スパイスティーの美味しい淹れ方や世界のスパイスティーを紹介!

スパイスティーはその名の通り、スパイスやハーブをブレンドした紅茶です。
自宅にある紅茶の茶葉に、お好みのスパイスやハーブを加えるだけで、手作りスパイスティーが簡単に作れます。
今回はスパイスティーの美味しい淹れ方を解説していきます。
世界のスパイスティーも紹介しているので、紅茶が好きな方はぜひ読んでみてください。
スパイスティーの美味しい淹れ方
スパイスティーの美味しい淹れ方を紹介します。
使用するスパイスによって仕上がりが変わってくるので、味の好みや気分に合わせてその都度調整しましょう。
スパイスティーの材料
- お湯
- 茶葉 大さじ1
- シナモン 1〜2本
- カルダモン 3〜5個
- クローブ 3〜8個
- ブラックペッパー 適量
- 生姜 適量
- クミン 適量
- ポット 2個
- 茶こし 1個
スパイス類はシナモン・カルダモン・クローブが基本の材料です。
その他のスパイスはお好みで追加しましょう。
スパイスや茶葉をこし取るため、ポットは2つ必要になります。
茶こしは大きめのものを用意してください。
スパイスティーの淹れ方
- ポットに細かく砕いたスパイスと茶葉を入れる
- ポットにお湯を注ぐ
- フタをして3〜4分ほど蒸らす
- もうひとつのポットに茶こしでこしながら移す
スパイスは香りを出すために、しっかり砕いてから使いましょう。
パウダーでも代用できますが、香り豊かなホールが断然おすすめです。
世界のスパイスティー
ここでは世界のスパイスティーを5つ紹介します。
季節や体調に合わせて、バリエーション豊かなスパイスティーを楽しみましょう。
①クリスマスティー

フルーツとスパイスの香りがたまらない、クリスマスティーを紹介します。
クリスマスティーはイギリスをはじめ、ヨーロッパでクリスマスシーズンによく飲まれている飲み物です。
材料
- 紅茶のティーバッグ 1個
- 水 200ml
- シナモンスティック 1〜2本
- クローブ 2〜3個
- ナツメグ 適量
- お好きなドライフルーツ 適量
ドライフルーツはリンゴやオレンジピールがおすすめです。
なるべく半生のものを使いましょう。
作り方
- 鍋に水を入れて沸騰させる
- スパイスを加えて煮出す
- マグカップにティーバッグを入れて②を注ぐ
- 3分ほど蒸らす
- ドライフルーツを加える
甘さが足りない場合、お好みで砂糖やハチミツを加えてください。
ミルクを足すと濃厚な味わいに仕上がります。
②アップルサイダーティー

アップルサイダーティーはアメリカやカナダで親しまれている、スパイスを効かせたリンゴジュースです。
サイダーといっても炭酸は入っていません。
材料
- 紅茶のティーバッグ 1個
- 砂糖またはハチミツ 適量
- 果汁100%のリンゴジュース 180ml
- オレンジの皮 1/2個分
- シナモンスティック 1〜2本
リンゴジュースはなるべく果汁100%のものを使いましょう。
ティーバッグはアールグレイがおすすめです。
作り方
- リンゴジュース、スパイス、オレンジの皮を鍋に入れる
- フタをして弱火で加熱する
- 煮詰まったらティーバッグと砂糖(またはハチミツ)を入れる
- 火を止めてフタをしたまま3分ほど蒸らす
飾り用として、リンゴやオレンジをトッピングするとおしゃれに仕上がりますよ。
③モロッコティー

スパイスティーには基本的に紅茶が使われますが、煎茶でも美味しく作ることができます。
ここでは、煎茶にスパイスと甘みを加えたレシピを紹介します。
材料
- 煎茶のティーバッグ 1個
- お湯 180ml
- 砂糖 適量
- お好みのホールスパイス 適量
スパイスは香りの強いカルダモンやクローブなどがおすすめです。
作り方
- ポットにティーバッグとスパイスとお湯を入れる
- フタをして3分ほど蒸らす
- カップに注いで砂糖を加える
砂糖を多めに入れると本場に近い味わいに仕上がります。
④シェルパティー

