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紅茶のブレンドを自作する方法!ブレンドする目的や代表的な組み合わせも紹介!

紅茶のブレンドを自作する方法や代表的な組み合わせなどを紹介

紅茶のブレンドを自作する方法や代表的な組み合わせなどを紹介

インドのダージリンやアッサム、スリランカのウバやディンブラ、中国のキーマンなど紅茶にはとても多くの種類があります。

デパートやスーパーで購入できるそれらの茶葉は、概ねブレンドされていて「ピュアティー」と書かれていても、商品名の茶葉が80%で他の茶葉を20%混ぜている場合があります。

同じ「ダージリンティー」であっても、メーカーにより味が違うのはそのためです。

今回はなぜ紅茶はブレンドされているのか、また、自作でブレンドティーを作成する方法をご紹介します。

 

紅茶をブレンドする目的とは

紅茶をブレンドする目的とは

市販されている紅茶は概ね、何種類かの茶葉を混ぜたり、配合を変更したりして販売されています。

産地「ダージリン」「ウバ」「アッサム」と書いてあっても、ブレンドティーな場合も多いです。

なぜブレンドされるのか、その目的を解説します。

※ここでの「ブレンド」とは、専門家による配合のことです。

 

紅茶の品質や価格を安定させるため

茶葉は茶園や産地により、味や風味、香り、価格も違います。

特に紅茶はクオリティーシーズンという旬があり、その時期は良質な茶葉が収穫されます。

紅茶は農作物と同様、その年により天候などの自然の影響を受けやすく、同じ場所であっても味は異なるでしょう。

さらに、違う産地の茶葉になると栽培方法も違うため、品質が一定になりません。

収穫時期や産地により味が変わってしまうと、メーカーには不都合です。

また、紅茶の茶葉はオークションで売買されています。

その年により価格が変わると商品の値段にも影響を与えてしまいます。

紅茶をブレンドするのは、品質と価格を安定させるためです。

 

使う水に合わせるため

紅茶を美味しく淹れるためには「水」も大切です。

日本に住んでいるとあまり感じませんが、水は国や地域によって違います。

地域の水が「硬水」であれば、ミネラルが豊富な分紅茶の渋みと結合するため、渋みや香りや味が薄まり紅茶の色は黒くなるでしょう。

日本では多くの地域が口当たりのよい軟水です。

軟水は紅茶の味や香り、渋みなどといった茶葉そのものの味を引き出します。

このように国により水は違うため、その国の水に合うよう茶葉はブレンドされています。

 

ニーズに合った味や香りにするため

紅茶はそれぞれ渋さや香り、風味、色味が違います。

ひとつの種類の茶葉だとそれらは変更できません。

もう少し色を明るくしたい、渋みを加えたいといった場合に、複数の茶葉を専門家がブレンドし、消費者のニーズに合うようにしています。

 

代表的なブレンドの組み合わせを紹介

代表的なブレンドの組み合わせを紹介

紅茶は単一の産地名がついていてもブレンドされていることが多いです。

それ以外に「ブレンドティー」として販売されている代表的な紅茶をご紹介します。

 

代表例①:ロイヤルブレンド

「ロイヤルブレンド」は各メーカーが販売している代表的なブレンドティーでしょう。

どのメーカーも、どなたでも美味しく飲めて、紅茶の魅力を最大限引き出しているのが特徴です。

メーカーによりブレンドは異なりますが、インドのダージリンやアッサムをベースとして、スリランカのセイロン茶葉を配合していることが多いでしょう。

メーカーにより風味や渋みが変わるため、飲み比べるのも楽しい紅茶です。

 

代表例②:イングリッシュ・ブレックファスト

イングリッシュ・ブレックファストは名前の通り朝食時に飲むよう配合されたブレンドティーです。

どちらかというと、風味や渋さ、香りが濃厚で目覚めをスッキリさせる効果もあります。

朝食時ということで、ミルクティーに合うようブレンドされていることが多いです。

こちらもスリランカ産やインド産の茶葉をベースにケニア産の茶葉をブレンドしていることもあります。

 

