チャイのスパイスの種類やチャイティーに合うスパイスを紹介
チャイのスパイスって何種類あるのだろう?チャイティーに合うスパイスってどれ?などチャイのスパイスに悩む人は多いです。
そこで今回はチャイのスパイスの種類や、チャイティーに合うスパイスを詳しく解説していきます。
また、チャイティーに合うおすすめのスパイス組み合わせも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
チャイのスパイスは種類?代表的なスパイスを紹介
本来「チャイ」とは、ブラックティーとミルクがベースの飲み物で、紅茶の茶葉をミルクで煮だして作ります。
この「チャイ」にスパイスを加えた物を「マサラチャイ」と言いますが、一般的にチャイといえばマサラチャイを指すことが多いです。
ではチャイに加えるスパイスは何種類あるのでしょうか。
ここではチャイで使われる代表的なスパイスを紹介します。
1.シナモン
シナモンはスパイスの代表格で、肉桂(ニッケイ)という樹木の樹皮から作られます。
シナモンはスリランカで栽培されるセイロンシナモン、ベトナム・中国で栽培されるカシアと大きく分けて2種類ありますが、カシアの方が価格は安いです。
カシアはスパイシーでワイルドな風味、セイロンシナモンは優しい上品な風味ですので、どちらが好みか試してみるといいでしょう。
2.カルダモン
カルダモンはスリランカやインドが原産で、ショウガ科の多年草の実からできた種子状のスパイスです。
世界で最も古いスパイスと言われ、市場でも高値であることからスパイスの女王と呼ばれています。
ハーブとレモンを掛け合わせたような上品な香りが特徴で、チャイとの相性も抜群です。
カルダモンはハーブの中でも抗酸化作用が強く、シミやシワなどのアンチエイジングに期待できるといわれています。
3.クローブ
クローブはフトモモ科の常緑樹で、開花直前の花のつぼみを天日干しで数日乾燥させたものをスパイスとして使用します。
バニラに似た甘い香りに、独特の刺激的な香味があるのが特徴です。
噛むと刺すようなシャープな刺激で辛くかつ苦味がありますが、他の材料と混ぜたり料理に加えることで、このような刺激は少しマイルドになります。
チャイの香りを際立たせたい人におすすめのスパイスです。
4.ジンジャー
3000年も昔から熱帯で栽培されてきた歴史あるスパイスのジンジャー(ショウガ)ですが、西欧では料理よりも甘い味と組み合わせて使われることが多いです。
日本では魚料理の臭み消しや、葛湯、甘酒、寿司のつまなど幅広く使われています。
身体を温める作用がありますので、寒い時期におすすめのスパイスです。
5.ナツメグ
ナツメグは、インドネシアのモルッカ諸島原産の果実「ニクズク」からとれるスパイスで、ほんのりとした甘みとスパイシーな風味が特徴です。
肉料理の臭み消しや野菜の旨みを引き出す役割があり、ハンバーグを作る時に使う人も多いでしょう。
クローブに似た甘い芳香と、胡椒に似た刺激的でスパイシーな風味でチャイとの相性も抜群です。
軽い苦みがあるので、入れ過ぎないように注意しましょう。
チャイのスパイスのそれぞれの特徴
チャイに入っているスパイスには体に良い効果・効能があるといわれています。
そこでここからは、チャイで使われているスパイスの特徴や嬉しいメリットなどを紹介します。
適正使用で身体に良い効果
チャイのスパイスでよく使われるシナモンは、豊富なミネラル成分とビタミンが含まれており、消化促進、血行改善、抗菌効果が期待できます。
またシワ・シミ・タルミなどの美容面での効果もあるとされ、女性におすすめのスパイスです。
カルダモンは、コレステロールや血流をコントロールし、胃腸を守る効果があるといわれています。
クローブは消化促進、冷え改善など、ショウガは血流の流れを促し体の内側から温めてくれます。
このように、チャイに使用されるスパイスは体に嬉しいメリットが豊富です。
しかし摂り過ぎは健康を害する恐れがありますので、適量を摂取するようにしましょう。
ホールを使うことで深い香り
チャイで使うスパイスは、ホール(原形)で使うのを強くおすすめします。
スパイスは、使う直前に割ったり砕いたりすると香りが格段に深くなるので、ホールの物を使用しチャイを作る直前に潰しましょう。
パウダータイプのスパイスは香りが飛んだり、飲んだ時に粉っぽくなってしまいます。
ホールのスパイスを使って、お店のような本格的なチャイを楽しみましょう。
煮だして使う
スパイスはしっかり煮だすことで香りが強くでます。
鍋に水とスパイスを入れ、火にかけたらお湯が茶色になるまで煮だしましょう。
またチャイで使用する茶葉は、渋みの少ないアッサムやセイロンがおすすめです。
スパイスとの相性がよく加熱にも強いため、煮だして作るチャイに向いています。
また茶葉を煮だす際は、茶葉の成分のタンニンと鉄が結合し味が落ちるため、鉄製の鍋は避けホーローの鍋などを使用しましょう。
チャイティーに合うスパイス×おすすめの組み合わせ
チャイティーに合うスパイスの組み合わせを紹介します。
好みのスパイスを組み合わせてオリジナルのチャイティーを楽しみましょう。
①シナモン×クローブ×カルダモン
シナモン・クローブ・カルダモンはチャイテーの基本的な組み合わせで、この組み合わせが好きという人も多いです。
シナモンの上品な香りとカルダモンの爽やかさ、クローブの鼻から抜けるドライな香りで、チャイテーが初めての人にも飲みやすい組み合わせとなっています。
②カルダモン×クローブ
カルダモンとクローブの組み合わせは、スパイシーなチャイティーが好きな方におすすめです。
クローブはそのまま使いますが、カルダモンはサヤから黒い種子を取り出しすり鉢で潰します。
この時サヤを捨ててしまわず、スパイスを煮だす際に一緒に入れましょう。
スパイスの香りが深く漂う本格的なチャイティーが楽しめます。
③カルダモン×クローブ×ピンクペッパー×ローリエ
カルダモン・クローブにピンクペッパーとローリエを加えたスパイス感が強めの組み合わせです。
ピンクペッパーとカルダモンの華やかな香りと風味に、ローリエの個性際立つ独特な香りがプラスされてオリジナル感溢れるチャイティーになります。
ローリエは癖があるスパイスですので、少量使うのがおすすめです。
④カルダモン
カルダモンだけを使ったチャイテーはシンプルですが、カルダモン好きな方には人気があります。
カルダモンの清涼感と少しの苦みが特徴で、あっさり、すっきりしたチャイティーが好きな方におすすめです。
⑤ピンクペッパー×八角×クローブ
ピンクペッパー・八角・クローブの組み合わせは、八角を入れ過ぎないのがポイントです。
八角は風味が強いので、入れ過ぎると八角の味しかしないチャイティーになリます。
辛さや刺激をプラスしたいときは、ピンクペッパーの方を多めにしましょう。
⑥レモングラス
レモングラスだけを使ったチャイテーは爽やかで、すっきりしたチャイテーが好きな方におすすめです。
レモングラスだけでは物足りない方は、ジンジャーやブラックペッパーをプラスすると、パンチが効いたチャイティーになります。
チャイはスパイスを使い深い味わいを楽しめる
チャイのスパイスは種類も豊富で、体に良い効果も与えてくれます。
また、その日の体調に合わせてスパイスを組み合わせるのもおすすめです。
チャイは好みのスパイスを使って深い味わいと香りを楽しみましょう。
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