎると動機、めまい、不安感、吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。
鉄分の吸収を阻害する働きにより貧血になりやすくなり、生理痛が悪化することも。
200mlのマグカップであれば1日あたり1〜3杯程度におさえるのが理想的です。
砂糖を入れすぎない
生理中に甘いものを摂取するとイライラ感が抑えられるというメリットがあります。
またチャイは甘くしたほうがおいしく仕上がると言われていますが、砂糖の入れすぎには注意が必要です。
特に白砂糖は血糖値を急上昇させやすく、インスリンの働きによって急激に低下することで、体温が下がって身体が冷える原因につながります。
はちみつは血糖値の上昇が比較的ゆるやかになるため、砂糖の代わりにはちみつを使うとよいでしょう。
生理中におすすめのチャイの作り方

生理の症状が辛いときにおすすめのチャイの作り方を解説します。
少ない材料で簡単に作れるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
生理中にはルイボスティーと豆乳のチャイがおすすめ
生理中にチャイを飲むなら紅茶の代わりにルイボスティーを、牛乳の代わりに豆乳を使うのがおすすめです。
豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンとよく似た働きをするため、生理の不快な症状を和らげる効果が期待できます。
スパイスは身体を温める作用や痛みを和らげる効果が期待できるシナモンや生姜を使いましょう。
材料(2杯分)
- ルイボスティーの茶葉 大さじ2
- 豆乳 250ml
- 水 150ml
- はちみつ お好みの量
- おろし生姜 小さじ1/2
- シナモンパウダー お好みの量
今回のレシピでは砂糖の代わりにはちみつを使います。
はちみつは少しの量で甘みが出やすいため、砂糖を使用するよりもカロリーを抑えることができます。
作り方
ルイボスティーや豆乳を使用した、身体に優しいチャイの作り方を紹介します。
ノンカフェインなのでおやすみ前の一杯にもおすすめです。
①鍋に水を入れて火にかける
鍋に150mlの水を入れ、強火にかけてください。
カップに注ぐ際にこぼれないよう、使用する鍋は注ぎ口があるものを使うのがおすすめです。
②沸騰したら茶葉とスパイスを入れて煮出す
沸騰したらルイボスティーの茶葉とスパイスを入れて煮出します。
お湯の色が濃くなり、スパイスが香ってくるまでしっかり加熱しましょう。
③鍋に豆乳を注ぎ沸騰直前まで弱火で加熱
鍋に豆乳を入れ、沸騰直前まで弱火で温めます。
吹きこぼれないように注意してください。
加熱しすぎると豆乳に含まれる大豆タンパクが固まり、表面に膜が張ってしまう場合があります。
④茶こしでこしながらカップに注ぐ
茶こしでしっかりとこしながらカップに注ぎます。
はちみつは飲む直前にお好みの量を入れてください。
高温の状態で入れるとはちみつの有効成分が失われてしまいます。
60度程度の飲みやすい温度まで冷ましてから加えるようにしましょう。
チャイを上手に活用して生理中のつらさを和らげよう

チャイを生理中に飲むメリットや注意点、おすすめレシピを紹介しました。
生理中は子宮の収縮や身体の冷えが原因で下腹部に痛みを感じることがあるようです。
辛い症状を緩和させるためにチャイを飲むことはよいとされる一方で、カフェインや砂糖の摂りすぎには十分注意する必要があります。
チャイはアレンジしやすい飲み物なので、生理中に飲む場合はノンカフェインの茶葉やはちみつを使用するとよいでしょう。
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