チャイティーのカフェイン量について解説
チャイティーが大好きだけど、チャイティーに含まれるカフェイン量や私たちの身体に与えるカフェインの影響について知りたい方に必見の記事です。
今回は、チャイティー以外のお茶とカフェイン量を比較しながら、チャイティーに含まれるカフェイン量を徹底解説します。
また、寝る前にチャイティーを飲んだ時や妊娠中の身体に与える影響についても解説します。
チャイティーのカフェイン量は多い?
チャイティーには実際にどれくらいのカフェインが含まれているのか解説します。
実際にコーヒーやせん茶、ウーロン茶とカフェインの量を比べてみましょう。
チャイティーのカフェイン含有量は100mlあたり30mg
チャイティー100mlに含まれるカフェイン量は30mlです。
これはコーヒーに比べると少なく、せん茶やウーロン茶と比べると少し多い量となります。
他のお茶とカフェイン含有量を比較
カフェイン含有量(100mlあたり) | |
マサラチャイ(紅茶) | 30ml |
コーヒー | 60ml |
せん茶 | 20ml |
ウーロン茶 | 20ml |
チャイティーは他のお茶と比べてみると、100mlあたりに含まれるカフェイン量は比較的少ないです。
コーヒーのカフェイン量はチャイティーのカフェイン量の2倍あり、エスプレッソは7倍もあります。
せん茶やウーロン茶のカフェイン量はチャイティーのカフェイン量よりも少ないです。
しかし同じ日本茶でも玉露には、チャイティーの約5倍以上のカフェインが含まれています。
チャイに使われるカルダモンがカフェインを中和する?
『イラストで解る おうちで毒出し! アーユルヴェーダ』という本では、チャイティーに含まれているカルダモンというスパイスがカフェインを中和すると書かれています。
カルダモンはインドカレーにも入っているショウガ科の多年草で、ピリっとした感じとスーッとした清涼感が特徴的なスパイスです。
芳香感が独特で「香りの王様」とも呼ばれ、サフランやバニラなどと肩を並べる高級スパイスとしても知られています。
しかし、カルダモンがカフェインを中和するという科学的根拠はないため注意してください。
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寝る前にチャイティーを飲んでも大丈夫?
リラックスするために、チャイティーを寝る前に飲んでいる方も多いでしょう。
ここからはチャイティーに含まれるカフェインが睡眠の邪魔をしないか、寝る前に最適なチャイティーはあるのかなどを解説します。
カフェインの覚醒作用や利尿作用に注意
チャイティーに含まれているカフェインには覚醒作用や利尿作用があります。
特にカフェインを摂りすぎると、不眠や寝不足の原因になることはよく知られていることです。
通常私たちの身体では睡眠物質・アデノシンが覚醒物質・ヒスタミンを抑制して睡眠を促します。
しかしカフェインを摂り過ぎてしまうと、覚醒物質のカフェインがアデノシンの働きの邪魔をし、ヒスタミンの働きを助けてしまいます。
そのため、脳が覚醒され眠れなくなってしまうのです。
また、カフェインには利尿作用もあり、夜中にトイレに目覚めぐっすりと眠れません。
身体をリラックスさせようと飲んだチャイティーには、脳を覚醒させてしまうカフェインが入っていることを覚えておきましょう。
カフェインが抜けるには長い時間がかかる
一度私たちの身体に入ってしまったカフェインは、抜けるのに長い時間がかかります。
カフェインの影響力は5時間~8時間持続し、身体から完全になくなるまでには数日かかります。
睡眠は身体や頭を休ませるために必要なものです。深い眠りをしっかりと取るためにも、チャイティーを飲むタイミングを考えなければいけません。
チャイを飲むなら最低でも寝る4時間前まで
チャイティーを飲むことが習慣になっている方は、最低でも寝る4時間前までには飲んでしまいましょう。
カフェインは4時間経過すると半減期になります。
身体をしっかりと休ませてあげるためにも、就寝4時間前からチャイティーを飲むのは控えておきましょう。
どうしても飲んでしまいそうという方は、「カフェインの門限」を作るのがおすすめです。
例えば18時以降はカフェインの含まれているチャイティーを飲まないと決めておく方法です。
ぜひ、試してみましょう。
寝る前に飲むならノンカフェインの茶葉を使うのがおすすめ
どうしても寝る前にチャイティーを飲みたい方は、ノンカフェインの茶葉を選んでみましょう。
また、チャイティーの代わりにホットミルクやハーブティー、豆乳や生姜湯などで身体を温めてリラックスさせる方法もあります。
妊娠中にチャイティーを飲んでも大丈夫?カフェインとの関係を解説
チャイティーにはカフェインが含まれています。
赤ちゃんに影響を与えてしまう妊娠中はチャイティーを飲んでもよいのか徹底解説します。
妊娠中のカフェインの摂り過ぎにはリスクがある
妊娠中のカフェインの摂り過ぎにはリスクがあるため、チャイティーを飲むのを控えるのが賢明です。
世界保健機関(WHO)は、2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
妊娠中のカフェインの摂り過ぎは流産や胎児の成長に悪影響を及ぼすとして、厚生労働省もカフェインの摂り過ぎについて警鐘を鳴らしています。
カフェインの摂取上限は国によってさまざま
妊娠中のカフェインの摂り過ぎについて、考え方は各国で少しずつ違っています。
英国食品基準庁(FSA)では、2008年に妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、出生時に低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊娠した女性に対して、1日当たりのカフェイン摂取量を、WHOよりも厳しい200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するよう求めています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。
http://chai-lab.jp/wp-admin/post.php?post=1863&action=edit
世界保健機関(WHO)よりも厳しい呼びかけをしている国々もあります。
大切な命ですから、リスクのあるチャイティーなどカフェインを含むものはほどほどにした方がよいでしょう。
参考サイト:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
飲むならやはりノンカフェインの茶葉がおすすめ
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ホットでもアイスでもストレートでも楽しめます。
カフェインの摂り過ぎに注意しつつチャイティーを楽しもう!
チャイティーにはカフェインが含まれています。
カフェインの摂り過ぎは身体に悪影響を与えるため、摂り過ぎに注意しながら飲みましょう。
チャイティーは身体を温め、リラックスさせてくれます。
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