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シナモンとは何?ニッキとの違いや得られる効果3つを紹介!

シナモンとはどんなものでどんな効果があるのかなどを解説

シナモンとはどんなものでどんな効果があるのかなどを解説

世界最古のスパイスの一つ「スパイスの王」といわれているシナモンは、甘い香りが特徴でお菓子やパンに使われたり、砂糖とパウダーシナモンを混ぜたり、中近東やインドでは料理にも利用されています。

アップルパイはもちろん、カボチャやバナナ、さつまいもと相性が良いため、常備しているかたも多いでしょう。

また、シナモンと似ているものに「ニッキ」があります。

シナモンとはどういうものなのか、シナモンから得られる効果やニッキとの違いを解説します。

 

シナモンとは?

シナモンとは?

初めに、数あるスパイスの中でも代表的なシナモンとはどういったものなのかを解説します。

シナモンの木の皮を乾燥させたもの

シナモンとは日本語では「桂皮」「肉桂」と言います。

名前の通りクスノキ科ニッケイ属の樹皮を細長く剥ぎ、一昼夜発酵させます。

発酵させた後、樹皮の表層にあるコルク質を削り陰干しにして乾燥させます。

乾燥したものを次に3~4日天日干しにしたものがシナモンです。

乾燥させると細い管状になりますが、それを長さを合わせて切ったもの、また、重ねたものが「シナモンステック」です。

 

使われる木の種類によってシナモンの特徴が異なる

クスノキ科ニッケイ属は300種類以上あり、木の種類によってシナモンの特徴が違います。

代表的なものが、樹皮に香りがある「セイロンシナモン」、インドやイギリス、アメリカなどで流通しているのが「カシアシナモン(シナニッケイ)」です。

セイロンシナモンとカシアシナモンは厳密に言えば品種が違うのですが、現在ではどちらも「シナモン」と呼ばれています。

 

シナモンは「世界最古のスパイス」

シナモンは旧約聖書にも登場していて紀元前から利用されているため、世界最古のスパイスのひとつとされています。

スパイシーで甘い香りを持つシナモンは、王侯貴族への贈り物やミイラの防腐剤としても使用されていました。

 

シナモンとニッキの違いとは?

シナモンとニッキの違いとは?

「セイロンシナモン」と「カシアシナモン」は「シナモン」として流通していますが、同じような甘くスパイシーな香りがする「ニッキ」はシナモンとは違います。

シナモンとニッキの違いを解説します。

 

ニッキとは?

ニッキが使用されているお菓子で有名なのは京都の「八ツ橋」でしょう。

甘く香りますがシナモンと比べると少し辛さを感じます。

いずれもクスノキ科の常緑樹(肉桂)から採られますが「ニッキ」は日本産の「肉桂」から作られています。

肉桂は沖縄や徳之島などで自然に育っていましたが、江戸時代頃に東南アジアから樹木が伝わり生育されてきました。

現在では高知県や鹿児島県、和歌山県などで栽培されていますが、収穫量が少ないため、シナモンと比べると高価です。

 

シナモンは樹皮でニッキは根っこ

シナモンとニッキは近縁種から作られているため似てはいますが、一番の違いは使用する部分でしょう。

シナモンは樹皮を使いますが、ニッキは「根の皮」を使うのが特徴です。

樹皮だと2年ほどで採れるのですが「根」は15年ほどかけて育て、手作業で堀り乾燥させるため手間もかかります。

また、シナモンとニッキでは成分も異なります。

シナモン特有の香りはオイゲノールという成分ですが、ニッキには含まれていません。

そのため、シナモンとニッキでは風味や味が違います。

どちらも甘い香りはしますが、シナモンのほうが強く香るでしょう。

シナモンはマイルドで穏やかな風味が特徴ですが、ニッキは爽やかながらも強い辛味がします。

 

シナモンから得られる代表的な3つの効果

シナモンから得られる代表的な3つの効果

古くから利用されていたシナモンには多くの成分が含まれていて、さまざまな効果が期待できます。

代表的な効果を3つ解説します。

 

