チャイ・スパイス・カフェインなどのおすすめ情報量は日本最大級

スパイス

妊娠中にシナモンはNG?4つのデメリットから含有量、代替品まで解説!

妊娠中にシナモンは食べちゃダメ?デメリットや代替品を紹介

妊娠中にシナモンは食べちゃダメ?デメリットや代替品を紹介

独特な甘辛い香りとスパイシーでキリっとした風味が魅力のシナモンは、お菓子やパン、チャイなどに使用されています。

「スパイスの王」と言われているシナモンには、血流改善や消化促進、抗菌・防腐など健康にも効果があり毎日少量摂るのが良いとされています。

摂取する機会の多いシナモンですが妊娠中に食べても大丈夫なのかを解説します。

 

妊娠中にシナモンを食べてもOK!

妊娠中にシナモンを食べてもOK!

妊娠中の食べ物や飲み物は胎児に大きな影響を与えるため普段よりも気をつかいますが、シナモンは妊娠中に食べても大丈夫です。

漢方で「桂皮」と呼ばれているシナモンは古代から血流改善の生薬として利用されてきました。

発汗作用によるむくみ改善や胃液の分泌を促すため消化促進にも効果的です。

さらにシナモンには「カルシウム」「鉄分」「カリウム」といった必須ミネラルも多く含んでいます。

五大栄養素のひとつであるミネラル類は不足すると様々な体調不良が起こる可能性が高いです。

シナモンを食べることでそれらを補えるでしょう。

 

妊娠中にシナモンを摂取するデメリット

妊娠中にシナモンを摂取するデメリット

シナモンに含まれている成分は健康に様々な効果をもたらし、妊娠中に摂取しても危険ではありません。

しかし妊娠中にシナモンを摂取することによるデメリットも言われていますので詳しく解説します。 

 

種類により多量に摂取する可能性がある

「シナモン」には上品な香りと柔らかな風味が特徴の「セイロンシナモン」と、甘く濃厚な香りとキリっとした風味が特徴の「カシアシナモン」の2種類があります。

シナモンには「クマリン」という成分が含まれており、後述しますが肝臓に影響を与えるといわれています。

セイロンシナモンとカシアシナモンを比べると、カシアシナモンのほうが「クマリン」が多いため、摂取するのであれば「セイロンシナモン」がおすすめです。

セイロンシナモンは色が明るくステックの場合は内樹皮が使われているためもろく、カシアシナモンは赤茶色でステックの場合硬く厚いのが特徴です。

見た目でも判断できますが購入の際は原産国も確かめてください。

 

参考サイト:内閣府「食品安全委員会」

 

胎児への影響を排除できない

シナモンはお菓子やパン、料理に香辛料として使用しますが、その量はわずかです。

ただしサプリメントで摂取すると多量のシナモンが含まれていますので避けたほうが良いでしょう。

マウスを使った実験では、サプリメントでシナモンを摂取すると胎児に影響があったとされています。

シナモンがお好きでも妊娠中にサプリメントで摂取するのはおすすめできません。

 

”クマリン”への肝臓への影響

シナモンに含まれる「クマリン」はパセリや柑橘系にも含まれている香り成分のひとつです。

桜餅の葉にも含まれていてバニラにも似た特徴的な香りはリラックス効果もあり、血栓防止薬としても利用されています。

ただし「クマリン」には肝毒性があり長期間にわたり過剰摂取した場合には肝臓を弱めるといわれています。

そのため、香りは良いのですが日本では香料としては認められていません。

EUでは一日のクマリン摂取量は体重1kgあたり0.1mgとされています。

とはいえ、厚生労働省では妊娠中のシナモン摂取に関して注意喚起されていないため、あくまでも「多量」に摂取した場合と考えてください。

 

”シンナムアルデヒド”が子宮収縮させる?

シナモンには「シンナムアルデヒド」という刺激的な香りの成分が含まれています。

ドイツの研究ではサプリメントに含まれているシンナムアルデヒドを摂取すると胎児に影響があると発表しましたが、具体的にどのような恐れがあるのかは述べていません。

シンナムアルデヒドには「子宮収縮の恐れがある」とも言われていますが、これも医学的根拠はない状態です。

 

妊娠中にシナモンを摂取するときの適量は?

