烏龍茶のデメリットや正しい飲み方を解説!

烏龍茶は脂肪の吸収を抑え排出したり利尿作用もあるためむくみにも効果的です。
飲み口や後味がスッキリするため常飲している方も多いのではないでしょうか。
烏龍茶は健康に効果がありますが、反面飲みすぎるとデメリットもあります。
烏龍茶を飲むことによるデメリットや正しい飲み方を解説します。
烏龍茶のデメリットや正しい飲み方を解説!

烏龍茶はダイエットにも良いと評判です。
ヘルシーなイメージがあるためお酒の席などでも注文する方が多いでしょう。
烏龍茶にはダイエットやアンチエイジングに効果がありますが、過度に摂取することによるデメリットにも注意が必要です。
烏龍茶を飲み過ぎた場合のデメリットを解説しますので参考にしてください。
烏龍茶のデメリット6つ

烏龍茶を飲み過ぎることによるデメリットを6つご紹介します。
①頻尿になる可能性
烏龍茶には煎茶やほうじ茶とおなじくらいのカフェインが含まれています。
カフェインは血管拡張作用があり摂取すると腎臓へ運ばれる血液量が増えます。
腎臓で血液は濾過され「尿(のもと)」が作られますが、腎臓に運ばれる血液が増えるということは尿の量も多くなり、頻尿になる可能性が高いです。
②下痢をおこす可能性
カフェインには自律神経のひとつ「交換神経」を活発化させる効果があります。
交換神経が活性化すると自律神経のバランスが崩れてしまい胃腸が活発に働きます。
そのため、過度に烏龍茶を飲むと下痢になりやすいでしょう。
また、交換神経が活性化すると胃酸の分泌は減少するのですがあ、交換神経が働きすぎるとバランスをとるため副交感神経も活性化します。
カフェインには胃酸の分泌を促す作用もあり、そのうえで副交感神経の活性化で胃酸の分泌がより活発になるでしょう。
烏龍茶を飲みすぎると下痢を起こす可能性とともに吐き気や胃痛を引き起こす可能性が高くなります。
③不眠になるリスク
カフェインには疲労回復や眠気を覚ます効果があります。
カフェインの効き目は個人により違いがありますが、あまりとりすぎると眠れなくなるでしょう。
特にカフェインに敏感な方だと夕食後に飲んだだけでも眠れなくなる場合もあるため、注意してください。
④太りやすい体質になるリスク
烏龍茶を飲みすぎると下痢を引き起こす可能性があるのを解説しましたが、下痢になってしまうと身体に栄養を蓄えることができません。
栄養を蓄えることができないと身体は「栄養をとろう」と働くためかえって太りやすくなる可能性があります。
また、カフェインは自律神経のバランスを崩し身体を冷やしてしまうリスクもあります。
冷えやすい身体になると基礎代謝が下がってしまうので痩せにくくなるでしょう。
⑤むくみやすくなる可能性
身体の中の余分な水分は血管から染み出すため「むくみ」になります。
カフェインには利尿作用があるので「むくみ」の解消になりますが、過度に摂取すると尿とともに「カリウム」まで排出してしまいかえって「むくみ」やすくなる可能性があります。
「カリウム」は身体の中の塩分も排出してしまうため、塩分不足となり「むくみ」を悪化させるでしょう。
⑥喉が乾燥する可能性
烏龍茶はすっきりとした飲み心地が魅力ですが「スッキリ」するのは油分を取り去っているためです。
油分がなくなると喉が乾燥し粘膜を傷つける可能性もあります。
身体の調子が良い場合にはそれほどリスクはありませんが、風邪や喉が痛く乾燥しているときには飲むのは控えたほうが良いでしょう。
烏龍茶を飲むデメリットと危険性2つ

