豆乳チャイの作り方を解説!コツや各店の豆乳チャイの特徴も解説

紅茶の名産地インド伝統のドリンクであるチャイは、近年専門店も増えるほど日本でも知られてきています。
チャイは日本で言うミルクティーと同じですが、スパイスを加えたマサラチャイの他牛乳を豆乳にチェンジした豆乳チャイも一般的になりつつあります。
マクロビに興味がある、ヴィーガンに挑戦している人でも飲めるので、この記事を参考にぜひ1度作ってみましょう。
豆乳チャイとは?普通のチャイとの違い

まずは豆乳チャイとはどういったものなのかを解説、普通のチャイとの違いについても触れています。
牛乳の代わりに豆乳を使ったチャイ
豆乳チャイとは、その名の通り牛乳ではなく豆乳を使ったチャイです。
豆乳は牛の乳をしぼって出す牛乳と違い、水で煮た大豆を潰して出た水分を指します。
タンパク質は牛乳と同程度、ですが糖質や脂質は低いのでダイエットにも適しています。
また豆乳は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう乳糖不耐症の人にも最適です。
しかし豆乳より牛乳のほうがコクがあり、豆独特のにおいがあります。
そして牛乳よりも加熱で分離しやすいので、調理するときは火加減に注意しましょう。
チャイはインドで生まれた飲み物
チャイ(Chai)とはヒンディー語で「お茶」を意味し、チャイとはインド発祥のドリンクを指します。
ブラックティーと牛乳がベースとなっており、日本で言うミルクティーとほぼ同じものです。
チャイは基本的には砂糖を加えるので、牛乳のコクと甘さを味わえます。
チャイティーとも呼ばれますが、「ティー」もお茶のことを意味するのでチャイとの違いはとくにありません。
チャイの歴史は19世紀にさかのぼる
チャイが生まれたのは19世紀のインド、当時はインドがイギリスの植民地だったことが影響しています。
当時のインドは世界最大の紅茶の生産地なので、良質な茶葉はイギリスへ輸出されていました。
その影響でインド国内には渋みが強く、飲みにくい茶葉しか残っていなかったのです。
そこでインド人が思いついたのが、牛乳と砂糖を混ぜて渋い紅茶を美味しく飲むことです。
これがチャイの発祥と言われており、現在では世界中で愛されるドリンクとなりました。
チャイに使う代表的なスパイス
チャイはそのままでも美味しく飲めますが、スパイスやハーブを加えることで抜群に香り高いドリンクになります。
このチャイにスパイスを加えたドリンクを、マサラチャイと呼びます。
マサラチャイに使われるスパイスは、一般的にはシナモンやカルダモンが主流です。
またクローブやブラックペッパー、しょうがを加えることで少しだけピリっと刺激的な味になります。
チャイに似た飲み物
- チャイラテ
- 紅茶
- ロシアンティー
チャイの単語がついたり、似たような印象がある飲み物はいろいろあります。
チャイラテの「ラテ」は牛乳を意味するイタリア語です。
「ラテ」はコーヒーショップでよく見かける単語ですが、チャイラテは基本的にチャイと全く同じものでコーヒーは含まれていません。
紅茶はチャイを含む紅茶葉を煮出した飲み物のことで、ストレートのものも含まれます。
ロシアンティーとは紅茶にジャムを入れた飲み物で、牛乳が入っているとは限りません。
また鍋で煮出すのではなく、基本的にはティーポットでじっくり抽出するのが主流です。
豆乳チャイの作り方
それでは豆乳チャイのレシピを見てみましょう。
作る上で重要なポイントや美味しく作るコツも解説しています。
豆乳チャイの材料
- 水 150~200ml
- 豆乳150ml
- 紅茶葉 ティーバッグ2つ分(4g)
- シナモンスティック 1本
- しょうが 2枚(スライス)
- 砂糖 適量
水の量はあっさりめが好みなら200ml、濃厚な味わいが欲しいなら150mlと好みに合わせて加減してください。
豆乳は調製豆乳のほうが、牛乳に近いコクがあります。
シナモンやしょうがはパウダーで代用できますが、より香り高いチャイにしたいならホールや生のしょうがを使うのがおすすめです。
豆乳チャイの作り方

- 鍋に水、しょうが、折ったシナモンスティックを入れて中火にかける
- 沸騰したらそのままの状態で1分加熱する
- 火を止めてティーバッグから取り出した紅茶葉を入れる
- 紅茶葉が沈んだら豆乳を入れる
- 中火にかけて混ぜながら沸騰させる
- 沸騰したら火を止めて茶こしで濾しながらカップに注ぎ、砂糖を加えてできあがり
ティーバッグの紅茶葉は、抽出しやすいCBC製法のものが使われています。
長く煮出すと渋みが出やすく、また豆乳を煮すぎると分離しやすくなります。
火にかける時間を短くとどめつつ抽出しやすいよう、ティーバッグを破って茶葉をそのまま使いましょう。
豆乳チャイの人気商品&おすすめの作り方を紹介