代表例③:アフタヌーンティー

アフタヌーンティーといえばイギリスの紅茶文化です。

夕方に楽しむ紅茶で、ちょっとした軽食や焼き菓子、ケーキなどと一緒に飲むことが多いです。

香りを大切にしていたり、レモンティーやミルクティー、ストレートティーなどその時々、気分によって様々な飲み方ができるようにブレンドされています。

 

自分だけのオリジナルブレンドを作成する方法

自分だけのオリジナルブレンドを作成する方法

メーカーが販売しているブレンドティーは、万人に合うよう作られています。

とても美味しいのですが、紅茶を楽しんでいると「もう少し渋さがあれば」「もっと香りが欲しい」と思うこともあるでしょう。

そのような場合は自作でブレンドしてみるのもおすすめです。

 

①どんなブレンドを作りたいか考える

自作でブレンドする場合、まずはどんなブレンドが良いか自分の好みを考えましょう。

もちろん決まりはないため、お好みでかまいません。

ただし、やみくもにあれもこれも混ぜてしまうと失敗する可能性が高いです。

自作の場合は「渋み」「香り」「色」をしっかりと決めておきましょう。

 

②ブレンドに使う茶葉を用意する

自作ブレンドするための茶葉を用意します。

お好みでかまいせんが「渋み」「香り」「色」におすすめをご紹介します。

渋みを強く出したいと思ったら、秋に収穫されるダージリンオータムナルは重厚な渋さと香りが良いのが特徴です。

アッサムのオレンジペコ(OP)は少し高価ですが、渋さと深い味わいを楽しめるでしょう。

スリランカのウバも渋みを味わえます。

ウバはクオリティシーズンと他の時期で渋みが違うので試してみてください。

香りを強く出したい場合には、春に収穫されるダージリンファーストフラッシュがおすすめです。

花(フラワリー)や青草(グリニッシュ)の香りを加えることができるでしょう。

スリランカのヌワラエリアは、複雑な香りを持つ茶葉です。

クオリティシーズン以外でもよい香りがします。

薔薇や欄のような香りが好みであれば、中国のキーマンがおすすめです。

ただし、二級品以下のものはスモーキーな香りがするため好みが分かれます。

キーマンの一級品や流通量が少なく高価ですが、手に入ったら試してみてください。

色を濃くしたいと思ったら、スリランカのキャンディがおすすめです。

年中ほぼ同じ機構なので、品質や性質が安定しています。

味はマイルドで鮮やかな赤味がかったオレンジ色が特徴で、自作ブレンドには最適でしょう。

同じスリランカのルフナも濃く深みのある赤が出ます。

ルフナは独特の甘い香りとしっかりとコクがある茶葉です。

加える際は少量づつ、様子を見ながら加えてください。

 

③茶葉を混ぜ合わせる

自作ブレンドティーの場合は、新鮮な茶葉を用意し、正確に量って作りましょう。

作った茶葉はしっかりと均一に混ぜ合わせます。

 

④ティーポットで抽出する

自作ブレンドティーは丁寧にティーポットで抽出します。

カップに注いだら、まず色や香りを確かめて飲んでみてください。

色や香り、味が好みと違っていたら、自作ブレンドティーに少しづつ茶葉を加えてみましょう。

茶葉のバランスをよく考えて、自分好みの味や色、香りに近づけてください。

 

まずは気軽に好みの紅茶のブレンドを自作してみよう!

まずは気軽に好みの紅茶のブレンドを自作してみよう!

紅茶がブレンドされている理由や目的、自作のブレンドティーにおすすめの茶葉や作り方をご紹介しました。

自作ブレンドティーは、最初から作るには茶葉のバランスが大切です。

まずは市販されている中からベースとなる茶葉を選んで、そこに「味」「香り」「色」どの要素を足すか好みをはっきりさせて、少しづつそれぞれに向いている茶葉を加えてみましょう。

世界で一つの自作ブレンドティーをぜひ作ってみてください。

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