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さんぴん茶ってどんなお茶?体に良い効果効能7つを徹底解説!

さんぴん茶の効果や効能を解説!

沖縄で愛飲されているさんぴん茶をご存じでしょうか。

沖縄では自動販売機などでも購入できるメジャーなお茶です。

さまざまなメーカーがさんぴん茶を出しており、その数は100種類以上と言われています。

沖縄へ行くと食堂や旅館などでも最初に出されるため、飲んだ方も多いでしょう。

沖縄を代表するお茶、さんぴん茶について、効果効能や美味しい淹れ方まで解説します。

さんぴん茶はどんなお茶?

沖縄ではメジャーなお茶「さんぴん茶」は、沖縄以外ではあなり目にすることはありません。

さまざまなメーカーが発売しているのですが、ほぼ県内での流通となっています。

沖縄以外だと物品店などで販売されています。

沖縄で愛されている「さんぴん茶」はどんなお茶なのかを解説します。

沖縄で親しまれるお茶

沖縄では緑茶を超えて売れているさんぴん茶は、沖縄の少し脂っこい料理にとても良く合います。

さんぴん茶はすっきりした風味が特徴です。

さんぴん茶のルーツは中国

なぜさんぴん茶が沖縄で飲まれているかというと、さんぴん茶のルーツが中国だからと言われています。

沖縄は以前は琉球王国でした。

そのころは中国との交易がとても盛んで、本土よりも早くジャスミン茶が伝わっていました。

ジャスミン茶とは少し違うのですが、中国で言うジャスミン茶「シャン・ペン・ツァー」が日本で言いやすいよう訛り「さんぴん茶」と言われるようになったようです。

さんぴん茶とジャスミンティーの違い

中国との交易で沖縄にジャスミン茶が伝わりました。

さんぴん茶を飲むとわかるのですが、ジャスミン茶と同じような甘い香りがふんわりと漂うのが特徴です。

ただし、さんぴん茶とジャスミン茶は少し違います。

種類が多いお茶には、茶葉には不発酵茶・半発酵茶・発酵茶に分かれます。

「発酵」とは微生物により有害物質などが分解されることですが、お茶の場合は通常とは違い、茶葉の成分が酸化することを指します。

紅茶は発酵茶ですし烏龍茶は半発酵茶です。

酸化により茶葉が赤くなるため、紅茶や烏龍茶は赤味を帯びたお茶になります。

不発酵茶は酸化させない緑茶のことです。

酸化させないため緑茶は茶葉の色がそのまま出ています。

ジャスミン茶はその不発酵茶(緑茶等)にジャスミンの花の香りをつけたものですが、さんぴん茶は半発酵茶にジャスミンの花の香りをつけたものになります。

ジャスミン茶とさんぴん茶は使用される茶葉が違うため、香りはジャスミンですが味が少し違うでしょう。

さんぴん茶の効果と効能

さんぴん茶は烏龍茶や紅茶などと同じ、半発酵茶を使用しています。

そんなさんぴん茶にはさまざまな効果効能が期待できます。

①リラックス効果

さんぴん茶にはジャスミンの香りがつけられています。

ジャスミンの香り成分には酢酸ベンジルという有機化合物が含まれています。

アロマオイルといった精油の主成分にも使用されていて、リラックス効果が期待できるでしょう。

また、酢酸ベンジルには南米からメキシコなどに生息するシタバチ(ミツバチ亜科)類のオスを誘引するフェロモンです。

そのため、官能的な作用効果もあると言われています。

②カフェインの覚醒効果

さんぴん茶にもカフェインが含まれています。

カフェインには体脂肪燃焼や利尿作用、疲労軽減などの作用があります。

中でも有名なのが、眠気をとる「覚醒効果」でしょう。

ただし、カフェインの効果は個人により差があります。

また、過剰摂取により健康被害も研究されています。

飲み過ぎて眠れなくなったり、妊娠中・授乳中の方は摂取量に注意してください。

③抗酸化作用

お茶にはご存じの通りカテキンが含まれています。

もちろん、半発酵茶を使用しているさんぴん茶にもカテキンは含まれています。

ポリフェノールの一種であるカテキンは、強い抗酸化作用が期待できるでしょう。

また、活性酸素が増加すると細胞へダメージを与え、老化や生活習慣病などを発生させる場合がありますが、さんぴん茶には活性酸素が増加するのを抑えたり、ダメージを修復する働きも期待できます。

