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キームンとはどんな紅茶?特徴や5つの効果効能まで紹介!

キームン紅茶の特徴や効果効能を紹介

キームン紅茶の特徴や効果効能を紹介

紅茶に興味を持つと、どんどん色々な紅茶を飲んでみたくなるものです。キームンは中国で生産されている世界三大銘茶のうちのひとつで、主にイギリスで飲まれている世界的に評価の高い紅茶です。

とくに香り高さが世界的に評価されており、独特のスモーキーな香りや味わい深さは紅茶好きなら一度は飲んで欲しい銘品です。今回はキームン紅茶について、効果効能や基本的な情報を集めました。

キームンとはどんな紅茶?

キームンとはどんな紅茶?

まずはキームンとはどんな紅茶か、基本的な知識から身につけましょう。

中国の「祁門」で作られている紅茶

キームンは中国の「祁門」地方が産地の紅茶を指します。
キーマン、キーモンと呼ばれることもあります。
人口世界第一位の中国は、実は世界最大のお茶の生産地です。
お茶の収穫量は中国が300万トンほど、2位のインドが140万トンほどと2位以下を大きく引き離しています。
チャノキの原産国とも言われる中国ですが、生産しているお茶のほとんどは緑茶として親しまれています。
収穫されたお茶の1割程度が発酵過程を経て紅茶となり、世界各地へと輸出されています。

世界三大銘茶の1つ

キームンは世界三大銘茶の1つに数えられているほど、世界中で高く評価されています。
1915年に開催されたサンフランシスコ万国博覧会では最高金賞、1987年にはモンドセレクションで最優秀金賞を受賞しています。
古くからとくにイギリスで親しまれており、今もキームンは国内ではなくほとんどが輸入に回されているのが現状です。

香り良くまろやかな味わいが特徴

キームンは「紅茶のブルゴーニュ酒」とも呼ばれるほど、ふくよかな香りを含んでいるのが特徴です。
また渋みや苦味が少なく、マイルドで飲みやすいのもキームンが多くの人を虜にする理由のひとつです。
このような味わいと香りがあるのは、キームンを製造するときの工程が鍵です。
キームンは茶葉を乾燥させるときに炭火でゆっくり乾燥させる過程があるため、芳醇で香り高くかつマイルドな味わいに仕上がります。

品質の良い茶葉はスモーキーさが少ない

キームンは茶葉の品質によって階級があり、階級の高い茶葉ほど製造工程が多くなります。
品質の良い上級の茶葉はより一層渋みやスモーキーさが少なく、飲みやすいのに旨みと甘みが絶品です。
スモーキーさが少ないから香りが弱いわけではなく、品質の良い茶葉は甘い果物の蜜のような香りも漂わせます。
このような品質のよいキームンは、一般的にはほとんど出回りません。
エリザベス女王やルーズベルト大統領も愛したと言われている超上級のキームン、ぜひ味わってみたいものです。

キームン紅茶が持つ5つの効果効能

キームン紅茶は製造過程が多く、その過程の中でさまざまな栄養素が生まれています。
ここではキームン紅茶の効果効能について、5つご紹介します。

①抗酸化作用(アンチエイジング)

キームン紅茶は、緑茶に多いカテキンが豊富に含まれています。
カテキンとはポリフェノールの一種、紅茶の苦味や渋みを感じさせる成分のひとつです。
カテキンは活性酸素を除去したり、無毒化する効果があります。
活性酸素は呼吸によって体内に入った酸素が活性化したもので、ウイルスや細菌を撃退してくれます。
しかしその反面、活性酸素が多くなり過ぎると健康な細胞まで傷つけるようになるのが厄介なところです。
体の老化を早めたり、がんを進行させるなどの悪影響があります。
そういった老化を早めないためには、カテキンの抗酸化作用が有効です。

②殺菌・抗菌作用

キームンに含まれるカテキンやタンニンには、抗酸化作用の他に殺菌・抗菌作用もあります。
食中毒の原因になるO-157やピロリ菌の増殖を抑え、食中毒や胃潰瘍の予防に役立ちます。
また、カテキンは抗ウイルス作用があるため、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。
冬の寒い時期など、体の免疫が落ちやすい時期には積極的に取り入れましょう。

