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生姜(ジンジャー)の効果・効能8つを解説!むくみや冷え性改善&副作用もある?

生姜(ジンジャー)の効果・効能や副作用などについて解説

生姜(ジンジャー)の効果・効能や副作用などについて解説

生姜(ジンジャー)は世界中で利用されている香辛野菜です。

日本には遥か3世紀以前には渡来したとされていて、刻んだりすりおろしたり、スライスしたりと和洋中限らずさまざまな料理に利用されています。

「根生姜」は1年を通して出回っていますし、旬の「新生姜」を豚肉と炒めたり新生姜ご飯やかきあげ、また紅生姜や甘酢漬けにして保存されているかたも多いのではないでしょうか。

普段の料理に欠かせない生姜(ジンジャー)は、漢方薬全体の8割ほどにも利用されています。

そんな生姜(ジンジャー)の効能を8つと副作用についても解説します。

 

生姜(ジンジャー)が持つ8つの良い効果・効能

生姜(ジンジャー)が持つ8つの良い効果・効能

生姜(ジンジャー)にはおよそ400種類の健康に良い化学成分が含まれています。

中でも効果の高い8つの成分とその効能を詳しく解説しますので、参考にしてください。

 

①体を温め血行を良くする

生姜(ジンジャー)の辛味成分である「ジンゲロール」は、特に新鮮な生姜(ジンジャー)に多く含まれています。

ジンゲロールには血行促進作用があります。

むくみは水分代謝が悪化して起こりますが、血流をよくすることで発汗しやすくなりむくみの解消につながるでしょう。

発汗することで体内の毒素や老廃物も排出され疲労回復や生活習慣の予防などデトックス効果も期待できます。

また、血行が良くなると冬には身体が温かくなり夏は夏バテの予防にもなるでしょう。

さらに、ジンゲロールは加熱すると一部がショウガオールという成分になります。

ショウガオールはジンゲロールよりも体を温める効果が高いのですが、新鮮な生姜(ジンジャー)にはほとんど含まれていないため、生姜焼きや煮込み料理、スープやチャイなどに利用するのがおすすめです。

 

②消化を良くして胃の調子を整える

生姜(ジンジャー)は消化器官に効能があり、胃に入った食べ物を消化・吸収されるよう消化促進作用があります。

そのため、胃の不調や嘔吐、吐き気などの改善が期待できるでしょう。

ただし、この場合は軽度のお腹不調、乗り物酔いなどで、食中毒の予防や治療が必要な腹痛の場合は医師へかかってください。

 

③体の炎症を抑える

生姜(ジンジャー)に含まれるジンゲロールには抗炎症作用があり、生姜(ジンジャー)を食べていると関節リウマチや変形性関節症といった痛みを緩和するとされています。

炎症はロイコトリエンという炎症性化学物質が生成されて起こるのですが、ジンゲロールにはその生成を抑える効果が期待できます。

また、生姜(ジンジャー)には抗酸化物質に似たフィトケミカルという化合物も含まれています。

これは細胞の損傷を減少させる働きをしますので、炎症の発生を抑制できる可能性が高いです。

 

④殺菌・抗菌効果がある

生姜(ジンジャー)には殺菌・抗菌効果があります。

ブドウ球菌やサルモネラ菌、大腸菌などの細菌タイプはすべて違うのですが、それらの成長を抑え、腸内を健康的に保ちます。

さらに、抗菌性があるため、歯周炎や歯肉炎といった口内細菌での炎症にも効果があるといわれています。

 

⑤口臭を抑える

生姜(ジンジャー)に含まれるジンゲロールには、口臭を抑える効果もあります。

唾液に含まれるチオールオキシダーゼという酵素は、口臭の主な原因となる硫黄を含んだ化合物を分解する働きをします。

ジンゲロールはチオールオキシダーゼを活性化させ、数秒で16倍に増やすと研究で判明しました。

つまり、生姜(ジンジャー)を食べてジンゲロールが口内に入ることでチオールオキシダーゼが増加し口臭の原因となる化合物を分解するということです。

 

