ポピーシード の効果効能を解説!気になる摂取量も紹介
和食・洋食・お菓子など、さまざまな料理に使えるポピーシードは、とても万能なスパイスです。料理のアクセントになるだけでなく、美容と健康に効果が期待できます。
今回はポピーシードの効果効能を中心に1日の摂取量やメリット・デメリットを紹介します。
この記事でわかること
- ポピーシードの特徴
- ポピーシードの効果効能
- ポピーシードの1日の摂取量
- ポピーシードのメリットとデメリット
ポピーシードとは?
まずはポピーシードがどのようなスパイスなのかを紹介します。
日本での定番は「白色ポピーシード」
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白色ポピーシードの特徴
- 日本の定番は白色ポピーシード
- 形状は白ごまを小さくした形
- パンや焼き菓子のトッピングに使われる
- 古来より日本の伝統料理でも用いられていた
日本での定番は白色ポピーシードです。白ごまを小さくしたような形をしており、あんぱんのトッピングや松風焼きで使われています。
独特の風味とサクサクとした食感が特徴的で、料理にほどよいアクセントを加える食材です。
ヨーロッパで使われる「ブルーポピーシード」
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ブルーポピーシードの特徴
- ヨーロッパはブルーポピーシードが定番
- 種子は鮮やかな青色をしている
- パンやパウンドケーキの生地に練り込んで使われる
- 見た目にアクセントが加わる
ヨーロッパではブルーポピーシードが使われています。種子は鮮やかな青い色をしており、パンやクッキー、パウンドケーキの生地に練り込むことで見た目にアクセントを加えるのが特徴です。プチプチとした食感も楽しむことができます。
ポピーシードの効果効能
ポピーシードは料理の味と見た目にアクセントを加えるだけではありません。健康や美容に高い効果効能が期待できます。続いては、ポピーシードの具体的な効果効能を紹介します。
1.オレイン酸で生活習慣病を予防
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効果効能①
- 善玉コレステロール(HDL)を増やす
- 悪玉コレステロール(LDL)を減らす
- 動脈硬化、高血圧、糖尿病予防に効果的
- 血液サラサラ効果が期待できる
- 心筋梗塞、脳卒中の心疾患予防にも効果的
ポピーシードにはオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は悪玉コレステロール値を低下させる働きがあるため、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防に効果的です。
また、血液の循環を改善する働きがあることから、心筋梗塞や脳卒中などの心疾患予防も期待できます。
2.食物繊維で便秘改善
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効果効能②
- 食物繊維が豊富
- 消化機能の改善効果が高い
- 腸内環境を整えて便秘を改善
- 腸内環境が整うことで美肌効果にも期待大
ポピーシードには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、便秘の改善と予防に効果的です。
また、腸内環境が整うことによって美肌効果も期待ができます。
3.神経をしずめておだやかに
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効果効能③
- 成分のアルカロイドが神経を鎮める
- 神経痛などの痛みの緩和
- 気分を落ち着かせて心穏やかになれる
ケシは麻薬の一種・アヘンの原料になる植物ですが、ポピーシードに含まれるアルカロイドには痛みを和らげる効果があります。神経痛などの痛みの緩和はもちろん、イライラした気分を落ち着かせて心穏やかにする効果が期待できます。
4.ビタミンやミネラルが体調を整える
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効果効能④
- ビタミンやミネラルが豊富に含まれている
- 代謝の活性と炎症の抑制効果で美肌につながる
- ビタミンBが疲労回復をサポートする
ポピーシードにはビタミンBや葉酸など疲労回復につながる栄養素が豊富に含まれています。ビタミンBは代謝の活性と炎症抑制効果に優れており、美肌に効果的です。さらに、疲労回復やストレスの緩和効果も高いことから、心と体のバランスを整えて健康な体を維持できます。
1日の摂取量は?
