チャイシロップの作り方を動画付きで解説
チャイシロップとは、スパイスと砂糖、茶葉を煮詰めてトロっとシロップ状にしたもの。
そのまま牛乳に溶かせば、手軽に本格的なマサラチャイが飲めます。
この記事では、チャイシロップの作り方を、動画やコツを踏まえてご紹介!
簡単に作れるチャイシロップで、本格チャイティーやドリンクアレンジを楽しみましょう。
チャイシロップの作り方
それでは早速チャイシロップの作り方を見てみましょう。
手順を事前に見ておくと、スムーズに作れます。
短時間で手軽に作れるものではないですが、休みの日などにまとめて作ってみてください。
材料(6~8杯分)
- 紅茶(ティーバッグ):8袋
- しょうが:1個
- 砂糖:150g
- シナモンパウダー:小さじ1
- カルダモンパウダー:小さじ1
- 水:400cc
紅茶のティーバッグは市販のものでOKですが、よりこだわりたいならアッサムやセイロンを選ぶのがおすすめ。
加熱しても香りが飛ばず、ミルクと相性が良いのでチャイシロップに適しています。
下準備
まずはチャイシロップを保存する瓶と蓋を洗い、沸騰したお湯に入れて煮沸消毒しましょう。
煮沸消毒は瓶、蓋を同じ鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れます。
その後沸騰して5分ほどそのまま煮て、お湯を捨てて自然乾燥させたら完了です。
煮沸消毒を怠ると、瓶に付着した菌によって腐食が進みます。
チャイシロップを安全に保存するためにも、煮沸消毒はしっかり行いましょう。
作り方
それでは詳しい作り方を見てみましょう。
材料が揃えば、あとはほぼ煮詰める作業だけなので簡単です。
①しょうがをスライスする
まずはチャイシロップに使うしょうがをスライスします。
このとき皮は剥いても良いですが、皮に近いところに香り成分が多く含まれています。
皮が乾燥している、皮の色を着けたくない場合は皮を剥きましょう。
しょうがは凹凸が多いので、包丁ではなくスプーンで剥がすように動かすとキレイにとれます。
②鍋にしょうがと砂糖を入れる
しょうがをスライスしたら、しょうがと砂糖を小鍋に入れます。
このとき時間があるなら、そのまま30分ほど放置してしょうがの水分が出るのを待ちましょう。
③鍋に水・紅茶・スパイスを入れ中火にかける
スライスしたしょうがと砂糖が入っている鍋に、水と紅茶、スパイスを入れて中火にかけます。
紅茶はティーバッグの場合、そのまま入れてしまってOKです。
④中火のまま15~20分煮詰める
中火にかけたら15分~20分ほど煮詰めます。
どんどん水の量が減っていくので、焦げないよう慎重に行いましょう。
底面が広いお鍋だと火が入りやすく、水分が蒸発しやすいので注意が必要です。
⑤火を止めて常温まで冷ます
煮詰めて少しトロっとしてきたら、チャイシロップの完成!