ヒマラヤ登山者をサポートする「シェルパ」が、疲れを癒やすために飲んだとされるシェルパティー。
紅茶、ワイン、ブドウのハーモニーが楽しめます。
材料
- ティーバッグ 1個
- お湯 180ml
- ワイン 5〜10ml
- 巨峰 2〜3粒程度
- お好みのスパイス粉末 適量
- 砂糖 適量
ティーバッグは香り高いダージリンがおすすめ。
巨峰はマスカットでもOKです。
作り方
- 巨峰を輪切りにする
- ポットにティーバッグを入れてお湯を注ぐ
- 半量の巨峰をポットに入れたらフタをして3分ほど蒸らす
- カップに残りの巨峰とワインを入れて③を注ぐ
最後にお好みでスパイスの粉末と砂糖を加えてください。
⑤サマハン

サマハンは14種類ものスパイスやハーブがブレンドされているハーブティーです。
別名「飲むアーユルヴェーダティー」と呼ばれています。
飲むと身体がポカポカと温まり、冷え性の方にぴったりです。
基本の飲み方
袋に入っているサマハンの顆粒をカップに移し、水またはお湯で溶かして飲みます。
口に含むとスパイスやハーブのピリッとした刺激があります。
ほのかに甘みも感じられますが、すっきりとした後味が特徴です。
おすすめアレンジ
夏場は炭酸で溶かして、爽快感を味わうのもおすすめです。
生姜の風味に炭酸のシュワシュワ感を合わせることで、ジンジャエールに近い味を楽しめます。
牛乳や豆乳で溶かすと、チャイのようにまろやかな味わいに。
砂糖やハチミツなどで甘さをプラスするとスパイス感が軽減され、飲みやすくなるでしょう。
スパイスティーに使うスパイスの効果・効能・注意点
スパイスティーを作る際によく使われるスパイスについて解説していきます。
スパイスの種類によって得られる効果や効能はさまざまです。
摂取方法や使い方などの注意点も紹介しているので、一度目を通してみてください。
1.シナモン

スパイスティーに使われることが多いスパイスのひとつとして挙げられるのがシナモン。
アップルパイやタルトタタンなど、リンゴを使用したお菓子との相性が抜群です。
シナモンには抗菌作用や発汗作用があり、胃の調子を整える効果も期待できます。
ただし、胎児に悪影響を与える可能性があると言われているため、妊娠中の女性は多量摂取を避けましょう。
2.カルダモン

カルダモンは爽やかで甘い香りとピリッと来る刺激が特徴です。
消化の働きをサポートするだけでなく、口臭予防にも効果があります。
少量でもしっかり香るため、スパイスティーに使用する際は入れすぎに気をつけましょう。
3.ジンジャー

身体を芯から温めてくれるジンジャーは冷え性の改善に効果的です。
冬場や冷えが気になるときはジンジャーをたっぷり使いましょう。
消化促進作用、発汗作用、血行促進、抗菌作用などもあります。
4.クローブ

クローブはクセのある甘い香りが特徴で、スパイスティーに使うと個性が出やすくなります。
好みが分かれるスパイスですが、抗菌作用や鎮痛作用があり、消化不良に効果的です。
潰すとえぐみが強くなるので、ホールのまま使いましょう。
5.クミン

エスニックな香りを持つクミンは、カレーに使うスパイスとしておなじみです。
消化の働きを促し、解毒作用があると言われています。
お通じの改善効果が期待でき、便秘に悩んでいる方はぜひ積極的に使ってみましょう。
6.コリアンダー

コリアンダーは柑橘系の香りが特徴のスパイスで、葉の部分はタイ料理でよく使われるパクチーです。
肉・豆・卵料理に活用される他に、焼き菓子にも多く用いられます。
コリアンダーには熱を冷ます作用があり、スパイスティーに入れることで、身体のほてりを取り除いてくれるでしょう。
7.ブラックペッパー

ブラックペッパーは普段使いしやすいスパイスなので、常備している方も多いでしょう。
スパイスティーに加えると、ピリッとした辛さがアクセントになります。
抗菌作用があるだけでなく、下痢や腹痛、消化不良など胃腸の症状にも効果的です。
スパイスティーを自宅で楽しんで体を芯から温めよう!

スパイスティーの美味しい淹れ方について解説しました。
普段飲んでいる紅茶にスパイスを加えるだけで、大人の味わいに仕上がります。
アレンジを取り入れながら、自宅でさまざまなスパイスティーを楽しみましょう。
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