チャイはダイエットにおすすめ?カロリーや効能を紹介
リラックス効果の高いチャイは、ほっとひと息つきたいときに飲んでいる方も多いでしょう。
複雑なスパイスの香りと甘くて濃厚な味わいが魅力ですが、ダイエットには向いているのでしょうか。
チャイに含まれるスパイスの健康効果も気になるところです。
今回はチャイのカロリーやスパイスの効能について解説します。
チャイはダイエットに適しているの?
ここではチャイがダイエットに向いているのかどうか、カロリーや糖質量と併せて解説していきます。
普段からチャイをよく飲んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
成分的にはおすすめな面もある
チャイは砂糖の甘みが強く、ダイエットにはあまりおすすめできません。
減量中の方は避けるのが無難ですが、その一方でダイエットに適している面もあります。
チャイにはシナモンや生姜などのスパイスが使われており、脂肪燃焼の効果があると言われています。
少量でも満足感が得られるため、小腹が空いたときに小さめのカップで飲むとおやつ代わりになるでしょう。
チャイのカロリーは約120kcal
栄養や効能が豊富なチャイですが、飲み過ぎには注意が必要です。
砂糖と牛乳がたっぷりと使われているため、カロリーはマグカップ1杯(180ml)で約120kcalと高め。
本場インドではお菓子感覚で親しまれており、一度に多量のチャイを飲むことはあまりないようです。
カロリーを少しでも減らしたいのであれば、砂糖の代わりに甘味料を使用するとよいでしょう。
カフェでチャイを注文するなら、牛乳を低脂肪乳に変更してもらうのがおすすめです。
チャイはダイエットにおすすめできない!
チャイの糖質量はマグカップ1杯(180ml)あたり11.5gです。
カロリーも糖質量も高めなので、ダイエットには不向きな飲み物と言えるでしょう。
ダイエット中にチャイを飲むなら、砂糖ではなく甘味料を使う・チャイを飲む量そのものを減らすなど工夫しながらカロリーオフする必要があります。
チャイは冬におすすめ!温まるスパイスを紹介
ダイエットには不向きなチャイですが、体を温める作用のあるスパイスが豊富に含まれています。
ここからはチャイにはどんなスパイスが使われているのか、それぞれの特徴と併せて解説していきます。
①シナモン
シナモンはカシアの樹皮を原料とする香辛料です。
甘い香りとピリッと来るような刺激が特徴で、アップルパイやシナモンロール、フレンチトーストなどのスイーツに用いられます。
カルシウム、鉄分、ビタミンKなど体にいい成分が豊富に含まれていて国内では生薬として使われることもあります。
シナモンに含まれるミネラルの多くは体を温める働きがあり、冷えを改善したい方におすすめ。
ただし肝機能に悪影響を与えるクマリンという成分も含まれているため、過度な摂取は避けましょう。
②カルダモン
カルダモンは柑橘を思わせる爽やかな香りがあり、チャイには欠かせないスパイスです。
北欧や中東で多く用いられ、肉や魚料理、ドレッシング、カレーなど広く使われています。
カルダモンが持つ清涼感のある香りは、クッキーやマフィンといったスイーツとの相性もぴったりです。
カルダモンの香り成分であるテルピニルアセテートには胆汁の分泌を促す作用があり、胃腸の調子が悪いときにも効果的。
優れた殺菌作用や防腐性を持ち、免疫力をアップさせて風邪予防にも役立ちます。
③クローブ
バニラを思わせる濃厚な甘い香りが特徴のクローブも、チャイの材料に欠かせません。
肉の臭み消しとしてビーフシチューやポトフなどの料理に用いられる他、甘い香りを活かしてスイーツやドリンクの香り付けにも使われます。
クローブに含まれるオイゲノールに抗菌・抗酸化作用や鎮痛効果があり、医療の分野でも活躍するスパイスです。
少量でもしっかりと香りが立つので、使いすぎには注意してください。
④クミン
