ルフナティーのカフェイン有無やルフナティーの特徴・効果について解説

皆さんはルフナティーという紅茶をご存知ですか?
「なんとなく聞いたことがあるような気がするけど、よく知らない」という方もいるのではないでしょうか。
国内ではあまり有名ではありませんが、主にヨーロッパや中東ではたくさんの人々から親しまれている飲み物です。
今回はルフナティーの味わいの特徴や効果・効能を解説し、カフェインの有無についても調査しました。
「ルフナティーがどんな味なのか知りたい」「効果や効能が気になる」という方はぜひ参考にしてください。
ルフナティーとは?
ルフナティーはあまり聞き馴染みがないという方が多いと思いますが、海外では当たり前のように知られている飲み物です。
ここではルフナティーが一体どんな飲み物なのか、産地から味の特徴まで徹底解説します。
ルフナティーに興味がある方は読んでみてくださいね。
スリランカの「ルフナ」で作られる個性的な紅茶

ルフナティーはスリランカ紅茶の一種で、スリランカにあるセイロン島南部州が原産です。
「ルフナ」というのは地名ではありませんが、スリランカの南部から東部にかけた地域を指します。
紀元前、スリランカの南部に存在していたと言われる「ルフナ王国」に由来しているという説があります。
国内への輸出はまだまだ少なく、スーパーやコンビニといった身近なお店ではほとんど売られていないようですが、紅茶専門店などで購入可能です。
海外で人気のロー・グロウン・ティー(低地産紅茶)
スリランカ紅茶は、産地の標高によって「ハイグロウン」「ミディアムグロウン」「ローグロウン」の3種類に分けられます。
ルフナは、標高の低い地域であるローグロウンに分類されます。
この地域は気温が高いため、茶葉の育ちが早くなるそうです。
1週間に一度は摘むことができるほど頻繁に収穫されていて、スリランカから輸出される茶葉の約6割はルフナが占めていると言われています。
発酵の度合いが強くなることから、茶葉に黒みを帯びているのも特徴です。
渋みが少なくコクが強い
ルフナティーは見た目の濃さに反して、渋みが控えめでまろやかな甘みがあります。
セイロンティーやアッサムティーに近く、黒糖のような深みのある強いコクや燻したようなスモーキーな香りが特徴です。
ストレートでも十分に美味しく飲めますが、ロイヤルミルクティーに向いている茶葉といわれています。
ルフナティーにカフェインは入っているの?

ルフナティーは強いコクがありつつも渋みが少なく、あっさりとした飲みやすい紅茶であることがわかりました。
そこで気になってくるのがカフェインの含有量。
1日あたりどのくらいであれば飲んでも大丈夫なのか、気になりますよね。
ここでは、ルフナティーにカフェインが含まれているかどうかについて解説していきます。
ルフナティーにもカフェインは含まれている
結論から言うと、ルフナティーにもカフェインは入っています。
飲み過ぎると身体に害を及ぼす可能性もあり、摂取量には注意が必要です。
いくら飲みやすいからといって、短時間でたくさん飲むのは避けましょう。
紅茶と同様のカフェイン量だと考えるのが無難
ルフナティー個別のカフェイン含有量については、情報がほとんど見当たりません。
紅茶の一種なので、基本的に紅茶と同じくらいのカフェインが含まれていると考えるのが無難です。
1日に3~4杯程度なら問題ない
一般的な紅茶と同様のカフェイン量だとする場合、1日あたり3〜4杯以下を目安に飲むようにしましょう。
飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取につながり、心拍数の増加やめまいなど、身体に悪影響を与える可能性があります。
カフェインの覚醒作用により、就寝前に飲むと眠れなくなることもあるので、量だけでなくタイミングにも注意してください。
ルフナティーの特徴

ルフナティーが具体的にどんな味なのか知ったら、関心がより高まるでしょう。
ここでは、ルフナティーの味わいや香りといった特徴について詳しく解説していきます。
ミルクとの相性がよくチャイにぴったりな紅茶
ルフナティーはコクが強いことから、ミルクとの相性が非常に良いので、ロイヤルミルクティーやチャイにして飲むのが適しているようです。
砂糖やミルクを加えると、サラッとした口当たりで優しい味わいのミルクティーになります。
茶葉の色が濃いため見栄えが良く、濃厚で個性的な風味はミルクに負けることがありません。
中東地域では、ルフナを使ってチャイを作ることが多いといわれています。
シナモンなどのスパイスに、コクの強いルフナが加わることで、パンチの効いた味わいが楽しめます。
香りが強く味がしっかりしている
ルフナティーは個性があふれるスモーキーな香りと、しっかりとした濃い味わいが楽しめます。
ルフナの風味をダイレクトに楽しみたい方は、ストレートで飲むのがおすすめです。
茶葉は黒っぽい色味をしていますが、淹れると濃い赤褐色になります。
見た目の濃さとは裏腹に、渋みがなくすっきりとした味わいなので、食事と一緒に飲むのも良いでしょう。
生産量が多く1年中楽しめる
前述の通り、ルフナが栽培されるのはスリランカ紅茶の生産地としては標高が低い地域です。
気温や湿度が高くなることから茶葉が早く成長し、1年を通して生産されます。
生産量が多くなるシーズンは4〜6月、10〜11月の雨季です。
ルフナティーが持つ2つの効能

ルフナティーには身体に嬉しい効能があるといわれています。
具体的にどんな成分が多く含まれているのでしょうか。
ここでは、ルフナティーを飲むことで得られる2つのメリットについて解説していきます。
ルフナティーはカリウムの含有量が多め
ルフナティーにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムはミネラルの一種で、体内における重要な役割を果たす栄養素です。
そんなカリウムを多く含むルフナティーを飲むことで、身体にどのような効果をもたらすのでしょうか。
効能①:余計な塩分を排出しやすくする
ルフナティーに含まれるカリウムには利尿作用があり、体内にある余計な塩分を排出しやすくなるというメリットがあります。
塩分の多い料理を習慣的に食べている方、むくみが気になっている方にはぴったりの飲み物といえるでしょう。
味つけの濃い食事が続いたら、ルフナティーを積極的に取り入れてみるのも良さそうです。
効能②:血圧を下げやすくする
カリウムには細胞の浸透圧をキープし、体内の色々な機能をコントロールする働きがあるといわれます。
摂取したカリウムは小腸で吸収された後、ほとんどが腎臓によって排出されます。
腎臓でナトリウムが吸収されるのを抑えて排出を促すので、血圧を下げる効果も期待できます。
カフェインの摂り過ぎに注意してルフナティーを楽しもう!

スリランカ紅茶の一種、ルフナティーの特徴やカフェイン量について解説しました。
日本では認知度がまだまだ低い飲み物ですが、ミネラルの一種であるカリウムが豊富に含まれているため、むくみ改善や血圧上昇の抑制などうれしい効果が期待できます。
また、濃厚な味と強い香りを持ち合わせている紅茶なので、ロイヤルミルクティーやスパイシーなチャイにして飲むのがおすすめです。
カフェインの過剰摂取には十分気をつけながら、毎日の生活にルフナティーを取り入れてみましょう。
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