自家製チャイのレシピやおいしく作るコツ・注意点を紹介
スパイシーな香りとミルクのコクが特徴のチャイ。
インド料理店やカフェなどの飲食店で飲める他、各メーカーからはさまざまな市販品が発売されています。
スパイスなどの材料があれば、自宅でも簡単にチャイを作ることができるのをご存知でしょうか。
そこで今回は自家製チャイのレシピを、おいしく作るコツや注意しておきたいポイントと併せて解説していきます。
本格的な自家製チャイをおうちで気軽に楽しみたいという方は、ぜひ目を通してみてください。
ホールスパイスを使った自家製チャイのレシピ
ホールスパイスを用いた、本格的な自家製チャイのレシピを解説します。
生姜入りなので身体をポカポカと温めたい日にぴったり。
自宅で気軽においしいチャイを作ってみたいという方は、ぜひマスターしましょう。
材料(2杯分)
- 紅茶の茶葉 大さじ1杯
- 水 250ml
- 牛乳 250ml
- シナモンスティック 1本
- クローブ 4粒
- カルダモン 4粒
- 生姜 2切れ
- 黒コショウ 4粒
- 砂糖 適量
自家製チャイの約2杯分の材料は上記の通りです。
茶葉はティーバッグで、各種スパイスはパウダーで代用できます。
作り方
それでは自家製チャイの作り方を詳しく紹介します。
味の好みやその日の気分に合わせて、スパイスの種類や量を変えるのもOKです。
①ホールスパイスを潰す
カルダモンや黒コショウなどのスパイスは、鍋に入れる前に乳鉢などを使って潰しておきましょう。
細かく砕くことで、よりスパイシーに仕上がります。
黒コショウがなければ、市販のブラックペッパーでもOKです。
シナモンスティックは手で半分に折ってから鍋に入れることで、香りが強くなります。
②鍋に水とスパイスを入れて火にかける
鍋に水250mlとあらかじめ細かく砕いておいたスパイスを入れ、強火にかけて沸騰させてください。
生姜は生のものをおろしてから入れるのがおすすめですが、市販のチューブでも構いません。
③沸騰したら中火で煮出す
沸騰したら中火にして、約2〜3分ほど煮出します。
お湯が薄い茶色に変わってくる頃が、次の工程に移るタイミングです。
スパイシーなチャイがお好きな方は、煮出す時間を増やしてください。
④鍋に紅茶を加えて更に煮出す
鍋に茶葉を入れ、更に2〜3分ほど煮出しましょう。
濃い色が出るまでしっかりと煮出すのがおいしく作るポイントです。
⑤牛乳と砂糖を加え沸騰直前で火を止める
牛乳と砂糖を加えたら中火にかけ、沸騰直前で火を止めてください。
砂糖はお好きな量でOKですが、たっぷり入れて甘めに作るのがおすすめです。
牛乳の代わりに、豆乳やアーモンドミルクを使用しても構いません。
⑥茶こしでこしながらポットやカップに移す
茶こしでこしながら、ポットまたはカップに注いだら完成です。
カップに移す前に一度ポットに注ぎ、1分ほど置くことで味全体が馴染みます。
暑い季節はアイスチャイにして飲むのもよいでしょう。
甘さが足りないと感じた場合、適宜砂糖を加えて調節してください。
仕上げにシナモンパウダーを振りかけるのもおすすめです。
自家製チャイをおいしく作るための6つのコツ
スパイスなどの材料を揃えれば、意外とシンプルな工程で簡単に作れる自家製チャイ。
「レシピ通りに作ってみたはずなのに、思い通りの味にならない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
おいしい自家製チャイを作るために、いくつかのコツや上手な材料の選び方を知っておきましょう。
コツ①:チャイに適した茶葉を使う
チャイに使う茶葉は熱に強く、スパイスの香りが引き立つものや牛乳によく合うものを選びましょう。
コクが出やすいアッサム、クセのない爽やかな味わいのセイロンがおすすめです。
アールグレイ、ダージリンなどは香りを楽しむ茶葉なので、チャイ作りにはあまり向いていません。
コツ②:ホールスパイスは作る直前に潰す
スパイスはパウダーよりも、風味が出やすいホールを使うのがおすすめです。
ホールスパイスは、鍋に入れる前に乳鉢や包丁の背などを使って潰しておきましょう。
細かく砕くことで、スパイス本来の風味がグンと増します。
カルダモンは中に入っている黒い種に強い香りがありますが、さやの部分も煮出す際に使うので捨てないようにしましょう。
コツ③:スパイスは茶葉より前に煮出す
スパイス感を強めたいなら、鍋には茶葉より先にスパイスを入れて煮出しましょう。
スパイスのみで煮出す方が、味や香りを損なわないまま仕上がるためです。
ただし、パウダー状のスパイスを使用する場合は風味が飛びやすいので、砂糖と同じタイミングで入れてください。
コツ④:茶葉を煮出してから牛乳と砂糖を入れる
牛乳と砂糖は、茶葉をしっかり煮出してから加えましょう。
すでに牛乳と砂糖が入っている状態で茶葉を入れて煮出すと、チャイならではの香りを存分に楽しめなくなる可能性があります。
牛乳と砂糖を入れる適切なタイミングは、茶葉を入れて沸騰した時です。
コツ⑤:砂糖は思い切って入れる
甘く仕上げた方がおいしくなるため、砂糖は多めに入れるのが望ましいでしょう。
砂糖を加えると、紅茶や牛乳のコクが増すという理由もあります。
コクが足りないと感じた際は、牛乳を足すのではなく砂糖を加えるのがおすすめです。
コツ⑥:淹れる際は空気を含ませるように混ぜる
チャイを淹れる時、空気をたっぷり含ませると口当たりがまろやかに仕上がります。
カップに移す際に高い位置から注ぐ方法の他に、ボウルに移してから泡立て器でかき混ぜる方法があります。
チャイが周囲に飛んだりこぼれたりしないように気をつけましょう。
自家製チャイを作る際の注意点
自宅で本格的なおいしい自家製チャイを作るには、材料だけでなく調理器具にも注目する必要があります。
事前にしっかりと理解しておかないと、思い通りのおいしいチャイに仕上がらないことも。
ここからは、自家製チャイを作る際の注意点を解説していきます。
意外と見落としがちなポイントなので、普段からおうちでチャイを作っている方も確認しておきましょう。
鍋に牛乳を入れてからは軽くかき混ぜる
鍋の材質によりますが、牛乳を入れて加熱すると鍋の底に焦げが付くことがあるので注意が必要です。
軽くかき混ぜることでこびりつくのを防止できる他、表面に膜が発生するのを防ぐ効果も期待できます。
使う鍋の材質に注意
自家製チャイ作りに適切な鍋の材質も確認しておきましょう。
銅製・アルミ製は避け、ステンレス製の鍋を使うのがおすすめです。
金属に触れた水でチャイを作るとコクを感じにくくなり、味の奥行きが失われてしまいます。
自宅でおいしい自家製チャイレシピにチャレンジしてみよう!
おうちでも簡単に作れる、自家製チャイのレシピやおいしく作るコツについて解説しました。
材料や器具の選び方ひとつで、味わいや香りがガラリと変わってきます。
基本の作り方を覚えておけば、自由にアレンジが楽しめるのも自家製チャイの魅力のひとつです。
その時の気分や季節に合わせて、スパイスや砂糖の量を調節してみるのもよいでしょう。
皆さんもぜひ自家製チャイ作りに挑戦してくださいね。
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