③デトックス効果

キームンには、コーヒーで有名なカフェインが含まれています。
カフェインは利尿作用が高く、尿の排泄を促して体内に溜まった水分や毒素を体の外に出してくれるデトックス効果があります。
余計な水分を排泄するデトックスは、体のむくみに効果的です。

④リラックス効果

キームンは、お茶に含まれるアミノ酸の一種テアニンが豊富です。
このテアニンはお茶の旨み成分である一方、リラックス効果も期待できます。
お茶や紅茶を飲んだときにホッとするのは、テアニンのリラックス効果によるものです。
温かいキームン紅茶の香りを楽しみながらゆっくり飲むと、さらにリラックス効果が高まります。

⑤脂肪の吸収を抑える

キームンに含まれるカテキンには、脂肪の吸収を抑える効果があります。
食事によって体内に入った脂肪は、リパーゼによって分解されて小腸から血管へ移動します。
食後は血中の中性脂肪が一時的に上がりますが、通常であればその後代謝されて中性脂肪値は下がります。
しかし代謝の異常などがあると、血中の中性脂肪が高いままとなり、体脂肪や内臓脂肪に蓄積される、これが肥満の原因です。
カテキンは脂肪の吸収を抑えることで血中の中性脂肪の上昇を緩やかにし、体に脂肪を溜めにくくしてくれます。

キームン紅茶おすすめの飲み方

キームンは独特の香り高さを活かし、ストレートで飲むのがおすすめです。
また濃い水色とコクがあるので、牛乳とも相性抜群です。
ここではキームン紅茶の美味しい淹れ方や飲み方をご紹介します。

①ストレート

キームンの芳醇な香りと旨味成分が多い味わい深さを感じるには、ストレートで飲むのがベストです。
砂糖を加えても良いですが、キームン自体に甘みがあるのでブラックティーで飲むのがおすすめです。
淹れ方は簡単、お湯で温めたティーポットに2杯分のキームン茶葉を入れ、300mlのお湯を入れたら3分ほど蒸らしてできあがりです。

②ミルクティー

キームンが多く消費されているイギリスでは、ミルクティーにして飲むのが一般的です。
渋みはそこまで強くありませんが、コクがあって水色が強いので、ミルクを入れると美しい琥珀色になります。
淹れるときに蒸らす時間を長くしすぎた場合は牛乳を入れてミルクティーにするとまろやかに飲めます。
ミルクティーは砂糖を多めに淹れるとコク深さがアップするので、甘めに味付けしましょう。

キームン紅茶に合うお菓子

紅茶はリラックスしたいときや休憩時間によく飲まれるもの、お菓子と合わせれば糖分を補給しつつより美味しさが広がります。
キームンは香りが他の紅茶よりクセがあり、旨みが強いのが特徴です。
そのためお菓子も味やコクが強いものの方が、お互いを引き立てあって美味しくいただけます。

スコーン

紅茶と合わせる定番のお菓子といえば、小麦粉とバターを練って焼き上げたスコーンです。
バターのコクとほんのり感じる甘みを、キームンが引き立ててくれます。

チーズケーキ

チーズの濃厚な味わいが楽しめるチーズケーキも、キームンと相性抜群なスイーツです。
チーズの独特で濃厚なミルクの香りには、キームンのスモーキーな香りがぴったりです。
濃厚なチーズケーキの舌触りを、紅茶でさっぱりできるのも醍醐味です。

酸味のあるフルーツ

キームンはレモンやオレンジなどの柑橘系、イチゴなどのベリー系フルーツともよく合います。
キームンのスモーキーな香りのクセが、爽やかな香りによってうまく調和してくれます。

まろやかなキームン紅茶でリラックスタイムを楽しもう

キームンは香り高く、まろやかで旨みが強いのが特徴です。一般的にはグレードの高いキームンは中々手に入りませんが、入手できる機会があればまずはブラックティーで楽しみましょう!
紅茶なのに芳醇で甘い香り、旨みの強さはキームンならではです。

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