チャイラテの作り方を詳しく解説!初心者でもおいしく淹れよう

レストランやカフェで出て来るようなチャイラテが、自宅で飲めたらと思う人も多いことでしょう。
そこで今回は、美味しいチャイラテの作り方を詳しく解説していきます。また美味しく作れるポイントも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
チャイラテの作り方を動画で解説
チャイラテの作り方を動画で分かりやすく解説しています。
動画を参考にして美味しいチャイラテを作りましょう。
チャイラテの材料
材料はチャイラテ2杯分(約400ml)です
- アッサムCTC茶葉小さじ2杯強(約6g)
- 水150ml~200ml
- 牛乳200ml~250ml
- カルダモンホール2~6粒
- ブラックペッパー4粒
- シナモンスティック1本
- 生姜6g(約6スライス)
- クローブホール2~4粒
- 砂糖小さじ2-4杯(お好みで調整)
日本では茶葉とミルクのみで、スパイスが入っていない飲み物もチャイと呼ぶことがありますが、ヒンディー語では甘く煮出したミルクティーをチャイと呼び、それにスパイスの香りが加わったものをマサラチャイと呼びます。
チャイラテに使うスパイスは、必ずこれを使うという決まりは特にありません。
そのため家庭やお店によってスパイスの量や種類も違い味もさまざまです。
今回は、カルダモン・ブラックペッパー・クローブ・生姜・シナモンを使った作り方を説明しています。
スパイスは全部使わなくても構いません。
家にある物や手に入りやすい物で、スパイスの量も自分の好みで増減させて美味しいチャイラテを作ってください。
チャイラテの作り方
材料を用意したら、チャイラテ作りのスタートです。
詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
①カルダモンをつぶす
カルダモンの殻の中には黒い粒上の種が入っていますが、この黒い種に強い香りがあります。
この種を潰すことでカルダモンのいい香りが広がりますので、スパイスミル(乳鉢)を使ってつぶしましょう。
カルダモンの種子を乳鉢に入れ、上から乳棒を使って潰していきます。スパイスミルが無い場合は、電動ミルを使うのもおすすめです。包丁とまな板を使って潰す場合は、種子が飛び散らないように注意しましょう。緑色のサヤは一緒に煮だしますので捨てずに取って置きます。
②ブラックペッパーをつぶす
ブラックペッパーはホールの物が無い場合は、粗びきのブラックペッパーでも代用可能です。
ホールのブラックペッパーを潰す時は、スパイスミルまたはすり鉢で潰しましょう。
ブラックペッパーは飛び散りやすいため、大きめのすり鉢がおすすめです。瓶や鍋の底を使って潰す方法もありますが、作業台や鍋を傷つけてしまう可能性もありますので注意しましょう。
③クローブをつぶす
クローブは粉砕直後の香りが一番強いとされています。
チャイの香りや味の奥深さをだすためにも、スパイスミルやすり鉢で潰しましょう。クローブに含まれるオイゲノールには、血液の凝固を抑制する作用があると言われています。
血液凝固抑制薬を服用している人が摂取すると出血傾向になる可能性もありますので、気になる症状がある方はクローブの使用は控えましょう。
④生姜をスライスする
生姜は、生の生姜を皮つきのまま洗い水分をふき取って5~6枚ほどにスライスします。
スライスした後、包丁の腹で潰して生姜のエキスと香りを出しましょう。
生姜はすりおろして使うと、生姜がピリリと効いたチャイラテになりますので、好みによってスライス・すりおろしを使い分けるといいでしょう。
⑤シナモンスティックを折る
シナモンスティックは1本使用しますが、そのまま入れずに折って鍋に入れましょう。
シナモンスティックは一見、棒状のお菓子のように見えるため、そのまま食べられそうと思う人も多いです。
樹皮を乾燥させて作られているシナモンスティックは、そのまま食べると硬いうえに刺激も強いためおすすめできません。
シナモンスティックは、あくまでも香りづけ用と覚えておくといいでしょう。
⑥小さめの鍋で水を沸騰させる
鍋に分量の水を入れ、強火で水を沸騰させます。
使用する鍋は、チャイラテをカップに注ぐ時にこぼれにくい、注ぎ口がある鍋が便利でおすすめです。
⑦お湯にスパイスを入れて香りをだす
水が沸騰した後、潰したスパイスを入れて香りが出るまで約1分半~2分ほど煮だします。
グラグラと沸騰させて煮だすのではなく、中火でゆっくりと香りを出しましょう。
お湯の色が薄茶色になるぐらいが目安です。
スパイスが効いたチャイラテが好きな方は、煮だしの時間を長めにするといいでしょう。
⑧アッサム紅茶の茶葉を入れる
スパイスを煮だしたら、分量の茶葉を入れ中火で約1分半~2分ほど煮だします。
この時も沸騰させずに、中火でコトコトと煮だして紅茶をしっかりと抽出させましょう。
⑨ミルクと砂糖を入れる
紅茶を煮だしたら、牛乳を加えてかき混ぜながら約2分ほど煮だします。豆乳が好きな方は豆乳を入れてもいいでしょう。次に砂糖を加えてひと煮立ちさせます。砂糖は少し多めにすると、紅茶のほろ苦さと牛乳のまろやかさに砂糖のコクがプラスされます。カロリーが気になるところですが、一度試してみてください。
⑩じっくり煮立たせたら濾してポットへ移す
材料を全て鍋に入れた後は、チャイラテにコクを出すためにコトコトと煮だしましょう。
時々かき混ぜながら4分ほど煮だして沸騰する直前に火を止めます。
⑪カップに注ぎシナモンパウダーで香りをつける
鍋の火を止めたら、茶こしでこしながらカップに注ぎます。
ポットがある方は、カップに直接注がず一度ポットに入れて1分ほど置いてから、カップに注ぐのがおすすめです。
こうすることで、チャイラテの味が全体的に馴染みます。
カップに注ぐ時は、勢いよく酸素を含ませるように注ぐと味がまろやかになります。
シナモンパウダーの用意がある方は、チャイラテの上に振って香りをつけましょう。
チャイラテの作り方の注意点

