妊娠中に良い飲み物・飲んではいけない飲み物ランキング
![妊娠中に良い飲み物・飲んではいけない飲み物ランキング](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/3388954_s.jpg)
妊娠すると思いがけない体調の変化や食べもの・飲み物の好みが変わります。
妊娠中はつわりがひどい方もいたりと、いつも飲んでいた飲み物ですら口にできない…といったこともあるでしょう。
そこで今回は妊娠中でも飲んで良い飲み物、反対に飲んではいけない飲み物をランキング形式で紹介します。
体をいたわりながら楽しい妊娠ライフを送るためにぜひ参考にしてください。
妊娠中に良い飲み物ランキング7選
![妊娠中に良い飲み物ランキング7選](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/23605535_s.jpg)
まず妊婦にとって飲んでも良い飲み物を紹介します。
カフェインなどの刺激物が少ない飲み物がおすすめです。
1位:麦茶
![1位:麦茶](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24362116_s.jpg)
麦茶はノンカフェインなので、妊娠中の方だけでなく小さな子供も安心して飲めます。
麦茶にはナトリウムやカリウムをはじめとするミネラルが含まれており、汗でミネラルが失われやすい夏場にはとくにおすすめです。
また、500mlでカロリーはわずか5kcal、糖質は約1.5gなので、妊娠中のカロリーコントロールに最適です。
2位:野菜スムージー
![野菜スムージー](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24341215_s.jpg)
生の野菜やフルーツをミキサーにかけてドリンク状にした野菜スムージーは、栄養バランスからみても妊娠中におすすめの飲み物です。
普段の食事では不足しがちな緑黄色野菜やビタミン類が豊富なフルーツを手軽に摂取できるうえに、赤ちゃんの発達に必要といわれる葉酸を効果的に摂り入れることができます。
妊娠中の葉酸は1日あたり400μgが推奨されており、スムージーなら毎日の食事で不足する分を手軽に補えるでしょう。
目安としてはほうれん草100g、りんご1個には200μgの葉酸が含まれます。
飲みすぎはフルーツの糖質の過剰摂取、さらに氷を入れると体を冷やすなどのデメリットにつながるため注意しましょう。
参考サイト:厚生労働省「妊産婦のための食事バランスガイド」
3位:カフェインレスコーヒー
![カフェインレスコーヒー](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/1565068_s.jpg)
コーヒーに含まれるカフェインを90%以上取り除いたものがカフェインレスコーヒーです。
一方で、カフェインをまったく含まないものはノンカフェインコーヒーと呼ばれます。
世界保健機関(WHO)によると「妊婦はコーヒーを1日3~4杯にするべき」とされているため、カフェインレスコーヒーなら妊娠中でも安心して飲めるでしょう。
いくらカフェインが少ないとはいえ、水代わりに飲むなど大量に摂取するのはおすすめしません。
気分転換程度に1日数杯を楽しみましょう。
参考サイト:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
4位:牛乳
![牛乳](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/23952342_s-1.jpg)
牛乳に含まれるカルシウムは赤ちゃんの骨や歯を形成する大切な栄養素です。
手軽に飲める牛乳なら効率的に妊娠中もカルシウムを摂取できます。
夏場はカフェインレスコーヒーと割ってカフェオレにしたり、冬はシチューやグラタンに利用したりと使用用途も多いです。
もし牛乳のカロリーが気になるなら成分無調整ではなく、脂肪分が少ない加工乳を選ぶといいでしょう。
5位:ハーブティー
![ハーブティー](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/1134696_s.jpg)
ノンカフェインでリラックスできる香りのハーブティーは、妊娠中の飲み物の中でとくに人気があります。
さまざまな種類があるハーブティーは、体を温め血流をよくする効果が期待できるジンジャーがおすすめです。
手足の先が冷たくなる冷え性の妊婦さんは、就寝前に飲むと効果が期待できるでしょう。
妊娠中に好まれる飲み物の代表であるハーブティーには、妊婦に不向きな種類があります。
カモミール、センナ、マリーゴールドなど、割とポピュラーなもの不向きな場合があるため気を付けましょう。
参考サイト:国立健康・栄養研「健康食品」の安全性・有効性情報
6位:水
![水](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24314521_s.jpg)
水はカフェインや糖分などの余計な成分を含まないため、妊娠中の水分補給に適している飲み物です。
ペットボトルや浄水器など、飲みたいときにすぐ飲める手軽さもポイントです。
最近はコックをひねるだけで美味しい水が飲める、ウォーターサーバーも普及してきました。
ただ、冷えた水や氷水だと体が冷える原因になるため気を付けましょう。
7位:白湯
![白湯](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/23370883_s.jpg)
水を沸騰させた後に冷ましてつくる白湯は、50度前後のぬるいお湯のことを指します。
健康に敏感な方から人気のある白湯は、インドの伝統医学アーユルヴェーダでバランスの良い飲み物といわれます。
