美味しく簡単に作れるソイチャイのレシピを紹介

今回は、自宅で手軽に作れるソイチャイの簡単レシピを紹介します。
身体にうれしい効果がたくさんあるので、気分を落ち着かせたいときなどに積極的に取り入れましょう。
ソイチャイを作る際に必要な材料や選び方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ソイチャイとは?
ソイチャイは名前の通り、豆乳で作るチャイのことです。
ここでは、ソイチャイのメリットや作るときの注意点を解説します。
牛乳のかわりに豆乳で作るチャイ

チャイというと牛乳で作るパターンがほとんどですが、ソイチャイは牛乳ではなく豆乳を使って作ります。
コーヒーチェーン店でソイチャイを注文したことがあるという人もいるでしょう。
豆乳は高タンパク・低脂質であることからダイエットにも向いている飲み物です。
牛乳と比較すると豆乳で作るチャイのほうが、あっさりとした程よい甘さに仕上がりやすくなります。
牛乳が苦手な方にオススメ

ソイチャイは牛乳の味が苦手な人、牛乳でお腹の調子が悪くなりやすい人におすすめです。
牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしたり、下痢を引き起こしたりする症状を乳糖不耐症といいます。
牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素が少ない・働きが弱いことで引き起こされる症状です。
豆乳には乳糖が含まれないため、ソイチャイであれば乳糖不耐症の人でも安心して飲めるでしょう。
豆乳は沸騰させないように注意が必要

豆乳でチャイを作るときに気をつけたいのが、加熱による分離です。
豆乳を沸騰させると分離が起こり、ボロボロとしたかたまりが発生することがあります。
こうした分離は、豆乳に含まれるたんぱく質が変化することで発生します。
チャイを豆乳で作る際は沸騰させないよう、弱火で温めるようにしましょう。
美味しく簡単に作れるソイチャイのレシピ
これから、おいしいソイチャイの簡単レシピを紹介します。
ほっと一息つきたいとき、身体を温めたいときなどに作って飲んでみてください。
夏場は冷たくして飲むのもよいでしょう。
材料(2杯分)
- 水 200ml
- 豆乳 200ml
- 茶葉 ティースプーン山盛り2杯
- すりおろし生姜 約20g
- お好みのスパイス
- 砂糖 お好み
茶葉の代わりにティーバッグを使うのもOK。
砂糖は白砂糖でも構いませんが、ほのかな苦みが特徴のてんさい糖がおすすめです。
メープルシロップや黒糖を使うと分離しやすくなるため、なるべく避けるようにしましょう。
作り方
それではソイチャイの作り方を紹介していきます。
①鍋に水と茶葉を入れて火にかける

鍋に水と茶葉(またはティーバッグ)を入れ、中火にかけましょう。
加熱時に使用する鍋はホーロー鍋がおすすめです。
鉄製の鍋を使うと茶葉に含まれる成分のタンニンと結合し、味が落ちてしまう可能性があります。
②生姜・砂糖・豆乳を加える

鍋のフチに小さな泡が立ってふつふつしてきたら、次のステップに移ります。
すりおろした生姜、砂糖、豆乳を加えて火を弱めましょう。
パウダータイプのスパイスを使用する場合はこのタイミングで入れてください。
表面に牛乳の被膜が張る場合は、スプーンなどを使って取り除きます。
③沸騰直前までかき混ぜながら火にかける

沸騰する直前までお玉を使ってかき混ぜながら火にかけます。
加熱しすぎると分離してしまうため、弱火で時間をかけてじっくりと加熱しましょう。
この段階での加熱は、煮込むことが目的ではなく、豆乳を加えたことで下がった全体の温度を上げるために行います。
④茶こしでこしながらカップに注ぐ

表面がボコボコと膨れ上がってきたら火を止めてください。
茶こしでこしながらカップに注いだらできあがり。
高い位置から勢いをつけて注ぐことで、まろやかに仕上がります。
お好みでシナモンパウダーを振りかけるのもおすすめです。
ソイチャイに使う豆乳の選び方
ここでは、ソイチャイに使用する豆乳の選び方を解説します。
豆乳にはどんな種類があり、ソイチャイ作りではどの豆乳を選んだらいいのか迷ったら参考にしてください。
調整豆乳と無調整豆乳の違いとは?