①抗酸化作用

ポリフェノールはほとんどの植物に含まれている抗酸化作用が強い成分で、人の体内で生成される活性酸素を無害な物質に変えます。

活性酸素は免疫機能の低下や動脈硬化、肌の脂質を酸化させるためしわやシミの原因ともいわれています。

シナモンにはさまざまな病気に対して治療効果が期待できる抗酸化物質「プロアントシアニジン」が多く含まれています。

生活習慣病やアンチエイジングの予防効果が期待できるでしょう。

 

②血圧やコレステロールを抑える

シナモンの成分には血管の弾力性や拡張を向上させる効果があるため、血圧を低下させるといわれています。

また、コレステロールは肝臓で合成されますが、それに必要となる酵素を抑制することがわかっています。

さらに、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を下げずに、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は下げるという効果も期待できます。

 

③血糖値を下げる

シナモンは、多数の研究がされておりそれによれば血糖値を下げる効果があるとされています。

研究では糖尿病に対する効果は証明されていて、空腹時の血糖値を下げます。

 

参考サイト:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

 

シナモンを使ったお手軽レシピ

シナモンはお菓子によく利用されています。

健康にもよいシナモンを使用した簡単なレシピをご紹介しますので、作ってみてください。

 

食パンで作るお手軽アップルパイ

アップルパイはパイ生地に切ったリンゴを砂糖で煮たものにシナモンを加え、包んで焼きます。

少し手間がかかるのでここでは食パンで作るアップルパイ風をご紹介しましょう。

 

リンゴジャムを使用した簡単アップルパイ風食パン

リンゴジャムを使用した簡単アップルパイ風食パン
  • 食パン 1枚
  • バター 20~30g
  • グラニュー糖 10g
  • リンゴジャム 大匙2
  • シナモン(パウダー) 少々

食パンにバターをしっかりと塗り、フライパンで両面を焼きましょう。

焼けたらグラニュー糖を振りかけそのうえにリンゴジャム・シナモンパウダーを振ります。

とても簡単なアップルパイ風のトーストです。

 

リンゴを使ったアップルパイ風トースト

リンゴを使ったアップルパイ風トースト
  • 食パン 1枚
  • りんご 1/3~1/4個
  • バター 少々
  • 砂糖 少々
  • シナモン(パウダー) 少々

リンゴは適当な大きさのいちょう切りにする。

リンゴに砂糖とシナモンを加えて混ぜたら電子レンジで加熱する(600wで1分20秒程度)

加熱したリンゴを食パンにのせ、バターを散らしてトースターで焼きます。

少し甘くシナモンの風味が香ります。

 

ホットシナモンミルク

ホットシナモンミルク

ホットシナモンミルクは冷えた身体を温め、リラックスできる飲み物です。

シナモンには胃のもたれや痛み、腹痛や月経痛にも効果が期待できます。

  • ミルク 150cc~
  • 砂糖 お好みの量
  • シナモン(パウダー) 少々

ミルクと砂糖を耐熱カップに入れて混ぜ、電子レンジで温めます(600wで1分30秒~2分程度)

シナモンパウダーをふりかけます。

砂糖の代わりに黒糖を使うと濃厚な甘さになりますし、ピーナッツバターを入れると甘くしっかりした味になります。

また、砂糖をハチミツにしたりシナモンパウダーとともにジンジャーパウダーを振ると、さらに身体も温まるのでおすすめです。

 

健康にも良い効果が期待できるシナモンを積極的に取り入れてみよう!

健康にも良い効果が期待できるシナモンを積極的に取り入れてみよう!

「世界最古のスパイス」「スパイスの王」と言われ、アップルパイ、パンプキンパイ、チュロスにチャイなどさまざまなデザートに利用されています。

独特な甘い香りが特徴ですが、古くから漢方薬としても使われているように、シナモンには多くの効果や効能が期待できます。

スパイスとして利用したりデザートに入っている分量だと特に副作用も心配ないでしょう。

パウダータイプだと手軽に利用できるため、簡単なレシピなどで取り入れてください。

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