烏龍茶を飲み過ぎた場合の危険性について解説します。
①妊娠中に飲みすぎると流産リスクが高まる
カフェインに腎臓などの血管を拡張させますが、収縮させる働きもします。
妊娠中に場合、胎盤の血管が収縮してしまうと胎児に酸素が届きにくくなり流産のリスクも考えられます。
さらに烏龍茶などに含まれるカフェインを過剰摂取すると、胎児の体内にも蓄積される場合もあるため注意しましょう。
②過剰摂取でカフェイン中毒の恐れ
カフェインは過剰摂取すると中毒症状になる場合があります。
軽度だと知覚過敏や焦燥感、吐き気や呼吸が早くなります。
重度の場合は妄想や厳格、麻痺や過呼吸になる場合もあるため、過剰摂取には注意しましょう。
烏龍茶を飲むと起きる可能があるデメリット・副作用3つ

烏龍茶を飲みすぎることで起きる副作用を3つ解説します。
①空腹時の血糖値が上がり糖尿病の発病リスク
カフェインは交感神経を刺激するため、空腹時に摂取すると血圧や血糖値があがります。
血糖値がコントロールできないと糖尿病を発生する可能性も高くなるでしょう。
血糖を下げるホルモンはインスリンですが、カフェインにはコルチゾールやアドレナリンといった血糖を上昇させるホルモンの分泌を促します。
特に空腹時には注意が必要です。
②カフェインとタンニンの影響で貧血
烏龍茶にはカフェインとともに「タンニン」が含まれています。
赤血球には酸素を運んでいる「ヘモグロビン」が含まれていますが、ヘモグロビンは鉄とタンパク質からできています。
鉄分が少ないとヘモグロビンが十分に生成されず体内に酸素が運ばれなくなってしまいます。
酸素が足りないと「貧血」となりますが、タンニンは鉄分の吸収を妨げます。
烏龍茶を過剰摂取し鉄分が不足すると貧血やめまいといった症状が起きるでしょう。
③カフェインとタンニンの影響で胃痛
カフェインは胃腸の働きを活発化させ胃液を分泌させる働きがあります。
必要以上に胃液や胃酸が分泌されると胃痛が起こるでしょう。
また、タンニンは腸の働きを促進させます。
カフェインとタンニンの過剰摂取により、胃痛や腹痛が起きる可能性があります。
烏龍茶をデメリットなく楽しもう!正しい飲み方

烏龍茶を飲みすぎることによるデメリットを解説しましたが、正しく飲むことでデメリットも回避できます。
烏龍茶の正しい飲み方を解説します。
成人は500mlのペットボトル4本が適量
烏龍茶などに含まれるカフェインは健康に良い影響もあります。
成人の場合一日のカフェイン摂取量は400mgとされています。
ペットボトル500mlの烏龍茶に含まれているカフェイン量は1本100mgなので、一日だと4本が適量でしょう。
ただし、他にカフェインが含まれている飲料を摂取している場合は、それらも考慮する必要があります。
また、妊婦や授乳中の場合のカフェイン摂取量は200mg~300mg未満とされています。
一日に500mlのペットボトル2本程度が目安となりますが、こちらも他の飲料も考慮してください。
黒烏龍茶は食事と共に飲むと脂肪の吸収を抑える
サントリーから販売されている「黒烏龍茶」は特保烏龍茶です。
ポリフェノールの働きで脂肪の吸収を抑え排出を増加させます。
脂肪がつきにくくなるので痩せやすいのも特徴でしょう。
食事に脂肪分が多い場合や中性脂肪が高い方は食事とともに350ml程度を摂取するのが良いでしょう。
冷えが気になる人は温めて飲むのがおすすめ
烏龍茶は脂肪の吸収を抑えるため食事と一緒に取るのがおすすめですが、身体を冷やしすぎると代謝が悪くなるため、温めて飲むのが良いでしょう。
特に夏場は冷房により自身が思っているよりも身体の内部は冷えています。
夏場こそホットで飲むのがおすすめです。
烏龍茶を飲むデメリットを知り適量を飲もう

烏龍茶を飲みすぎることによるデメリットを解説しました。
烏龍茶は飲みすぎると下痢や胃痛、頻尿などのデメリットがあります。
ただし適量だと脂肪の吸収を抑え中性脂肪を減らす働きやリラックス、アンチエイジングにも効果的です。
烏龍茶の適量を知り、空腹時は避けて食事と一緒に摂りましょう。
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