クミンはカレー作りに必要不可欠な材料で、日本でも馴染み深いスパイスです。
エスニック料理に使われることが多いですが、肉料理との相性もよく、ヨーロッパではミートローフやソーセージにも用いられています。
チャイにクミンを入れると、カレーを思わせるエスニックな香りが立ちます。
免疫力アップ、消化促進、リラックス効果、食欲増進など健康効果も盛りだくさんです。
ビタミン群を多く含み、粘膜や皮膚の健康を保つ働きもあります。
⑤チャイブレンド
紅茶の茶葉をベースにシナモン、クローブ、カルダモンなどのスパイスを合わせたものです。
粉末、ティーバッグ、シロップなどさまざまなタイプがあり、オンラインショップでも購入できます。
チャイに必要なスパイスがすべて入っているので、わざわざ揃える必要がありません。
砂糖と牛乳を入れるだけで、いつでも本格的な美味しいチャイが味わえます。
商品によって使われているスパイスが異なるため、好みに合ったチャイブレンドを選んでください。
チャイはダイエットだけじゃない!健康におすすめの5つの効能
カロリーや糖質の高いチャイですが、嬉しい効果・効能も豊富です。
ここからはチャイがもたらす5つの効果を解説していきます。
1.殺菌の効果
チャイに使われることが多いクローブには、強い殺菌効果や消毒作用があります。
冬場に流行るインフルエンザやノロウイルスなどウイルス性の感染症予防に効果的です。
カルダモンにはシネオールという殺菌成分が含まれていて、喉の痛みの緩和や口臭ケアにも役立ちます。
2.便秘解消効果
シナモンやカルダモンには胃腸の働きを促進する働きがあるため、便秘の解消に効果的です。
また、チャイに入っているカテキンには腸内の善玉菌を増やす作用があり、腸内環境を整えてくれる働きがあります。
便通がよくなると自律神経が整いやすくなるので、血行の改善につながります。
日頃から便秘に悩んでいる方は、スパイスがたっぷり入っているチャイを習慣的に飲むとよいでしょう。
3.リラックス効果
シナモンには神経を鎮静化させる作用があり、気分の落ち込みの解消に効果があると言われています。
これはシナモンの香り成分であるオイゲノールが副交感神経の機能を高めて、脳をリフレッシュさせるためです。
短時間で一気に飲むのではなく、香りを楽しみながら時間をかけてゆっくりと味わうとよいでしょう。
ただし、チャイにはカフェインも含まれているため、就寝前にたくさん飲んでしまうと睡眠の妨げになってしまいます。
おやすみ前にもチャイを楽しみたい方は、ノンカフェインのチャイを選ぶのがおすすめです。
4.冷え性改善効果
チャイには体の冷えを取り除くスパイスがたっぷり入っていて、温活にぴったりな飲み物です。
生姜は熱を加えることでジンゲロールという成分の一部がショウガオールに変化し、体を温める効果がアップします。
冷え性の改善効果をアップさせるなら、生姜を多めに入れるのがおすすめです。
夏場はアイスチャイが飲みたくなりますが、冷え性の方は暑い時期でもホットチャイを飲むのがよいでしょう。
5.アンチエイジング効果
チャイはアンチエイジング効果を得たい方にもおすすめの飲み物です。
セイロンやアッサムなどチャイに使用する茶葉には、ポリフェノールの一種である紅茶フラボノイドが入っています。
この成分の抗酸化作用が活性酵素の働きを抑制してくれるので、生活習慣病や老化の予防に効果的です。
チャイはダイエットより冷え性の解消におすすめ!
チャイのカロリーやスパイスの効能について解説しました。
牛乳や砂糖がたっぷり使われているため、ダイエットには不向きですが、チャイに入っているスパイスには体を温める効果があります。
その他、リラックス効果や便秘改善効果、アンチエイジング効果など嬉しい効能が豊富です。
飲み過ぎには気をつけながら、温かいチャイを飲んで体の冷えを取り除きましょう。
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