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月桂樹の効果効能5選!1日の摂取量やメリットデメリットも解説!

月桂樹の効果効能を解説!摂取量やメリット/デメリットも紹介

月桂樹は、強い香りと風味が特徴的なハーブのひとつです。
ブーケガルニには欠かせないハーブですが、体の中にも外にも有効かつ日常生活にも良い影響を与える効果効能が詰まっているんです。
今回は月桂樹の葉の効果効能を中心に、使い方やデメリットなどをまとめました。

月桂樹とは?

月桂樹とは?

  • クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木
  • 寒さに強い丈夫な樹木
  • 葉を乾燥させてハーブとして使う

月桂樹はクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木のことで、ローレルやローリエ、ベイリーフとも呼ばれています。
地中海原産で寒さに強く、日陰でも育つ丈夫さが特徴です。
日本では日露戦争のときに記念として日比谷公園に植えられたことをきっかけに、全国に植栽が広がりました。
月桂樹は、葉を乾燥させることで香りが際立ち、料理やお茶など幅広い用途で使われます。

月桂樹の5つの効果効能

それでは、月桂樹の5つの効果効能を見てみましょう。
月桂樹は、体の中から様々な不調を解消してくれます。
また、これらの作用は日常生活の中でも役立つポイント満載です。

1.消化を助ける作用

1.消化を助ける作用

  • 胃液分泌を促す成分が多い
  • 胃もたれしやすい人に◎

月桂樹には、消化を助ける作用がある成分が多く含まれています。
それらの成分は、胃液が分泌しやすくなる働きがあります。
胃もたれしやすい、食欲が出なかったり膨張感を感じるのは胃液が少ないサインです。
日本人は胃液が少ない人が多いため、月桂樹の消化を助ける作用が役に立つ人は多いでしょう。

2.抗菌や抗ウイルスの効果

2.抗菌や抗ウイルスの効果

  • 月桂樹の精油の50%にシネオールが含まれる
  • シネオールは抗菌作用が高い
  • 風邪やインフルエンザ予防に効果的

月桂樹の精油の約50%は、シネオールと呼ばれる成分です。
このシネオールは、抗菌や抗ウイルス効果が確認されています。
また、月桂樹にはシネオールのほかにもオイゲノールなど抗菌作用のある成分が多く含まれています。
月桂樹の持つ抗菌や抗ウイルス効果は、風邪やインフルエンザ予防にも効果を発揮します。

3.炎症を和らげる効果

3.炎症を和らげる効果

  • シネオールに抗炎症作用
  • 消化器官や呼吸器の炎症に効果
  • 咳止めに使われる

月桂樹に含まれるシネオールは、抗炎症作用が高いことも知られています。
とくに消化器官や呼吸器の炎症を抑えるのに効果的です。
咳を止めたいときなど、呼吸器の炎症が生じたときに月桂樹のお茶を飲んでみましょう。
また抗炎症作用が強い成分は免疫機能が暴走して自分の細胞まで傷つけてしまうことがありますが、シネオールはその心配なく使えることが近年の研究でもわかっています。

4.食材の臭み消しや防腐効果

4.食材の臭み消しや防腐効果

  • 抗菌作用や抗炎症作用が食材にも効果を発揮
  • 青臭さが肉や魚の臭みをとる

2.や3.の抗菌作用や炎症を和らげる効果は、肉や魚の臭みを取り除く効果もあります。
月桂樹は爽やかな清涼感ある香りですが、その反面やや青臭さもあるのが難点です。
しかしその青臭さがあるおかげで、肉や魚の臭みを打ち消してくれます。
また抗菌作用によってウイルスの繁殖を防ぐため、防腐効果もあります。

5.置くだけで虫除け効果にも

5.置くだけで虫除け効果にも

  • 置いておくだけで虫よけ
  • 米の防虫にも効果あり

月桂樹の葉は、置いておくだけで虫除け効果があります。
例えば、米びつの中にきれいに洗って拭いた月桂樹の葉とシリカゲル(乾燥剤)を入れておくと、虫を寄せ付けません。
容器にいれて靴箱やタンスに入れてもOKです。

月桂樹の1日の摂取量

これだけ効果効能がある月桂樹、摂り過ぎに問題はないのでしょうか。
ここでは月桂樹の1日の摂取量について解説します。

料理に使うときは少量なので問題なし

料理に使うときは少量なので問題なし

  • 料理で月桂樹を使ってもせいぜい数枚
  • その程度なら気にしなくてもよい

月桂樹は少量でも香りが強いため、料理の臭み消しや香り付けで使うぶんには摂取量はあまり気にしなくてもOKです。
料理には多くても数枚程度しか使わないので、副作用やデメリットを考える必要はほぼありません。

