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寝る前の緑茶はNG?メリット・デメリットから快眠効果のあるお茶も紹介!

寝る前の緑茶のメリットやデメリットなどを解説

寝る前の緑茶のメリットやデメリットなどを解説

緑茶は悪玉コレステロールの上昇を抑え、生活習慣病の予防効果が期待できる飲み物です。

ミネラルや食物繊維、ビタミンなどの栄養素が含まれていて、血圧のコントロールにも役立つとも言われています。

寝る前に緑茶を飲むのは良くないという噂がありますが、身体にどのような影響が出てくるのでしょうか。

今回は、就寝前に緑茶を飲むメリット・デメリットを解説し、快適な睡眠の手助けをしてくれるお茶も併せてご紹介します。

普段から緑茶を頻繁に飲用している方、寝つきの悪さに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

寝る前の緑茶はNGなのか?

寝る前の緑茶はNGなのか?

どうして寝る前に緑茶を飲んではいけないのか、NG理由を具体的に解説していきます。

 

寝る前の緑茶は睡眠の妨げになる可能性がある

就寝前に緑茶を飲むと、身体は疲れていても眠りにくい状態になるといわれています。

これは脳の覚醒作用と利尿作用が働き、睡眠の質が下がるためです。

 

緑茶に含まれるカフェインが問題

寝る前の緑茶で眠れなくなるのは、緑茶に含まれるカフェインが原因であると考えられています。

人間の脳内には「アデノシン」という睡眠物質が存在し、眠気をもたらす作用があります。

カフェインにはアデノシンの働きを抑制する作用があることから、摂りすぎると脳内にカフェインが蓄積されて眠りにくくなってしまうのです。

就寝前にカフェインを過剰摂取して、深刻な寝不足や不眠症に悩んでいる方も少なくありません。

体内に吸収されたカフェインは約5〜6時間ほどで半分程度まで減少します。

睡眠のパフォーマンスを上げたいのであれば、飲む量だけでなくタイミングにも気をつけることが大切です。

 

どうしても飲みたいなら「氷出し緑茶」がオススメ

カフェインは加えるお湯の温度が高いほど溶けやすくなるので、低い温度のお湯を入れることでカフェイン量を抑えることができます。

一方でリラックス効果をもたらす成分「テアニン」は、温度が低い方が溶けやすいそうです。

テアニンはカフェインが混ざっていると作用が弱まってしまうので、茶葉から溶け出すカフェインをいかに抑えられるかどうかが重要になってきます。

そこでおすすめなのが「水出し緑茶」です。

テアニンは冷水でもスムーズに溶け出しますが、氷水で作る水出し緑茶であればテアニンの効果がより期待できます。

質の高い睡眠を得たいのであれば、濃い緑茶は避けて水出し茶を選びましょう。

 

寝る前にお茶を飲むメリット

寝る前にお茶を飲むメリット

続いて、寝る前にお茶を飲むことで得られるメリットを2つご紹介します。

健康を維持するために必要なことも解説していきます。

 

①水分補給ができる

質の高い睡眠を実現させるためには寝る前に水分をしっかり補給して、体内温度である「深部体温」を急激に低下させることが重要です。

深部体温が下がるとメラトニンホルモンの分泌が促され、深い眠りにつきやすくなります。

また、人は寝ている間に汗や呼気から約500ml以上もの水分を排出し、体重の1〜2%の水分が減るだけでも軽度の脱水が始まります。

就寝中の熱中症や脳梗塞などのリスクから守るために、夏場はもちろん冬場でも寝る前の水分補給は大切です。

 

②体を温めリラックスできる

寝る前にお茶を飲むと身体が温まり、リラックス効果が得られやすいといわれています。

興奮が抑えられて気持ちが落ち着くので、ストレスの軽減にもつながります。

就寝前ギリギリのタイミングで飲むと深部体温が上がってしまうので、遅くとも寝る1時間ほど前には飲んでおきましょう。

 

