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紅茶の蒸らし時間をプロが解説!茶葉ごとの一番美味しい時間をそれぞれ解説!

紅茶の蒸らし時間を解説!

紅茶の蒸らし時間を解説!

美味しい紅茶を淹れるためには、紅茶の蒸らし時間を知っておくことが大切です。

茶葉の種類ごとに覚えておくと、茶葉本来の美味しさを最大限引き出せます。

そこで今回は茶葉の種類別に一番最適な、蒸らし時間を解説していきます。

また茶葉を蒸らし過ぎた時の対処法にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

紅茶の一番美味しい蒸らし時間とは?

紅茶の一番美味しい蒸らし時間とは?

紅茶は茶葉から淹れる際は、茶葉の種類によって蒸らし時間が異なります。

蒸らし時間を間違えると、せっかくの美味しい紅茶も台無しになってしまいます。

そこでここからは、紅茶の一番美味しい蒸らし時間を茶葉別に解説していきます。

茶葉の蒸らし時間を知って、美味しい紅茶を淹れましょう。

 

アールグレイは短め

アールグレイは、紅茶の中で一番好きという方も多い人気の茶葉ですが、アールグレイは人工的に茶葉に香りを付けたフレーバーティーになります。

フレーバーの香りを活かすためにも、蒸らし時間は短くし約1分程の蒸らし時間にしましょう。

蒸らしの時間が長くなると苦みが出て、香りも悪くなってしまいます。アールグレイは、ストレートティーで飲むと香りが楽しめますのでおすすめです。

 

ダージリンは長め

世界三大銘茶の一つといわれ、その特有のフルーティーな香りから、紅茶のシャンパンとも呼ばれているダージリン。

ダージリンは、インドの北東部に位置するダージリン地方で収穫された茶葉で、爽快感のある引き締まった渋みと深いコクのある味わいが特徴です。

ダージリンは緑茶に近い茶葉ですので茶葉の崩れやカットが少ない分、成分を抽出するのに時間が必要になります。

そのため約4分程蒸らしましょう。

ダージリンティーをもっとも美味しく味わうには、ストレートがおすすめです。

ダージリンティーならではの繊細な香りを楽しむには、何も入れずに本来の味わいを感じて下さい。

 

ティーバッグは40秒から3分

手軽さが人気のティーバッグでも、ちょっとした工夫でリーフティーのような美味しい紅茶が楽しめます。 

ティーバッグの蒸らし時間は商品によって異なりますので、パッケージの表記を確認しましょう。

ティーバッグは40秒から3分程度が蒸らし時間の目安です。

フタをすると香りを逃がさずしっかり蒸らすことができます。強く振りすぎたり、スプーンで押しつぶしたりすると渋みがきつくなりますので、取り出す際は注意しましょう。

 

ハーブティーは3分

ハーブティーは、様々な薬用植物を乾燥させてお茶にしたものを指します。

紅茶のように単一種類の植物(チャノキの葉)ではなく、多様な種類のハーブを使ったお茶の総称をハーブティーといいます。

代表的な物に、カモミールティー・ミントティー・レモングラスティーなどありますが、それぞれ香り・味・特徴も全く異なります。

ハーブティーは、紅茶と違い渋みが少ないため、長く蒸らすのがおすすめです。

3分程が目安ですが、ハーブが大きい物や固い物は5分程蒸らすといいでしょう。

大きめのハーブは細かく刻んでおくと蒸らし時間を短縮できます。

 

イギリスでは8分

イギリスでは、茶葉を8分蒸らしている、茶葉を入れっぱなしにしている、などの話しを耳にした方も多いでしょう。

しかし、日本で同じことをしてしまうと紅茶が驚くほど渋くなってしまいます。

では、なぜ日本では渋くなってしまうのでしょうか。

その大きな原因は、水の硬度の違いにあります。

イギリスの水は、カルシウム量などミネラル分が多い硬水が使われています。

硬水で紅茶を淹れるとミネラル分のせいで、茶葉からタンニンが溶け出しにくくなります。そのため、旨味や香りを引き出すために長時間蒸らす必要があるのです。

日本の水は軟水ですので、蒸らし時間を長くすれば、抽出が過度に進んでしまい紅茶が渋くなってしまいます。

日本とイギリスでは水の種類が違うことを覚えておくといいでしょう。

茶葉の形状によっても異なる

紅茶に加工する際に茶葉をカットしないものをフルリーフ(ホールリーフ)といいます。

フルリーフは、熱湯の中でよれている茶葉がほぐれるのに時間がかかりますので、蒸らし時間を長く(4分程)しましょう。

細かくカットされている茶葉は、ブロークンタイプといいます。

茶葉が細かく短時間で成分が抽出されますので、蒸らし時間は短く2分程がおすすめです。

紅茶を蒸らしすぎないお湯の適温とは?