煎じ茶は1日3〜5g

煎じ茶は1日3〜5g

  • お茶にすると量が増えるので注意
  • 3~5g程度であれば問題なし

月桂樹を煎じて飲む場合は、料理に使うときよりもたくさん量を使います。
その場合は、1回につき3~5gほどが目安です。
この場合も摂取量の目安や厳密に決められた量はありませんが、その程度であれば問題ないと考えられます。

煎じ茶の作り方

  1. やかんや土瓶などの火にかけられる容器を準備する
  2. 綺麗に洗った月桂樹と水600mlを入れる
  3. 中火で火にかけ、沸騰したら弱火にして5分
  4. 火からおろして茶こしで濾しながら湯呑に入れて完成

ここで、月桂樹の煎じ茶についても作り方をご紹介します。
急須ではなく、やかんを使うことでじっくり成分を抽出することができます。

月桂樹のメリット/デメリット

メリットデメリット
・リフレッシュ効果がある
・肉料理を本格的な味にする
・花言葉に前向きな意味がある
・皮膚が敏感な方や体調が良くないときの摂取
・妊娠・生理中の摂取

ここでは、体への効果効能以外にも日常生活で月桂樹を使うメリットや、逆に月桂樹によるデメリットについて解説します。

月桂樹のメリット

月桂樹のメリットは、やはりその香りの強さによるリフレッシュ効果や料理との相性抜群な点です。
古代ギリシャから愛されてきた歴史がある月桂樹には、前向きな意味も込められています。

リフレッシュ効果がある

月桂樹の爽やかな香りは、お風呂に入れても効果的です。
お茶パックやネットに月桂樹の葉を入れて湯舟に浮かべれば、湯煙の中で月桂樹の香りを楽しめます。
また、月桂樹の精油成分が血行を促し、炎症を和らげつつ疲労回復にも効果的です。
庭に月桂樹があって葉がたくさん収穫できたなら、お風呂に入れてリフレッシュ効果を狙いましょう。

肉料理を本格的な味にする

月桂樹と言えば、日本ではカレー用の角切り牛肉と一緒に封入されていることが多いです。
あれは肉料理に欠かせないハーブとして、月桂樹がよく使われているからです。
月桂樹の香りは肉料理のいやな臭みを消すだけでなく、より本格的な味と風味にしてくれます。

花言葉に前向きな意味がある

月桂樹の花言葉は、栄光、勝利、栄誉です。
そのため、古くからギリシャでは勝利と栄光を司るシンボルとして愛されてきました。
月桂樹は古代ギリシャ神話の太陽神アポロンの聖樹、現在でも名誉の象徴とされています。

月桂樹のデメリット

月桂樹は、基本的に取りすぎなければデメリットはほとんどありません。
ここでは摂りすぎた場合の副作用について取り上げます。

皮膚が敏感な方や体調が良くないときの摂取

月桂樹は抗菌作用や抗炎症作用がありますが、それは健康な体に使った場合です。
体が弱っているときは月桂樹の刺激が強い成分の方が働くこともあるので、あくまで予防として摂取しましょう。
お風呂などに使うときも同様で、肌が敏感な人は月桂樹の刺激成分を強く感じてしまう場合があります。

妊娠・生理中の摂取

妊娠中や生理中は体が敏感になり、通常時には平気な成分も刺激になる可能性があります。
とくに妊娠中は要注意、月桂樹は月経を促す作用がある(流産の危険性がある)とされているので摂りすぎないようにしましょう。

月桂樹を使ってみよう!簡単な使い方を紹介

最後に、料理を中心に月桂樹の簡単な使い方をご紹介します。

ホールタイプは煮込み料理がおすすめ

月桂樹の葉を乾燥させたままのホールタイプは、パキッと割ってカレーやスープなど煮込み料理に使いましょう。
葉を割ることで香りが出やすくなります。
使い終わった葉は硬くて食べづらいので、煮込み終わったら取り除きます。

パウダータイプはひき肉料理におすすめ

月桂樹にはパウダータイプもあります。
パウダーなら、ハンバーグやミートボールなどのひき肉料理に混ぜて使うと、肉の臭みを取りつつ風味豊かに仕上げてくれます。

マリネやピクルス

マリネやピクルスなど、漬け込む料理にも月桂樹は使えます。
マリネ液と漬け込む野菜に月桂樹の葉を加えるだけで、青臭さを防ぎつつ爽やかな香りをプラスします。

月桂樹の効果効能を利用して健康につなげよう!

月桂樹はほんの少量で爽やかな風味と香りをプラスできます。
もし収穫した月桂樹に香りがない場合は、乾燥させてみましょう。
ほんの数枚でも効果効能があるので、月桂樹を利用して毎日の食卓を豊かに、かつ日々の健康に繋げましょう。

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