寝る前にお茶を飲むデメリット

寝る前にお茶を飲むデメリット

寝る前に緑茶を飲むことによるメリットを解説してきましたが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからはデメリットの具体例を2つご紹介するので、チェックしてみてください。

 

①夜中にトイレにいきたくなりやすい

寝る前にお茶を飲むとトイレが近くなるといわれています。

お茶を飲んで身体が冷やされることで血管が収縮し、尿の量が増加して夜中に何度も目が覚めてしまうのです。

さらにお茶に含まれるカフェインの利尿作用により、夜間にトイレに行く回数がより一層増える可能性があります。

腎臓への負担軽減や脱水防止のために、水分を摂ることは大切ですが、飲みすぎは控えましょう。

 

②飲むタイミングによってはかえって寝付きが悪くなる

就寝直前に温かい緑茶を飲むと、それまで低下していた深部体温が上昇してしまい、睡眠の妨げになる可能性があります。

寝つきを良くしたい場合は、常温または冷たいお茶を選ぶようにしましょう。

おやすみ前の数時間以内であれば温かいお茶を飲んでも問題ありません。

 

寝る前に飲むことで快眠効果が期待できるお茶を紹介

寝る前に飲むことで快眠効果が期待できるお茶を紹介

「寝る前の緑茶に問題があるのなら、何を飲めばいいの?」と感じる方も多いでしょう。

ここからは、就寝前に飲むことで睡眠の質を高めやすくなるお茶をご紹介します。

 

①カモミールティー

カモミールティー

就寝までの1〜2時間ほど前に1杯のカモミールティーを飲むと、眠りやすくなるそうです。

神経系の働きを鎮静させる効果や筋肉の緊張を和らげる効果が期待できる他、身体が睡眠を欲している時にしっかり眠れるよう身体を整える作用もあると言われています。

甘い香りが特徴でクセがなく、ハーブティー初心者にもおすすめの飲み物です。

 

②ルイボスティー

ルイボスティー

ルイボスティーにはカフェインが含まれていないため、寝る前に飲んでも睡眠が妨げられる心配がありません。

脳の興奮を抑制し身体を温めてくれるので、快眠効果が期待できます。

また、胎児への負担が少ないことから妊娠中の女性でも安心です。

カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルも豊富に含まれているため、血液の流れを促進し、むくみ改善にも効果が見込めると言われています。

 

③オレンジフラワー

オレンジフラワー

オレンジフラワーは、開花したてのビターオレンジの花を乾燥させてからハーブにしたものです。

オレンジフラワーのハーブティーには高ぶる気持ちを落ち着かせて、不安感やストレスを和らげる作用があります。

他にも消化を促進し便秘が改善されやすくなったり、肌の新陳代謝を高めてコラーゲンを増やす効果も期待できたりなど、嬉しい効能が盛りだくさん。

フローラルな優しい香りと柑橘系を思わせるビターな味わいが特徴です。

苦みが気になる場合は、ハチミツなどで甘みを加えると飲みやすくなります。

 

④白湯

白湯

お茶ではありませんが、就寝前には白湯を飲むのも効果的です。

寝る前に白湯を飲むことでリラックス効果が高まり、就寝中の代謝アップにつながります。

体内の循環が良くなって身体が温まりやすくなるので、冷え性の改善にも役立つでしょう。

 

寝る前の緑茶は飲み方に注意しよう!

寝る前の緑茶は飲み方に注意しよう!

寝る前に緑茶を飲むメリットやデメリット、睡眠の質を上げる効果が期待できるお茶をご紹介しました。

緑茶は飲むタイミングや量を間違わなければ、睡眠の質が下がることはなく、冷え性の改善や熱中症の予防などの効果が期待できます。

寝る直前に緑茶をたくさん飲むことは避け、快適な睡眠を実現して健康的な毎日を送りましょう。

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