シナモンティーの効果効能は?レシピも紹介

紅茶にスパイスのシナモンを加えたドリンク、シナモンティー。
カルディコーヒーファームのような、輸入食料品店で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
口に含むとたちまち広がる、スパイス特有のピリッとした刺激やほんのり甘い香りが特徴のフレーバーティーです。
リラックス効果や抗菌作用、発汗作用など、私たちの身体に嬉しい効能をもたらすといわれています。
今回は、シナモンティーを飲むことで得られる効果や効能、簡単なアレンジレシピをご紹介。
飲むうえで注意すべきポイントも解説しているので、シナモンティーに興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
シナモンティーの効果効能は?

シナモンティーを飲むことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
これから、シナモンティーの3つの効果・効能を詳しく解説していきます。
①アラキドン酸によるコレステロール値を低下
シナモンティーに使われる材料、シナモンには人間が体内で生成できないとされている必須脂肪酸「アラキドン酸」が含まれています。
アラキドン酸は、体内の悪玉コレステロールを減少させる効果が期待できる成分です。
動物実験では、血圧を下げる効果も認められています。
悪玉コレステロールが減ることで動脈硬化が発生しにくくなり、脳卒中や心臓病などの生活習慣病を予防できるでしょう。
②シンナムアルデヒドによる脂肪細胞の収縮効果
シナモンティーにはダイエット効果があり、脂肪を燃焼させる効果が期待できます。
これは、シナモンの香り成分「シンナムアルデヒド」によるものだと言われています。
シンナムアルデヒドが脂肪細胞を収縮させ、熱を生成する経路が活発になることで、脂肪が燃えやすくなるのです。
発汗作用によって代謝アップにつながり、痩せやすい身体づくりにも役立つでしょう。
③ポリフェノールによる抗酸化作用
シナモンにはポリフェノールの一種「フラボノイド」も含まれていて、体内の活性酸素を排除する作用があるといわれています。
活性酸素が増加して体内が酸化すると、免疫力の低下や動脈硬化、肌の老化が進行しやすくなってしまいます。
全26種類のスパイスを比較する実験では、シナモンが最も高い抗酸化作用を示したそうです。
シナモンティーを積極的に飲むことで、あらゆる病気の発症リスクを下げ、健康面での強い味方となるといえます。
シナモンティーの適量はどれくらい?

飲むことでさまざまなメリットがあるシナモンティーですが、たくさん飲めばいいというわけではありません。
ここからはシナモンティーの1日あたりの適量と、飲むにあたっての注意点を解説していきます。
シナモンは1日2gが適量
シナモンの摂取量については、大人の場合1日あたり2g(小さじ1杯弱)、子どもの場合は1日あたり0.5g未満が適量といわれています。
シナモンの効果・効能をしっかり実感したいのであれば、適量を守りながら少しずつこまめに摂るのが理想です。
ベトナム産はクマリンの量が多いので注意
身体に色んな効能をもたらすシナモンティーですが、注意するべきポイントがあります。
シナモンに含まれる「クマリン」は、比較的少ない摂取量でも肝障害を引き起こす場合があるといわれているので注意が必要です。
クマリン含有量はシナモンの種類や産地によって大きく異なります。
シナモンは大きく分けると「セイロンシナモン」と「カシア」の2種類があり、カシアの方がクマリン含有量が多いそうです。
カシアの中でも、ベトナム産のクマリン含有量が非常に多いことが東京都健康安全研究センターの調査で明らかになっています。
シナモンティーを習慣的に飲んでいる方は、なるべくセイロンシナモンを選ぶようにしましょう。
シナモンティーのレシピは?

カルディで買えるというイメージが強いシナモンティーですが、実はおうちでも簡単に作れるのです。
ここでは少ない材料で時間をかけずに作れる、5つのアレンジレシピをご紹介します。
「身体に優しいシナモンティーの作り方が知りたい」という方は必見です。
その日の気分や味の好みに合わせて、お気に入りのシナモンティーを作ってみてくださいね。
①紅茶ティーバッグを使った簡単レシピ

まずは紅茶のティーバッグを使用した、シンプルで簡単なレシピをご紹介します。
カップにティーバッグを入れて熱湯を注いだら、1分間抽出します。
ティーバッグを取り出したら、カップにシナモンシュガーを加えてティースプーンなどでしっかりかき混ぜてください。
お好みで砂糖をプラスしたら、できあがり。
調理時間はたったの3分で1杯あたりのカロリーも6kcalと低めなので、仕事で疲れた日のおやすみ前にもおすすめです。
②チャイ風レシピ

続いて、インド風ミルクティー「シナモンチャイ」の作り方をご紹介します。
鍋に紅茶のティーバッグと水を入れ、弱火で沸かします。
紅茶を濃いめに抽出できたらシナモンパウダー、牛乳、砂糖を加えて温めてください。
鍋からティーバッグを取り除き、カップに注いだら完成です。
少ない材料で本格的な味を再現できるので、自宅で気軽におうちカフェを楽しんでみてはいかがでしょうか。
③珈琲を加えた苦味を楽しむレシピ

カップに粉末コーヒーとシナモンティーのティーバッグを入れ、お湯を注ぐだけで完成する簡単レシピです。
寝る前に飲む場合は牛乳や豆乳を加えることで、コーヒーに含まれるカフェインを気にせずに楽しめます。
コーヒーと合わせることでビターに仕上がるので、甘すぎるのは苦手だという方にもおすすめのレシピです。
④カモミールを加えたリラックス効果があるレシピ

続いてカモミールをベースにした、スパイシーなシナモンの香りと豆乳の風味を楽しめるレシピのご紹介です。
シナモンティーのティーバッグ、カモミール1g、お湯200mlをティーポットに入れます。
5分後に豆乳50mlを加えたらできあがりです。
甘さが足りないと感じたら、砂糖やハチミツを入れて調整しましょう。
カモミールには筋肉の緊張を和らげる働きがあるので、就寝前のリラックスタイムにもぴったりです。
⑤リンゴで甘みを楽しむレシピ

リンゴの爽やかさな甘みに、シナモンと紅茶を加えたシナモンアップルティーのレシピをご紹介します。
材料は紅茶のティーバッグ、リンゴ、シナモンパウダー、ハチミツのみです。
リンゴは皮付きのまま8等分のくし切りにして、芯を取り除いてください。
鍋にカットしたリンゴと水を入れ、中火にかけて10分ほど加熱します。
リンゴがしんなりとしてきたら、紅茶のティーバッグ、シナモンパウダー、ハチミツを入れ、中火のまま1分ほど加熱しましょう。
紅茶の色味が出てきたらティーバッグを取り出し、カップに注いで完成です。
「市販のフレーバーティーはあまり好きじゃないけど、良い香りの紅茶を作って飲んでみたい」という方におすすめです。
シナモンティーの効果効能を知って味わおう

シナモンティーにはたくさんの効果や効能があり、心にも身体にも嬉しいメリットをもたらしてくれることがわかりました。
スイーツとの相性も良く、ティータイムの定番ドリンクとして積極的に取り入れたい飲み物です。
アレンジレシピを覚えておくことで、毎日異なる味わいを楽しめて、飽きることなく続けやすくなります。
気持ちを落ち着かせたい時には、美味しいシナモンティーを飲んでリラックスしましょう。
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