抗酸化物質としてはビタミンEが代表されますが、さんぴん茶はそれよりも50倍程度の作用があるとも言われています。

④ストレス解消効果

現代病でもあるストレスは多くの方が感じているでしょう。

ストレスは精神的はもとより、頭痛や吐き気、肩こりやめまいなど、身体にも不調がでます。

さんぴん茶にはジャスミンの花の香りが含まれていますが、ジャスミンの香りには「ベンデルアセデート」という成分があります。

ベンデルアセデートには、自律神経を整え緊張をほぐす効果が期待できるでしょう。

また、ジャスミンの花には女性ホルモンの分泌を整える効果も期待できます。

⑤消化促進効果

お茶を飲むと渋みを感じますが、それはポリフェノールの一種「タンニン」が含まれているためです。

タンニンには胃を刺激し胃液を分泌する作用があるため、消化促進に効果的です。

また、腸を引き締める作用もあり、下痢を抑える効果も期待できます。

⑥口臭の予防

さんぴん茶にはポリフェノールの一種であるフラボノイドが含まれています。

カテキンもその一種ですが、多くが強い抗酸化作用を持つのが特徴です。

また、カテキンには抗菌作用があります。

抗酸化や抗菌作用は口臭予防にもなるでしょう。

食事の後に飲むのも効果的です。

抗菌作用は風邪菌にも作用するため、適度に摂取するのがおすすめです。

⑦美肌効果

さんぴん茶にはビタミンC・Eが多く含まれています。

ビタミンCは肌の新陳代謝を促進し美白効果が期待できるでしょう。

ビタミンEには、肌の細胞が酸化するのを防ぎます。

アンチエイジングにはぴったりで、美肌効果も期待できます。

さんぴん茶のおいしい淹れ方

さんぴん茶にはさまざまな効果が期待できるため、ぜひ飲んでほしいお茶です。

さんぴん茶の美味しい淹れ方を解説しますので、参考にしてください。

さんぴん茶を淹れる手順

  • 沸騰させたお湯を急須にいれて、湯飲みへ移します
  • 空になり温まった急須に普通の茶葉と同じように適量の茶葉をいれます
  • 湯飲みにうつしたお湯を急須に戻し、1分程度蒸らしましょう
  • 茶葉が開いたら湯飲みに注ぎます

さんぴん茶は80度のお湯が適温です。

そのため、沸騰させたお湯は一度急須にいれ湯飲みへ移しましょう。

湯飲みに移したお湯を使用することでお湯が80度前後になり、さんぴん茶を美味しく淹れることができます。

一度急須で作ったお茶は、残さずに最後の一滴まで注ぐのも美味しく淹れるコツです。

さんぴん茶は同じ茶葉で4回ほど楽しめる

さんぴん茶はそのままの茶葉で4~5回程度淹れることが可能です。

ただし、1度淹れるごとに味や香りは薄くなるでしょう。

何度か楽しむ場合は蒸らし時間を長くするのがおすすめです。

自身が美味しいと感じる程度の濃さにして飲んでください。

さんぴん茶の効果は体調を整えるために

沖縄ではメジャーなさんぴん茶について、効果効能や美味しい淹れ方などを解説しました。

さんぴん茶はクレオパトラも愛した「香りの王様」ジャスミンの花の香りが含まれています。

茶葉にお湯を注いだらとたんに甘く優しい香りが漂うでしょう。

香りのリラックス効果以外にも、健康によい効果が期待できます。

さんぴん茶はティーバッグタイプがネットでも購入可能です。

ティーバッグタイプは水やお湯の量を守って、美味しく淹れて楽しんでください。

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