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陳皮(みかんの皮)の漢方の作り方は?効果効能やメリットデメリットも解説!

陳皮(ちんぴ)の作り方は?効果効能やメリット・デメリットも紹介

七味唐辛子や五香粉の材料のひとつで古くから漢方薬に使われている陳皮は、多岐にわたる健康効果が知られています。
漢方薬の材料と言われると手に入れるのが難しそうなイメージがありますが、実は自宅で簡単に作ることが可能なんです。
一度作っておいてジップロックなどに入れれば保存も効くので、みかんの季節になったら皮を乾燥させて作ってみましょう。
今回は陳皮の簡単な作り方や効果効能、メリット・デメリットについて解説します。

簡単にできる陳皮(ちんぴ)の作り方3選

陳皮の作り方は非常に簡単で、みかんの皮を乾かすだけです。
シンプルな作り方ですが、自然乾燥はもちろん調理器具を使ってもOKです。

陳皮(ちんぴ)を自然乾燥で作る

  1. みかんを洗い、表面の汚れやホコリを落とす
  2. キッチンペーパーで表面の水気を取る
  3. 皮を剥いて細かくちぎり、ザルに並べる
  4. 1週間ほどかけてカラカラな状態になるまで乾かせば完成

時間はかかるけど楽に作れるのが自然乾燥です。
自然乾燥の場合は虫が寄ってくる可能性があるのと、時間がかかるのがデメリットです。
100円ショップなどで干し野菜用のネットが購入できるので、それを利用しましょう。

陳皮(ちんぴ)をレンジで作る

  1. 自然乾燥と同じくみかんを洗って水気を取り、皮をちぎる
  2. 耐熱皿に重ならないように並べ、600Wで2分を目安に加熱する
  3. 皮を裏返し、今度は1分ほど加熱する
  4. 様子を見ながら30秒ずつ加熱して、カラカラになったら完成

レンジで作る場合は急に熱が入って焦げやすいので、必ず様子を見ながら行いましょう。
また、一気に加熱するため天日干しよりも香りや風味が逃げやすいです。
すぐ陳皮を使いたいときには、レンジの方が便利です。

陳皮(ちんぴ)をオーブンで作る

  1. 自然乾燥と同じくみかんを洗って水気を取り、皮をちぎる
  2. 100℃に予熱したオーブンで60分加熱する
  3. カラカラになったら粗熱をとって完成

オーブンのほうが細かく温度設定ができるため、レンジより失敗が少ないです。
オーブンによって細かい仕様が違うため、温度低め、加熱時間少なめで様子を見つつ作りましょう

陳皮(ちんぴ)の効果効能5選

陳皮は漢方薬にも使われるほど、多くの効果効能があります。
ここでは陳皮を摂取することで期待できる効果効能を5つご紹介します。

冷え性の改善

冷え性の改善

  • ヘスペリジンが血流を良くする
  • 冷え性の原因は血流の低下
  • 血流が良くなって冷え性改善

みかんには、「ヘスペリジン」という柑橘類に多く含まれるポリフェノールが豊富です。
このヘスペリジンは血管を広げ、血流を良くする働きがあります。
血流が改善すると体の熱やエネルギーが運ばれやすくなるため、末端の冷え性を改善してくれます。
また、みかんの果肉より白いスジや皮にヘスペリジンが多く含まれているため、陳皮にして摂取するのが有効なのです。

風邪などの予防

風邪などの予防

  • みかん自体にビタミンCが豊富
  • ビタミンCは体の免疫力を高める
  • ヘスペリジンがビタミンC濃度を保つ

みかんにはビタミンCが多く含まれているのはよく知られています。
このビタミンCは体の免疫機能を高め、ウイルスを撃退して風邪などの症状を予防してくれます。
また、ヘスペリジンはビタミンCを体内に長く留める作用があるため、ビタミンCの効能が長続きすると考えられています。