チャイラテの作り方を紹介してきましたが、ここからはチャイラテの作り方で特に注意すべき点を詳しく解説します。
作り方の注意点を知って、美味しいチャイラテを作りましょう。
煮だすときの火加減は中火で
スパイスや茶葉、牛乳を強火で煮だしたほうが時短でチャイラテを作れそうですが、材料を強火で煮だしてしまうと、苦みが出て色も悪くなってしまいます。
牛乳は強火で煮立てると香りと味が落ちてしまいますので、牛乳を加える前に茶葉を充分に開かせて、紅茶をしっかり抽出してから牛乳を加えましょう。
使う茶葉の種類に気を付ける
チャイラテの作り方では、アッサムCTCを使用した作り方を紹介しましたが、別の茶葉で作れないの?と疑問に思う方も多いことでしょう。
チャイラテに使う茶葉は、加熱に強い茶葉を使う必要があります。
アッサムCTCは熱に強く、コク・味の濃さ・渋味の柔らかさ・癖のない香りなど全てがチャイラテに合うため、一番のおすすめ茶葉です。
一般的なダージリンやアールグレイは色や香りを楽しむ茶葉ですので、チャイラテには使わない方がいいでしょう。
アッサムCTCが無い場合は、セイロンもおすすめです。
セイロンはしっかりとした味わいで、チャイラテやミルクティーにも良く合います。
できればホールスパイスを使用する
ホールスパイスは、砕いたり潰したりと面倒で使いづらいと思う人も多いですが、チャイラテを作る時は、ホールスパイスを使用するのがおすすめです。
ホールスパイスを使うことで、チャイラテの香りが格段と深くなります。
手軽に使えるパウダースパイスは香りが飛んだり、飲んだ時に粉っぽくなってしまいます。
手間はかかりますが、ホールスパイスを使用して、お店のような本格的なチャイラテを楽しみましょう。
チャイラテの本格的な作り方をマスターして自宅で楽しもう!

チャイラテは体調やその日の気分に合わせて、好みのスパイスを選ぶのもおすすめです。
スパイスの香りや効能などの特徴が異なりますので、様々なタイプのスパイスを試してチャイラテの味をアレンジしてみてください。
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