紅茶の渋みが出すぎないよう、火を止めてティーバッグを箸で取り除きます。
そのまま放置して粗熱をとり、常温になるまで冷ましましょう。
⑥茶こしでこしながら消毒済みの瓶に入れる
常温まで冷めたら、茶こしでスパイスやしょうがを濾して瓶に入れます。
先に瓶に入れてから冷ましても大丈夫ですが、瓶が熱くなるので取り扱いには注意してください。
保存期間は、冷蔵庫の中で1週間程度です。
チャイシロップを作る際の4つのコツ
チャイシロップは作り方が簡単なので、上記のやり方でも十分に美味しく作れます。
しかし時間があるなら、下記のコツを踏まえて作ってみましょう。
スパイスや紅茶の香りがグンと引き立ち、より美味しく仕上がりますよ。
①しょうがと砂糖を混ぜて時間を置く
上記の動画では小鍋に入れた後すぐ水や紅茶を入れていますが、時間があるならそのまま30分ほど置いておくのがおすすめ。
しょうがと砂糖をそのまま置いておくことで、しょうがの水分が出て繊維がほぐれ、より香りや味が引き出しやすくなります。
しょうがから出た水分は砂糖が溶けることで、茶色いとろみのある液体に変化します。
その茶色い液体ごと一緒に煮詰めましょう。
②紅茶を蒸らしてから鍋に入れる
紅茶はあらかじめ蒸しておくと、香りと味がより豊かになります。
ティーポットなどを使い、分量外の熱湯を茶葉が浸るほどかけて1分ほど蓋をしたらOK。
そのお湯ごと一緒に煮出すと、茶葉が開くので香りがよくなります。
分量外のお湯を使うので、そのぶん煮出し用にいれる水を減らすか煮詰める時間を少し長くしましょう。
③スパイスを足してもOK
今回はしょうがとシナモン、カルダモンを使ってチャイシロップを作るやり方を紹介しました。
それに加えて、ブラックペッパーやクローブを入れるのもおすすめ。
よりスパイシーでぴりっとした刺激があるので、より本格的なチャイシロップに仕上がります。
④残ったしょうがは食べられる
チャイシロップの作り方のコツではないですが、材料を無駄にしないポイントとして残ったしょうがを別の料理に利用可能です。
残ったしょうがは乾燥させ、表面をパリっとさせたら砂糖をまぶして美味しく食べられます。
チャイシロップで作ったチャイティーと一緒に食べても美味しいので、シロップを作るついでに調理してみましょう。
チャイシロップのおいしい飲み方
チャイシロップは、基本の飲み方に加え実はいろんなアレンジが楽しめます。
最後にチャイシロップの美味しい飲み方について、いろいろな方法を伝授します。
基本のチャイ
基本のマサラチャイは、チャイシロップを牛乳で割るだけで完成します。
使う量は、チャイシロップを5~6倍程度に希釈するのが基本。
チャイシロップ大さじ4~5に対し、牛乳300mlが目安です。
牛乳はホットでもアイスでも大丈夫。
シロップ状なのでサラリと溶け、スパイスと紅茶の香りが牛乳と合わさって美味しくいただけます。
豆乳チャイ
牛乳だとアレルギーが気になる、ヴィーガンにチャレンジしたい人は豆乳割りも美味しく飲めます。
無調整だと大豆の青臭さが残っているため、飲みやすい調整豆乳がおすすめです。
また豆乳以外にも、食物繊維が多く含まれているオーツミルク、ビタミンEが豊富で抗酸化作用が期待できるアーモンドミルクもチャイと相性抜群です。
スパークリングチャイ
立っているだけでも汗をかくような暑い日には、シュワシュワとした刺激を楽しめる冷たいスパークリングチャイがぴったり!
作り方はチャイシロップ10gを水または白湯小さじ1杯で溶かし、140mlの炭酸水を注ぐだけです。
そのまま飲んでもよいですが、アイスクリームを浮かべてクリームソーダ風にしても美味しくいただけます。
お湯割りチャイ
チャイシロップは、お湯割りだと紅茶の甘みやスパイスの香りを存分に味わえます。
よりあっさりとしたチャイを味わえる上、香り豊かなしょうが湯のような親しみ深い味が魅力。
風邪予防に、すりおろししょうがをさらに加えても美味しいです。
今回はチャイシロップを使ったドリンクを紹介しましたが、プリンのカラメル代わりに使ったり、甘さ控えめなパンケーキやドーナツにかけるのもおすすめです。
紹介した作り方を参考にチャイシロップを作ってみよう!
チャイシロップは、材料さえ揃えば作り方自体は難しくありません。
本格的なマサラチャイよりも手間が少なく、一度作ってしまえば無くなるまでチャイが楽しめます。
保存期間は1週間ほどなので、暑い時期は特に気をつけて早めに消費するようにしましょう。
ドリンクに使ったり、スイーツにかけて美味しくいただけるチャイシロップ、スーパーで揃う材料で作れるので気軽にチャレンジしてください。
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