豆乳には調整豆乳と無調整豆乳があります。
無調整豆乳は大豆と水のみで作られているため、大豆ならではの味や香りを感じやすい点が特徴です。
調整豆乳は大豆と水に甘みが加えられているので、無調整豆乳よりも味わいがマイルドになり飲みやすくなっています。
分離しにくい調整豆乳がおすすめ

ソイチャイを作る際は、調整豆乳を使うのがおすすめです。
無調整豆乳でも問題ありませんが、大豆固形成分の少ない調整豆乳を使ったほうが分離しにくく、コクが出やすくなります。
一方で無調整豆乳のほうが栄養価が高く、素材そのものの味を感じやすくなるので、好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。
ソイチャイに使う茶葉やスパイスの選び方
おいしいソイチャイを作るために、使用する茶葉やスパイスにも注目しましょう。
ここでは、ソイチャイを作るときにおすすめの茶葉やスパイスを紹介します。
茶葉は味やコクが濃いものがおすすめ

スパイスとの相性がよく、熱に強い茶葉を使いましょう。
ソイチャイに使う茶葉はクセや渋みの少ないアッサムがおすすめです。
フルリーフタイプを使うと紅茶の味に負けやすくなるため、「ブロークン」という粉末タイプを選ぶとよいでしょう。
フルーツやスパイスなどで香りづけしたフレーバーティーは、豆乳の味とぶつかりやすいので避けるのが無難です。
スパイスはホールでもパウダーでもOK

ソイチャイに使用するスパイスは、ホールタイプでもパウダータイプでも構いませんが、入れるタイミングに注意しましょう。
ホールタイプのスパイスを使用する場合、鍋に入れる直前に細かく砕いておいてください。
新鮮な香りを立たせるため、茶葉を煮出す前にスパイスだけで煮出すのがおすすめです。
パウダータイプのスパイスは熱に弱く香りが飛びやすいため、豆乳や生姜と一緒に入れます。
保管する際は密閉容器に入れ、冷暗所に置いてください。
おすすめスパイス①:シナモン

シナモンはチャイ作りには欠かせない、定番のスパイスです。
豆乳のすっきりとした味や茶葉の香りに、個性的な甘みとピリッとした刺激を加えられます。
香りをしっかり堪能したい場合は、パウダーよりもスティックタイプがおすすめです。
おすすめスパイス②:カルダモン

爽やかで上品な香りが特徴のカルダモンも、ソイチャイの材料としておすすめのスパイスです。
さやの中に入っている黒い種に強い香りがあり、潰してから使うことで香りが出やすくなります。
シナモンと比べると手に入りにくいスパイスですが、輸入食品店や製菓材料専門店、オンラインショップなどで購入可能です。
おすすめスパイス③:クローブ

スパイシーで刺激的な香りと甘みが特徴のクローブは、食材の臭み消しによく使われるスパイスです。
チャイに入れることでグッと引き締まり、深みのある味わいに仕上がります。
クローブは少量でもしっかりと香りが出るため、入れすぎには気をつけましょう。
自宅でおいしいソイチャイ作りにチャレンジしてみよう!
ソイチャイの簡単レシピやおいしく作るコツを紹介しました。
豆乳には「大豆イソフラボン」という身体にいい影響をもたらす成分が含まれているため、健康を意識している人にもおすすめです。
牛乳を使ったチャイしか飲んだことがないという人も、ぜひ一度ソイチャイを作ってみてください。
豆乳ならではの優しい味わいやスパイシーな香りにやみつきになるでしょう。
自宅で手軽に作れるソイチャイを飲んで、心も身体もリラックスしてみませんか?
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