⑥痛みや吐き気を和らげる

生姜(ジンジャー)には多くの消化促進効果があります。

特に吐き気を軽減しますので、乗り物酔いを防いでくれるでしょう。

妊娠中のつわりにも効果的で生姜湯を少しづつ飲むとよいとされています。

ただ、生姜(ジンジャー)は妊娠中でも安全と言われていますが、摂取するさいには医師に相談してください。

また、生姜(ジンジャー)には抗痙攣と抗炎症作用があるため痛みの緩和も期待できます。

さらに片頭痛の発作や生理痛などに効果があるといわれています。

ただし、鎮痛剤を服用していたり投薬治療中の方は生姜(ジンジャー)を摂取する場合、医師に相談しましょう。

 

⑦糖尿病リスクの軽減

生姜(ジンジャー)に含まれる活性化合物には、代謝とインシュリン値を改善するといわれています。

インシュリンが改善すると血糖を細胞に取り込みあふれにくくなるため、糖尿病のリスクも軽減できる可能性があります。

インシュリン値が改善すると言っても「ジンジャークッキー」や「生姜の砂糖漬」など、過剰な糖分摂取をするのはやめてください。

 

⑧がんを予防する可能性がある

生姜(ジンジャー)に含まれる細胞保護作用は、細胞死やがん細胞の増加、DNAの変化といった細胞の活動を低下させます。

さらに、血行を促進し体温を上昇させるため免疫力の強化も期待できるでしょう。

生姜(ジンジャー)は万能薬ではありませんが、定期的に摂取することで健康にメリットが多いです。

 

参考サイト:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

生姜(ジンジャー)の悪い効果・副作用

生姜(ジンジャー)の悪い効果・副作用

生姜(ジンジャー)にはさまざまな良い効果・効能がありますが、食べ過ぎによる副作用には注意が必要です。

 

下痢や腹痛

良い効果で解説しましたが、生姜(ジンジャー)は消化器官に働きかけます。

胃腸に刺激を与えるため生姜(ジンジャー)を過剰摂取すると、下痢や腹痛が起きる場合があります。

体調不良のときや、普段から胃腸が弱いかたは摂取量に気を付けてください。

 

胸焼け

消化促進作用のある生姜(ジンジャー)は胃もたれや吐き気を軽減させ乗り物酔いに効果的ですが、負担がかかりすぎると胸やけを起こる可能性があります。

胃腸の疾患があるかたや少し胃腸の具合が良くない場合には、生姜(ジンジャー)を摂取するのは控えたほうが良いでしょう。

 

アレルギー

生姜(ジンジャー)でアレルギーになる可能性はそれほど多くはないといわれています。

また、アレルギーになった場合でも症状は軽度でしょう。

生姜(ジンジャー)アレルギーは、食後数時間から数日後に動悸や満腹感、肩こりなどがあらわれます。

これらの症状は普段でも感じることがあるため、生姜(ジンジャー)が原因かどうかの見極めが難しいでしょう。

生姜(ジンジャー)を摂取すると症状があらわれるのであれば、アレルギーの可能性が高いです。

摂取するのをやめて医師に相談してみてください。

 

適量であれば生姜(ジンジャー)の副作用は心配ない

適量であれば生姜(ジンジャー)の副作用は心配ない

生姜(ジンジャー)は良い効果・効能の高い香辛野菜です。

アレルギーの症状がでるかた以外は適量の摂取だと、副作用の心配はない可能性が高いでしょう。

生姜(ジンジャー)の一日の適量は生の場合「5~10g」です。

これはスライスしたものだと6~7枚程度、細かく刻んだりすりおろしたりした場合は小さじに1杯程度になります。

生姜(ジンジャー)の効果・効能は毎日適量を摂取することがポイントです。

一日の適量を守り過剰摂取にならないようにしましょう。

 

過剰摂取に注意しつつ普段の食事に生姜(ジンジャー)を取り入れてみよう!

過剰摂取に注意しつつ普段の食事に生姜(ジンジャー)を取り入れてみよう!

生姜(ジンジャー)の効果を解説しました。

生姜(ジンジャー)には天然の化学成分が多数含まれていて様々な効能が期待できますが、体に良いからといって過剰摂取には注意してください。

生姜(ジンジャー)の効果・効能が期待できるのは、普段の食事で適量とりいれるのがポイントです。

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