豆乳チャイは、基本的に自分でスパイスや茶葉などの材料を揃えて作ります。
しかし市販のスパイスミックスや、紅茶専門のショッピングサイトを使えばより簡単です。
ここでは紅茶の専門家が監修した豆乳チャイの作り方やもっと簡単に作れる方法をご紹介します。
ルピシアを使った豆乳チャイ
ルピシアとは世界中の美味しい紅茶葉を販売しているショッピングサイトです。
ルピシアにはチャイにぴったりなスパイスミックスや茶葉のセットが販売されており、ひとつひとつスパイスを揃える必要がありません。
材料
- 茶葉 5g
- 水 75ml
- 豆乳 75ml
- スパイス 1~2g(お好みで)
- 砂糖 適量
ルピシアには、マサラチャイ専用のスパイスミックスがたくさんあります。
苦手なスパイスがある場合は、それを避けて購入できるのが嬉しいポイントです。
また紅茶葉も専門家が厳選して買い付けたものなので、味も保証付きです。
作り方
- 鍋に水を沸騰させたらスパイスと紅茶葉を入れ、2分煮出す
- 豆乳を加えて、ふきこぼれないように弱火で3分煮込む
- 茶こしで濾しながらカップに注ぎ、お好みで砂糖を加えてできあがり
こちらは水を沸騰させてからスパイスと紅茶葉を入れるレシピです。
豆乳を加えたら沸騰するまでじっくり煮出すのがポイントです。
豆乳は沸騰すると一気に吹きこぼれるので、決してその場を離れないようにしましょう。
料理家 安藤千英さんの豆乳チャイ
発酵食品や生の食材の素晴らしさを伝えている料理家、安藤千英さんのレシピがこちらです。
安藤千英さんはスパイスや漢方にも精通しており、数々のメディアでも取り上げられています。
材料
- 紅茶 ティーバッグ2個分
- 水 100ml
- 豆乳 200ml
- GABANスターアニス(ホール) 1個
- GABANカルダモン(ホール) 3粒
- GABANホワイトペッパー (ホール) 3粒
- GABANシナモン(ホール) 1/2本
- GABANクローブ(パウダー) 少々
- GABANセボリー(パウダー) 少々
安藤千英さんのレシピは、豆乳の割合が多くまったりとした味わいが魅力です。
使っているスパイスもスーパーで並んでいるものばかりなので、手軽に購入できます。
作り方
- ホールスパイスを潰しておく
- 鍋に水とスパイス類すべてを入れ、火にかける
- 沸騰したら紅茶葉を入れ、2~3分ほど煮出す
- 豆乳を入れて沸騰したら火を止め、茶こしで濾せば完成
レシピには砂糖の分量が書かれていませんが、はちみつやてんさい糖、メイプルシロップなどお好みの甘味料で調節して下さい。
スタバ チャイティーラテのおすすめカスタマイズ
日本全国にあるコーヒーショップのひとつと言えば、スターバックスです。
スターバックスはあらゆるカスタマイズに対応しており、チャイティーラテのミルクをソイ(豆乳)に変更できます。
また豆乳のまろやかな甘さは、はちみつと相性抜群です。
ソイのチャイティーラテに甘さを加えたいなら、はちみつを試してみましょう。
無印良品 チャイブレンドで豆乳チャイ
無印良品にはチャイブレンドが販売されており、紅茶葉とスパイスがミックスされた状態でティーバッグに梱包されています。
水と一緒に煮出して豆乳を入れるだけなので簡単です。
ホールスパイスから作るよりは若干香りが弱くなりますが、手軽さを求める人にはぴったりです。
キッコーマン 豆乳飲料 チャイティー
豆乳と言えばキッコーマンのものを買っている人も多いのではないでしょうか。
実はキッコーマンの豆乳から、チャイティー味が販売されています。
シナモンやしょうがを加えたキッコーマンのチャイティーは、ほんのりとしたスパイスの香りがあります。
優しい甘さなので、チャイ独特のこってりした甘みが苦手な人でもOKです。
豆乳チャイの作り方はコツをつかんで美味しく飲もう!

豆乳は牛乳で作るときと比べ、分離しやすいので沸騰したらすぐ火を消すのが美味しく作るコツです。
チャイは高級な茶葉ではなくあえて安い茶葉で作るからこそ美味しいもの、気軽に手に入る茶葉でいいので一度豆乳チャイにチャレンジしてみて下さい。
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