妊娠中にシナモンを摂取するときの適量は?

妊娠中のシナモン摂取に関してはサプリメントなどで過剰に摂らなければ大丈夫といわれています。

では、その適量がどのくらいなのかを解説します。

 

香り付け程度のお菓子やパンなら週数回を目安に

妊娠中のシナモン摂取量についてはきっちりと「このくらい」とは定まっていません。

しかし、妊娠前までは毎日のようにシナモンが入った食べ物・飲み物を摂っていた方は、妊娠中は週数回にするのが良いでしょう。

パンやお菓子などで使用されているシナモンは香りづけ程度です。

大量に食べなければあまり問題はないと思われます。

 

国立健康・栄養研究所によると”適量ならおそらく安全”

国立健康・栄養研究所では妊娠中のシナモン摂取について「十分なデータがないため使用を避ける」とされていますが、「香辛料として使用されている量であればおそらく安全」と述べています。

 

参考サイト:HFnet「健康食品の安全性・有効性情報」

 

砂糖やカロリーの方が心配かも

妊娠中にシナモンを多量に摂取するとリスクがありますが、シナモンはお菓子やチャイに香りづけとして利用されているスパイスです。

お菓子やチャイなどは砂糖が含まれているため、妊娠中にそれらを食べたり飲んだりしつづけていると、シナモンのリスクよりもカロリーの摂りすぎになってしまいます。

シナモンもそうですが、妊娠中はお菓子やチャイなどで糖分を摂りすぎてしまうほうが心配です。

 

妊娠中にシナモンを食べたいときの代替品

妊娠中に適量のシナモン摂取はかまいませんが、物足りないという方にシナモンの代替え品となるものをご紹介します。

ただしあくまでも「適量」を守ることが肝心です。

 

体が温まるしょうが

体が温まるしょうが

生姜には風邪を予防したり代謝をよくし身体の中から熱を作りだすため冷え性の方にもおすすめです。

また生姜には胃もたれや吐き気・嘔吐を軽減する働きがあるため、妊娠中のつわりにも効果があります。

生姜の効果にも個人差がありますが、スパイスや薬味として使用する程度なら妊娠中でも問題ないでしょう。

 

唐辛子など辛いもの

唐辛子など辛いもの

辛いものは刺激が強いので妊娠中に食べても大丈夫なのか迷うところですが、「激辛」でなければ問題ないでしょう。

あまりに辛いものは消化器系に刺激を与え、下痢や胃痛などが起こる可能性があります。

辛い料理には塩分も多く含まれているため、塩分の過剰摂取や水分の量、主食のごはんが多くなるといったように、他に問題が起こる場合もあります。

あくまでも「通常」に含まれている程度にしてください。

 

ハーブなど体に優しいもの

ハーブなど体に優しいもの

リラックス効果の高いハーブはカフェインも入っていないためハーブティーなどにして楽しむのがおすすめです。

ただハーブはとても種類が多く妊娠中は避けたほうがよいものもあります。

  • ローズマリー
  • セージ
  • ラズベリー
  • センナ
  • サフラン
  • リコリス
  • ペニーローヤル

上記のハーブは妊娠中は控えたほうが良いとされています。

ハーブティーも大量に飲まないのであれば問題ありませんが、心配な方はハーブティーの専門店や医師に相談してから飲むようにしてください。

 

妊娠中のシナモンは適量を心がけよう!

妊娠中のシナモンは適量を心がけよう!

妊娠中にシナモンを摂取することはかまいません。

何事でもどんなものでもそうですが、過剰に摂取すると健康被害が懸念されます。

もちろんシナモンも過剰に摂取するとリスクもあります。

妊娠中はストレスも大敵です。

シナモンを我慢してストレスをためるのでなく「適量」を守り食べるようにしましょう。

コメント

この記事へのコメントはありません。

RECOMMEND

おすすめ記事

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

RELATED

PAGE TOP