低血糖にはちみつが効果的な理由や摂取するメリットなどについて解説
低血糖の方に、はちみつをおすすめします。
はちみつは身体に良く、低血糖の方の強い味方です。今回ははちみつがなぜ低血糖の方に良いのかやはちみつの8つのメリットについて紹介します。
また、はちみつ以外に低血糖の方におすすめの食べ物もまとめました。
低血糖にはちみつが効果的な理由
はちみつは低血糖にとても効果的です。
低血糖に効果的な理由をまとめました。
そもそも低血糖とは？
私たちが生きていく上で欠かせないのがブドウ糖です。
ブドウ糖は私たちの身体の中で、エネルギー源の1つとして大活躍しています。
しかし何かしらの理由で、血液に含まれるブドウ糖が少なくなると、低血糖に陥ります。低血糖になると発汗、動悸、手指の震え、熱感、不安感、悪寒、眠気などの症状が表れます。
また低血糖が酷いときは、けいれんや昏睡状態に陥ることもあり危険です。
さらに低血糖の中には、気づきにくい夜間低血糖もあります。
夜間低血糖は寝ている間に起こるもので、気づかないうちに心臓や認知機能に影響を与えている場合も考えられます。
はちみつには血糖値を安定させる効果がある
低血糖で悩んでいる方は、はちみつがおすすめです。
はちみつは血糖値を安定させてくれます。
そもそも、はちみつは体内でエネルギー源として働いてくれる果糖やブドウ糖で作られています。
低血糖の症状が少しでもみられたら、すぐにはちみつを食べましょう。
ブドウ糖や果糖や主成分のものはご飯やパン、砂糖などはちみつ以外にもたくさんあります。
しかし、ご飯やパン、砂糖などを体内でエネルギーとして使う場合、体内でブドウ糖や果糖を分解しなければなりません。
それに比べ、はちみつは分解しなくても即エネルギーとして使われます。
はちみつは低血糖のときもすぐに助けてくれる救世主です。
寝る前の一杯のはちみつが効果的
気づきにくい低血糖の症状を予防したい方も、低血糖の症状を緩和したい方も、寝る前のティースプーン1杯のはちみつがおすすめです。
はちみつには血糖値を緩やかに上げて、長時間血糖値を安定させてくれます。
寝る前のチャイや牛乳などに混ぜても良いでしょう。
はちみつには主成分であるブドウ糖と果糖がバランスよく入っています。
そのため、寝る前にティースプーン1杯だけ食べることで血糖値を安定させてくれます。
ぜひ、はちみつを取り入れてみましょう。
はちみつを摂取する8つのメリット
低血糖を防いでくれるはちみつは、他にも私たちの身体に与えるメリットがいっぱいあります。
メリット①：低GI
「GI値」とは「グリセミック・インデックス」の略で、食品ごとの血糖値の上がりやすさを示したものです。
GI値が低いほど血糖値が上がりにくく、身体に良い食品と言われます。
はちみつは同じ主成分を持つ食べ物と比較したところ、低GIであることや血糖値が元に戻りやすいということが証明されました。
メリット②：砂糖よりも甘くカロリーが低い
甘いイメージが強いはちみつですが、カロリーは砂糖よりも低いです。
砂糖100gのカロリーは386.9calありますが、はちみつ100gのカロリーは294calです。
砂糖より甘いにも関わらず、砂糖よりカロリーが低いためダイエットにもおすすめします。
料理をするときも、砂糖の代わりにはちみつを使うとカロリーを抑えることができます。
メリット③：殺菌作用
はちみつには殺菌効果もあります。
はちみつには殺菌作用のあるグルコン酸やグルコースオキシターゼという酵素が含まれています。
そのため火傷や擦り傷、のどの炎症や口内炎などにも効果的です。
風邪を引いたときも効果があるので、はちみつを取り入れてみましょう。
メリット④：腸内環境を整える
はちみつに含まれるオリゴ糖と有機酸の一種であるグルコン酸が、腸内環境を整える役割を果たしています。
