玄米茶のカフェイン量や寝る前に飲むことについて解説

良質な睡眠を求めている方やリラックス効果のあるお茶を知りたい方に必見の記事です。
今回は玄米茶に含まれるカフェイン量や寝る前に玄米茶を飲むと得られる効果についてまとめました。
玄米茶は血圧の上昇を抑制したり、リラックス効果を高めたりする効果が得られます。
ぜひ玄米茶のカフェイン量や効能を知って、あなたの生活に取り入れてみましょう。
玄米茶のカフェイン量はどのくらい?

玄米茶のカフェイン量についてまとめました。
またコーヒーや緑茶のカフェイン量と比較しながら、玄米茶のカフェイン量をイメージしてみましょう。
妊娠中の方への注意事項もまとめています。
玄米茶のカフェイン含有量は100mlあたり10mg
まず玄米茶とは、水に浸して蒸したお米を炒ったものと番茶やせん茶などをほぼ同量の割合で加えたお茶です。
香ばしい味わいが特徴的で老若男女問わず、人気があります。
玄米茶のカフェイン量は0.01%、つまり100mlあたり10mgしか含まれていません。
カフェイン量がとても少ないお茶なので、寝る前に飲むお茶としてもおすすめです。
コーヒーや緑茶と比較すると?
100mlあたりのカフェイン含有量 | |
インスタントコーヒー | 60ml |
緑茶(せん茶) | 20ml |
玄米茶 | 10ml |
飲み物100mlに含まれるカフェイン量をコーヒーと緑茶(せん茶)、玄米茶で比較した表です。
明らかに玄米茶に含まれるカフェイン量が少ないことが分かります。また紅茶や烏龍茶、ほうじ茶などと比較しても含まれるカフェイン量は少ないため、妊娠中や授乳中の方やカフェインの作用が気になる方でも安心して飲めます。
妊娠中の方や授乳中の方は飲み過ぎに注意が必要
妊娠中や授乳中の方は玄米茶を含めた、他のお茶の飲みすぎには注意が必要です。
玄米茶に含まれているカフェイン量は少なく安心ですが、安心しきって紅茶やコーヒーなどカフェインが比較的多いお茶と合わせて飲むことで1日のカフェイン摂取量が多くなりすぎないように注意しましょう。
WHO(世界保健機構)では1日のカフェイン摂取量は300mgと定められています。
大切な赤ちゃんにも影響を与えてしまうカフェインです。
カフェインの摂り過ぎには注意しながら、玄米茶を楽しみましょう。
寝る前に玄米茶を飲んでも大丈夫?

カフェイン量の少ない玄米茶は、寝る前に飲んでも大丈夫なのか解説します。
カフェインによる覚醒作用が気になる方や良質な睡眠を求めている方は目を通してみましょう。
寝る前の玄米茶にはリラックス効果が期待できる
寝る前に玄米茶を飲むと、リラックス効果が期待できます。
特に玄米茶に含まれるテアニンには、α波という脳波を脳内で増加させる働きがあるため、リラックス効果が高まるとされています。
脳がリラックスすると、ストレスや疲れが和らぎます。
集中力や感情のコントロールを安定することもできるので、寝る前のみならず毎日の生活に取り入れたいお茶です。
カフェインの影響が心配なら飲まないほうが無難

カフェインの含有量が少ない玄米茶ですが、カフェインの作用が心配な方は飲まない方が良いでしょう。
特に夜眠れない、眠りが浅いなど神経質になっていることがあれば、少量のカフェインが身体に入っただけでも敏感に感じてしまいます。
どうしても玄米茶が飲みたくて仕方ないときは、体調が良い日などに試してみましょう。
寝る直前に飲むのは避けるのがおすすめ


カテキンは緑茶に共通して含まれる苦味成分でポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用や殺菌、抗菌作用を持っています。
生活習慣病や肥満を予防したり、細菌やウイルスから体を守ったりする効果に優れています。
虫歯や風邪気味のときなどにも効果的です。
テアニン

テアニンは緑茶の旨味成分のことで、高級なお茶を使った玄米茶ほど多く含まれます。
テアニンはストレスを軽減し、脳機能の低下を抑制する効果があります。
疲れが溜まっている人や多忙な毎日を過ごしている方におすすめの成分です。
GABA

GABAとは、y-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略したもので、アミノ酸の一種です。
もともと人間の体内にも存在する物質ですが、白米が1mg含まれていると言われているのに対し、玄米には4mg含まれていると言われています。
GABAの摂取により、脳波が刺激されてストレスが軽減したり、血圧の上昇を抑えたりしてくれます。
またエネルギーの消費を高めて、内臓の代謝を上げる働きもあります。
さらには睡眠の質を整える効果もあるため、寝不足の方やすぐに寝付けない方におすすめの成分です。
γ-オリザノール

γ-オリザノールは玄米に含まれているポリフェノールの一種です。
米類の油分に含まれており、医療用医薬品や化粧品などにも使われています。
特に日本では高脂血症や自律神経失調症の医薬品として活躍している成分です。
γ-オリザノールには、血行を良くしてコレステロールを低減させる効果、脳の機能の劣化防止などの効果があります。
ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、体内の脂質の酸化を防いでくれます。
また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立つことから「若返りのビタミン」とも呼ばれます。
また紫外線や外的刺激から肌を守ったり、皮膚の新陳代謝を高めてメラニンの排出を促したりするため、シミやソバカスで悩んでいる方におすすめの成分です。
身体の健康だけではなく、美容にも効き目のあるビタミンEです。
ビタミンB1

ビタミンB1は糖質代謝をサポートするビタミンです。疲労回復にも大きな役割を果たすことから「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。
また、脳神経や末梢神経系を正常に保つ効果もあります。
ビタミンB1が不足すると、疲れがなかなか取れなかったり、イライラしやすくなったりするなど日常生活に支障が生じます。
手軽にビタミンB1が摂取できる玄米茶は、心身の健康のためにも毎日飲みたいお茶です。ぜひ取り入れてみましょう。
玄米茶はカフェイン少なめの優しいお茶

玄米茶はコーヒーや紅茶、せん茶などに比べてカフェインが少ない優しいお茶です。
また玄米茶にはカテキン、テアニン、GABAなど健康的な心身を保つ成分が含まれ、ストレスの軽減や生活習慣病の予防などにも効果があります。
さらに肌のバリア機能を高めるなど美容にも効果てきめんです。
ぜひ毎日の習慣に玄米茶を取り入れてみましょう。
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