体温に近いため胃腸に負担をかけず水分補給できるので、便秘や下痢をおさえ庁の動きを正常にしてくれる助けをすると考えられています。
妊娠中にNGな飲み物ランキング7選
![妊娠中にNGな飲み物ランキング7選](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/23693451_s.jpg)
妊娠前は普通に飲むことができても、妊娠中にはなるべく飲まない方が良い飲み物があります。
赤ちゃんの発育に影響する可能性があるため気を付けましょう。
1位:酒類
![酒類](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/23727063_s.jpg)
妊娠中の飲酒は赤ちゃんの形態以上や脳の萎縮、発育不全、妊婦のうつ症状の悪化などとの関連が示されています。以前は1日ビール1本(350ml)程度なら影響はないと説明されることがありましたが、現在は少量でも赤ちゃんへの影響があると考えられています。
また、出産後に母乳を与える場合も注意が必要です。
母体のアルコールは血液を介して母乳に移行するため、出産後もできればアルコールは控えた方が安心でしょう。
参考サイト:日本産婦人科医会「妊娠中の飲酒について」
2位:コーヒー
![コーヒー](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24429067_s.jpg)
コーヒー1杯100mlにおよそ約60mgのカフェインが含まれます。
日本では妊婦への最大摂取量は行政により定められてはいませんが、世界の各機関では目安として以下の量が目安として定められています。
各機関名 | 最大摂取量/1日 |
世界保健機関(WHO) | 300 mg |
欧州食品安全機関(EFSA) | 200 mg |
カナダ保健省 | 300 mg |
これらの値を基準にすると1日の2~3杯のコーヒーなら問題ないといえますが、できればカフェインレスやノンカフェインコーヒーがおすすめです。
3位:紅茶
![紅茶](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24202074_s.jpg)
香りがよく妊娠中にもつい飲みたくなる紅茶1杯には、コーヒーの約半分のカフェインが含まれています。
コーヒー同様に日本では妊娠中の紅茶のカフェイン量についての定めはありませんが、100ml中に約30mgのカフェインを摂取することになります。
紅茶を飲みたいときは1日に4杯程度にとどめた方が安心でしょう。
4位:ジュース
![ジュース](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24458783_s.jpg)
オレンジやアップル、ぶどうといったフルーツジュースは、ビタミンが摂れるため妊娠中の飲み物で人気があります。
しかし飲みすぎると果物に含まれる果糖が血糖値を押し上げる原因になります。
また、大量の砂糖が使用された市販の清涼飲料水にも注意が必要です。
最近は甘味料を使用した商品も多いですが、妊娠中は糖分の量に気を付けて飲み物を選びましょう。
5位:酒麹の甘酒
![甘酒](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/1134133_s.jpg)
健康に良いイメージがある甘酒ですが、酒かす(酒麹)でつくられたものと米麹でつくられた商品の二種類があります。
酒かすを使用した甘酒はアルコールを含むため、妊娠中は飲むのを控えましょう。
また、米麹からできている甘酒の中にも微量のアルコールを含んだ商品があります。
アルコール1%未満であればノンアルコールと表示できるためです。
さらに、甘酒は多量の糖分を含むため、飲む量にも気を付けましょう。
6位:栄養ドリンク
![栄養ドリンク](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/2701757_s.jpg)
栄養ドリンクの中には「産前産後の栄養補給」「妊娠や授乳期の栄養補給」などと表示された商品があります。
これらの栄養ドリンクは妊娠中でも、比較的安心して飲むことができるでしょう。
しかし、一般的な栄養ドリンクはカフェインや微量のアルコールを含んでいる商品も少なくありません。
飲み心地をよくするために大量の糖分が含まれる場合もあるため、しっかりとラベルや原材料を確認しましょう。
7位:フレッシュジュース
![フレッシュジュース](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/4799264_s.jpg)
最近は駅ナカなど身近な場所で飲むことができるフレッシュジュースは、生の果物や野菜をそのまま絞った新鮮さが魅力です。
しかし、その新鮮さがゆえに天然の野菜や果物由来のバクテリアがそのまま含まれている可能性があります。
いつもより体調が敏感になる妊娠中は、少しの変化で胃や腸の調子が悪くなるかもしれません。
フレッシュジュースを飲みたいときは自宅でしぼりたてを飲むか、殺菌されたパック入りの商品の方が安心でしょう。
妊娠中に良い・NGの飲み物を知ろう
![妊娠中に良い・NGの飲み物を知ろう](http://chai-lab.jp/wp-content/uploads/2022/08/24111749_s.jpg)
妊娠するとつわりや食べ物・飲み物の好みの変化など、戸惑うシチュエーションが多いものです。
イライラしたからといってアルコールを飲んだりコーヒーをがぶ飲みしたりしないように、事前に妊娠中に良い飲み物と控えた方が良い飲み物を確認しておきましょう。
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