美容と健康に効果的なポピーシードですが、ケシの実と知って「中毒性が高いのでは?」と気になる方は多いかもしれません。そこで、ポピーシードの1日の摂取目安量を紹介します。
1日に5g程度が適量
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摂取目安
- 1日の摂取目安量は約5g
- ティースプーン3杯/小さじ1杯程度
- サラダやヨーグルトに加えるだけでOK
ポピーシードの1日の摂取目安量は5g程度です。ティースプーンで3杯、小さじ1杯をサラダやヨーグルトに加えるだけで栄養を摂取することができます。
メリットデメリット?
ポピーシードの効果効能を踏まえて、より詳しいメリットを紹介します。また、健康によいとはいえ、デメリットになり得る部分があるのも確かです。以下のメリット・デメリットを参考に日々の食生活に取り入れてみてください。
メリット | デメリット |
---|---|
・リラックス効果 ・便秘の解消 ・動脈硬化/高血圧予防 ・美肌につながる効果 ・ストレス/疲労感の軽減 | ・ビタミンBの過剰摂取 ・オレイン酸 |
ポピーシードのメリット
まずはポピーシードの5つのメリットを紹介します。
ーリラックス効果
ポピーシードのメリットは高いリラックス効果です。鎮静作用を持つアルカロイドが含まれており、神経を鎮めてストレスを軽減してくれます。
そのほかにも、テバイン、コデイン、パパベリンといった鎮静成分が含まれているため、古来よりハーブ療法などで使用されてきたと伝わります。
ー便秘の解消
ポピーシードには豊富な食物繊維が含まれており、腸の運動を促して便の柔らかさをサポートします。また、食物繊維は腸内で水分を吸収し、スムーズな排便を促します。
それにより、便秘の解消だけでなく便秘予防にも効果的です。適切な水分摂取とバランスの取れた食事と組み合わせることで、より高い便秘解消効果が期待できます。
ー動脈硬化・高血圧の予防
ポピーシードに含まれるオレイン酸は血液の循環を改善する作用があります。また、悪玉コレステロールを低下させるため、動脈硬化や高血圧の改善と予防に効果的です。
さらに、オメガ3脂肪酸も心臓の健康を促進し、血管の炎症を軽減します。これらの理由から、ポピーシードは動脈硬化、高血圧、心疾患のリスクを低減に期待できます。
ー美肌につながる効果
ポピーシードには美肌の維持に欠かせないビタミンEの含有量が多く、紫外線からのダメージを軽減して肌の老化を防ぎます。
また、抗酸化作用成分も多く含まれており、肌の血行促進、炎症の抑制、シミやしわの減少して美肌につなげてくれます。脂肪分や食物繊維も多いため、体の中からきれいな肌へと生まれ変わることが期待できます。
ーストレス・疲労感の軽減
ポピーシードにはストレスと疲労感の軽減する効果が期待できます。理由は、痛みの緩和と気分を落ち着かせる作用を持つアルカロイド成分が豊富に含まれているからです。
疲労が溜まったときやストレスを感じたときは、小さじ1杯のポピーシードを摂取してみてください。
ポピーシードのデメリット
ポピーシードにメリットがある一方、デメリットになり得る要素もあります。以下はポピーシードの2つのデメリットです。
ービタミンBの過剰摂取
ポピーシードにはビタミンBが豊富に含まれています。ビタミンBは代謝の活性、炎症の抑制、疲労回復の効果が期待できますが、過剰に摂取したからといって体によい効果をもたらすわけではありません。
健康への悪影響までは及びませんが、ビタミンBを過剰摂取しても吸収されることはなく、老廃物として体外へ排出されてしまいます。健康や美容によくても、摂取量は適量を守ることが大切です。
ーオレイン酸
オレイン酸は血液の循環を改善し、高血圧などの生活習慣病予防に効果的です。しかし、オレイン酸自体は脂質に分類されるため、過剰に摂取することでコレステロールや中性脂肪を増加させてしまいます。肥満につながる原因になり得るため注意が必要です。
ポピーシードの効果効能で健康的な毎日を送ろう!
ポピーシードは美容と健康に関する効果効能が期待できるスパイスです。ヨーグルトやサラダに加えるだけで手軽に摂取することができます。しかし、過剰な摂取は肥満につながる原因です。1日5gを目安にして、健康的な毎日を送りましょう。
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