オリゴ糖とグルコン酸は、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌の増殖を抑制しています。
さらに善玉菌が腸の中で多くなり活発に活動し始めると、腸のぜんどう運動を促進しお通じを良くしてくれます。
特にローズマリーやアカシアのはちみつを食べると、お通じが良くなります。
メリット⑤：免疫力を高める
風邪予防にもなるはちみつは、日頃から摂取したい食べ物の1つです。
抗菌作用はもちろん抗炎症作用もあります。咳がひどいときや喉が痛いときは、はちみつを取り入れてみましょう。
特にマヌカ花はちみつは抗菌・殺菌作用が高いです。
はちみつの味の癖が強いほど、効果が高くなります。
メリット⑥：歯石予防
多くの効能を持つはちみつは、歯石を予防することもできます。
はちみつの中でも、暗黒色や褐色など濃い色のはちみつは歯石予防の効果が高くなり、歯石を構成するリン酸カルシウム形成を遅らせる働きをします。
子どもが一歳以上なら、一緒にはちみつを食べることを習慣化するのもおすすめです。
メリット⑦：抗酸化作用（アンチエイジング）
はちみつは美肌にも効果的です。
はちみつは強い抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミン類、新陳代謝を促進する亜鉛などが豊富に含まれています。
そのため酸化を防ぎ、古い細胞から新しい細胞への生まれ変わりを促進します。
アンチエイジング効果が高く、老化を防いでくれます。
メリット⑧：貧血改善
最後のメリットは貧血の改善です。
はちみつは鉄や銅に加え、造血作用を持つビタミンB群などが含まれています。
特に蕎麦の実からつくられるはちみつは、鉄分やミネラルが多く含まれているのでおすすめです。
疲れやすい方や貧血気味の方はぜひはちみつを摂取しましょう。
はちみつ以外の低血糖に効果的な食べ物
低血糖の方は、はちみつ以外にも次のような食べ物を食べると効果的です。
チーズ
チーズははちみつと同様、GI値の低い食品です。
チーズは血糖値の上昇を抑えてくれる効果があります。
また消化吸収も良く、リン、鉄、ナトリウムなどのミネラルが豊富なため低血糖の方におすすめの食べ物です。
豆腐
豆腐は消化吸収の良い食べ物のため、低血糖の方におすすめです。
またカロリーが低く、たんぱく質も摂取できるためダイエット中の方も安心して食べられます。
夕食が遅めの方はぜひ、豆腐を温かくして食べてみましょう。
牛乳
牛乳は低GI食品の1つです。
はちみつと同様、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、白米などの高GI食品と一緒に食べても全体のGIを下げる機能やインスリンの分泌を良くする働きがあります。
手軽に飲める牛乳は、低血糖の強い味方です。
ナッツ類
おやつに最適なナッツも低血糖の方におすすめです。
手軽に摂取でき、ダイエットにも効果があります。
ナッツの一日の適量は、手のひら一杯分程度(100〜150kcal程度)と言われています。
大量に食べてしまうと、脂肪過多でカロリーオーバーになるだけでなく、ニキビの原因にもなるため気を付けましょう。
おにぎり
低血糖の症状が出たら、おにぎりを食べるのも有効です。
炭水化物は大きなエネルギー源として、体内で働いてくれます。
寝る前などに食べたい場合は小さめのおにぎりにするなど、量を調整してみましょう。
はちみつをうまく使って低糖質を改善しよう
低血糖で困っている方は、はちみつがおすすめです。
すぐに体内でエネルギーとして使われ、低血糖の症状を和らげてくれます。
またティースプーン1杯を食べるだけで効果が得られるため、食事やおやつなどと一緒に摂取してみましょう。
また寝る前にチャイや牛乳などに入れて飲んでも良いでしょう。
コメント