リラックス効果

リラックス効果

  • リモネンという香り成分がリラックス効果
  • 香りを嗅ぐだけで効果を発揮

みかんの甘酸っぱい香りは、リモネンという香り成分によるものです。
このリモネンは香りを嗅ぐだけで緊張をほぐし、リラックスさせる効果があります。
香りを嗅ぐだけで良いので、陳皮をお風呂に入れたりお茶にして飲むことでも効果を得られます。

消化を助ける

消化を助ける

  • リモネンが胃腸の働きを助ける
  • 食欲増進効果もある

陳皮は、多くの胃腸に効く漢方薬にも配合されています。
それはリモネンにはリラックス効果の他に、胃腸の働きを助けて消化を促す作用があるからです。
また、甘酸っぱい香りは食欲を刺激するため、食欲低下にも効果を発揮します。

コレステロールを下げる

コレステロールを下げる

  • 陳皮が微小血管の血流を改善する
  • コレステロール合成酵素の働きを抑える
  • 肉や脂の多い食事にぜひ陳皮茶を

近年の研究では、陳皮がコレステロールを下げるとの結果があることがわかりました。
高脂血症のラットに投与したところ、毛細血管などの微小血管の血流を促し、コレステロール合成酵素の働きを抑制したとのことです。
料理に使うのはもちろん、肉や脂の多い食事と一緒に陳皮茶を飲むなど、食事面で工夫して摂取するのがおすすめです。

陳皮(ちんぴ)のメリットとデメリット

メリットデメリット
・入浴剤として使える
・お茶、スイーツ、料理に活躍
・焦げた陳皮に要注意
・アレルギー原因物質が含まれている

ここでは、陳皮の効果効能以外のメリットや、デメリットについて解説します。

陳皮(ちんぴ)のメリット

陳皮のメリットは、使い道が多いことが挙げられます。
パウダーにして七味唐辛子のようにミックススパイスとして食用するのが一般的ですが、他にも使い道はあります。

入浴剤として使える

陳皮は入浴剤としてお風呂に入れても、香り成分によるリラックス効果や血流促進効果を享受できます。
目の細かい洗濯ネット、お茶パック、ストッキングなどを利用すれば、お風呂の中でバラバラにならずに利用可能です。
入浴剤として使うなら、余った陳皮でもみかんの皮そのままでも構いません。

お茶、スイーツ、料理に活躍

陳皮は七味唐辛子に入っている材料のひとつですが、料理のみならずスイーツやお茶にも使えます。
パウダー状にすれば、生地に練り込んだりできあがった後に振りかけたりひと手間で使えて便利です。
詳しい使い方に関しては、下記の記事を参考にしてみてください。

陳皮(ちんぴ)のデメリット

陳皮に摂取量の目安はありませんが、摂りすぎや自作するときには注意点があります。

焦げた陳皮は要注意

陳皮に限りませんが、焦げた食材には発ガン性物質が含まれています。
しかし、焦げた食材に含まれる発ガン性物質はごく少量であり、体重の4倍以上の量を摂取しないとガンは発生しません。
日常的に摂取するぶんには問題ありませんが、発ガン性物質は蓄積される可能性があります。
そのため、気になる人は陳皮を作るときに焦げないようしっかり見ながら作りましょう。
もし焦げが心配なら、自然乾燥で作るのがおすすめです。

アレルギー原因物質が含まれている

みかんに含まれる抗原は、イネ科の花粉に含まれる抗原物質と似た特徴があります。
そのため、みかんを食べて口の中にイガイガ感があったと感じた人は注意が必要です。
柑橘類の中ではアレルギー物質は少ないみかんですが、摂りすぎには注意しましょう。

陳皮(ちんぴ)の作り方は簡単!色々な料理に活用しよう!

陳皮はどの作り方にもメリット・デメリットがあるため、自分にあった方法で作ってみましょう。
自然乾燥、レンジ、オーブン、どの方法でも簡単です。
時間がかかっても失敗なく作りたいなら自然乾燥がおすすめ、1週間ほどかかりますが焦げを気にせず作れます。
古くから漢方薬に使われるほど優れた効果効能があり、色々な料理に活用できるので自由な発想で使ってみてください。

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