チャイグラスの使い方(淹れ方)を解説!おすすめチャイグラスも紹介

トルコのチャイグラスは可愛い形と、鮮やかな模様でインテリアとしても人気です。
そこで今回はチャイグラスの使い方・淹れ方を詳しく解説していきます。
またおすすめのチャイグラスも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
チャイグラスの使い方(淹れ方)
チャイグラスの使い方・淹れ方を解説していきます。
チャイグラスはトルコ発祥

トルコではチャイを飲む際はティーカップではなく、チューリップの形をしたすっぽりと手に収まるサイズのグラスで飲みます。
トルコ発祥の花チューリップの形をしたグラスと、トルコ語で紅茶を意味する「チャイ」でチャイグラスと呼ばれ、トルコの人達はこのチャイグラスで熱い紅茶を一日に何杯も楽しみます。
トルコのチャイグラスは小ぶりのため、チャイが冷えないうちに飲み干せるのがポイントです。
淹れたてのチャイは熱いので、グラスのふちを親指と人差し指で持ってゆっくりと飲みましょう。
チャイグラスではミルクティーは飲まない

トルコのチャイはストレートの紅茶で、インドのチャイの様にミルクや砂糖、シナモンなどは一切入れません。
日本でチャイと言えば、スパイスたっぷりのインド式ミルクティーを想像する人も多いですが、トルコの紅茶「チャイ」とはまったくの別物です。
またアイスティーにすることもありませんので、トルコのチャイは熱いストレートティー(プラス砂糖)と覚えておきましょう。
トルコのティーポットの使い方・淹れ方

- 下のポットに水を入れる
- 上のポットに紅茶の茶葉を入れ火にかけて沸騰させる
- 下のポットの水が沸騰したら上のポット(茶葉が入っている方)にお湯を注ぐ
- 茶葉に湯を注いだら蓋をして15分~20分ほど弱火にかける
- 弱火にかけ紅茶の抽出が終わったらチャイグラスに半分ほど紅茶を注ぐ
- 好みの濃さになるように下のポットからチャイグラスにお湯を注ぐ
トルコの紅茶は作り方も独特で、2段重ねのポット「Çaydanlıkチャイダンルック」を使用して作ります。
一般的な使い方・淹れ方は上記のように使用し、一日中チャイを沸かして楽しみます。
トルコではストレートか砂糖を加えて飲むのが一般的です。
チャイグラスを大解剖!種類や変わった形の秘密
チャイグラスの種類や変わった形の理由を解説していきます。
チャイグラスの形の理由

トルコのチャイグラスは小さいチューリップのような形をしており、すっぽり手に収まるサイズ感で真ん中がくびれているのが特徴的です。
この形の理由は、冬はグラスを手の平で包みチャイが冷めない(手も温まる)様に、夏はグラスの淵を親指と人差し指の2本の指で持って飲めるようにと工夫して作らています。
また、小さいのでチャイが冷めないうちに飲み干せる、透明のグラスはチャイの濃さが分かる、など大きさとグラスの透明さにも理由があります。
形はチューリップとティーカップ型が主流

トルコでチャイを飲む際は、ほとんどがチューリップ型のチャイグラスを使います。
ティーカップ型はあまり使われていないようです。
しかし日本の生活様式では、コーヒーや紅茶にも使えるティーカップ型が機能的で便利かもしれません。
チャイを少し冷まして、ゆっくりと飲みたい方にもティーカップ型がおすすめですが、チャイ専用でインテリアとしても楽しむならチューリップ型がいいでしょう。
チャイグラスにソーサーは必需品

チャイグラスにソーサーは必需品です。
チャイはグラスの口ギリギリまで注ぎますので、受け皿のソーサーが必要となります。
グラスを安定させたり、ティースプーンや角砂糖も置く役割があるためソーサーは必ず付けるようにしましょう。
ソーサーはガラス製でなくても構いません。
陶器やメタルなど好みの物を用意しましょう。
取っ手や蓋つきのチャイグラスもおすすめ
トルコのチャイグラスは取っ手が付いていないのが一般的ですが、最近は取っ手が付いたチャイグラスも増えて来ています。
淹れたてのチャイが熱くて持ちづらい方には取っ手付きチャイグラスがおすすめです。
また蓋つきチャイグラスもありますが、そちらはインテリアとして楽しみたい方におすすめです。
チャイグラスに青色が多い理由

チャイグラスには青色がよく使われていますが、これはトルコブルーと言われモスクのタイルに用いられています。
青色はトルコ民族にとって聖なる空や海を象徴する色で、安全と静けさを呼び起こすほか永遠や降下・光・友情・繁栄・清潔・精神性などを意味します。
ブルーのチャイグラスは涼し気で神秘的にも見え、オリエンタルなフォルムの魅力を一層引き立ててくれるでしょう。
チャイグラスのメーカーやおすすめショップ
チャイグラスのメーカーやおすすめのショップを紹介します。
お気に入りのチャイグラスを見つける参考にしてください。
【チャイグラスメーカー】PASABAHCE(パシャバチェ)

パシャバチェ社は、1935年に当時のオスマン帝国将軍(トルコ共和国初代大統領)の命により、イスタンブールの地でハンドメイドの生産を始め、1955年にはオートメーションによる生産を開始しました。
現在では業務用から家庭用まで幅の広い商材を取り揃え、トルコ最大のガラス産業グループの一つとして世界中にその名を知られています。
【チャイグラスメーカー】LAV(ラヴ)

LAV(ラヴ)は、低価格の家庭用ガラス食器を取り扱うトルコのメーカーで、ヨーロッパからアジアまで世界中に輸出を行っています。
シンプルなものから何気ないデザインが入った物など種類が豊富です。
【Amazonで通販】チャイグラス Classic Type

高さ8.4cm・口径5.5cm・115㏄のガラス製チャイグラスです。
角砂糖をいれスプーンで混ぜると、カラコロカラコロとグラスの凹凸部分にスプーンがあたり涼やかな音がなります。
華奢に見えますが熱湯をいれてもびくともしない丈夫さと、6客セットで来客時にもおすすめです。
【おすすめトルコ雑貨店】sevinc8(セヴィンチエイト)

sevinc8(セヴィンチエイト)は、トルコを中心とした国々のガラス食器、服飾雑貨、テキスタイル商品などを多数取り扱っています。
直輸入商品のほとんどが現地の職人によるハンドメイド商品となり、日本国内ではあまり見かけないような独特の幾何学模様や明るい色使いが特徴です。
チャイグラスの使い方(淹れ方)をマスターして紅茶を楽しもう!

チャイグラスはチャイを楽しむことの他に、インテリアとしてもオリエンタルな雰囲気を演出してくれます。
チャイグラスの使い方をマスターして、美味しい紅茶を楽しんでみてください。
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