紅茶を蒸らしすぎないお湯の適温とは?

紅茶の蒸らし時間を解説してきましたが、紅茶を美味しくするためには適切なお湯の温度で淹れることも大切です。

ここからは、紅茶の風味を引き出すお湯の適温について解説します。

 

100度のお湯が最適

紅茶を淹れるお湯は、ボコボコと泡が出ているくらいの熱湯が最適です。

紅茶の風味を構成する成分、タンニンが溶け出してくるのが95度以上と言われていますので、100度を目安にしっかりと沸かしましょう。

お湯は沸き始めがだいたい93度、ぐらぐらと煮え立つと98度程になります。

ボコボコと沸騰してから、30秒程我慢して手早くポットに注ぐのがおすすめです。

 

温度の低いお湯は紅茶の風味が損なわれる

紅茶の風味であるタンニンが溶け出すのが95度以上と説明しましたが、カフェインは約80度で溶け出します。

そのため95度以下のお湯では、カフェインばかりが強く出てエグミのある紅茶になってしまいます。

お湯の温度が高ければ、カフェインとタンニンのバラスが良くなり、風味豊かな紅茶になりますので、高温のお湯で淹れると覚えておきましょう。

 

紅茶を蒸らしすぎてしまったらどうする?

紅茶を蒸らしすぎてしまったらどうする?

紅茶の蒸らし時間に気をつけていても、うっかり蒸らし過ぎてしまったと失敗することもあります。

せっかく淹れた紅茶を無駄にしないためにも、紅茶を蒸らしすぎた時の対処法を知っておきましょう。

 

ミルクティーで渋みをまろやかに

蒸らしすぎて紅茶の苦みや渋みが気になる場合は、牛乳と砂糖をたっぷり加えたミルクティーにするのがおすすめです。

ミルクティーにすることで紅茶の苦みや渋みがまろやかになり、とても飲みやすくなります。

一般的には、ストレートで楽しむことが多いアールグレイはミルクとの相性が抜群ですので、アールグレイで蒸らしすぎた時はぜひ試してみてください。

 

ロシアンティーでジャムの酸味を感じる

ロシアンティーは、紅茶を濃いめに淹れることがポイントですので、蒸らしすぎてしまった紅茶におすすめです。

ロシアンティーは、紅茶を飲む前に好みのジャムを口に含み、紅茶とジャムが口の中で混ざり合う感覚を楽しむのが本来の飲み方です。

日本でロシアンティーというと、紅茶の中にジャムを入れて飲むスタイルと認識している人も少なくありませんが、本場ロシアでは紅茶の中にジャムは入れません。

しかし、飲み方や好みは人それぞれですので、好きなスタイルでロシアンティーを楽しむといいでしょう。

 

チャイでスパイシー感を楽しむ

チャイは茶葉を煮込んで作りますが、茶葉を濃いめに抽出して牛乳を混ぜて作る人も多いようです。

紅茶を蒸らしすぎて濃くなってしまった時は、チャイにしてスパイシー感を楽しむのもいいでしょう。

スパイスを煮込むのが面倒な方は、上からスパイスパウダーを振りかけるのがおすすめです。

 

紅茶の茶葉ごとの蒸らし時間をマスターしよう

紅茶の茶葉ごとの蒸らし時間をマスターしよう

紅茶は蒸らし時間を守り、適温のお湯で淹れることで美味しい紅茶になります。茶葉によって蒸らし時間を変えたり、お湯の温度に気を付けなければならないため、難しく感じますが回数を重ねていくうちに慣れていくことでしょう。

茶葉ごとの蒸らし時間をマスターして美味しい紅茶を楽しんでください。

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