濃厚なミルクティーの作り方を紹介!材料やコツを解説
少し疲れたなという時や肌寒い季節には、濃厚で美味しいミルクティーがおすすめです。
濃厚なロイヤルミルクティーは自宅でも簡単に作ることができます。
とても美味しい濃厚ミルクティーの淹れ方や材料、コツを解説します。
ミルクティーとロイヤルミルクティー、チャイとの違いや、おすすめの茶葉もご紹介しますので参考にしてください。
濃厚なミルクティーの作り方
最初に濃厚なロイヤルミルクティーの基本の淹れ方を解説します。
ほんのひと手間加えることで店で飲むのと遜色ないミルクティーになります。
濃厚なミルクティーの作り方【基本】
材料
- 茶葉 3g
- ミルクティー用の水 170cc
- 牛乳
作り方のコツ
水は水道水でも浄水でもかまいません。
ポットとカップを温めるため、多めに沸かしてください。
温めたポットに茶葉をいれ沸かしたお湯を注ぎます。
CTCの茶葉を使用する場合はジャンピングさせるよう軽くゆすりましょう。
3分たったら温めたカップに茶こしを使って注ぎ、最後に温めたミルクをお好みで淹れます。
濃厚なミルクティーの作り方【簡単】
基本の濃厚なロイヤルミルクティーは茶葉を使います。
もっと手軽にティーバックで美味しいミルクティーを淹れたい方はこちらを参考にしてください。
材料
- 水 60ml
- 牛乳 120ml
- ティーバック 2個
作り方のコツ
カップは200ml以上入るものを用意しましょう。
カップにティーバッグを2個入れて、水を牛乳を加えます。
カップに軽くラップをして電子レンジで2分(レンジにより多少時間が違うため調節してください)
レンジから取り出さずにそのまま2分置きます。
ミルクティー・濃厚なロイヤルミルクティー・チャイの違いは?
ミルクティーとロイヤルミルクティーそしてチャイは、紅茶に牛乳が入っている飲み物ですが、それぞれ味や作り方に違いがあります。
ミルクティーとロイヤルミルクティー、チャイとの違いを解説します。
ミルクティーと濃厚なロイヤルミルクティーの違い
まずミルクティーとロイヤルミルクティーの違いです。
①基本的な違い
ミルクティーはイギリスで好まれていますが、発祥はオランダです。
紅茶にミルクを加えたものです。
ロイヤルミルクティーの「ロイヤル」とは「王家」「王」という意味で、「英国王室のミルクティー」といった意味合いです。
ただしこれは和製英語でロイヤルミルクティーは日本が発祥の飲み物です。
海外では通じないため注意してください。
②作り方・工程の違い
ミルクティーを作る場合、茶葉を熱湯で蒸らして淹れた紅茶にミルクを加えます。
日本が発祥のロイヤルミルクティーは、様々な作り方がありますが、水をミルクを沸騰直前まで温め、そこに茶葉をいれて蒸らすのが一般的です。
茶葉を煮込んでしまうとエグ味が出ますし、ミルクも沸騰させると臭いがでます。
ロイヤルミルクティーを作るときは、沸騰直前で火を止め、そのまま蓋をして2~3分蒸らしましょう。
③味わい・風味の違い
作り方に違いがあるため、味も変わります。
茶葉を蒸らして淹れるミルクティーはすっきりとした味わいです。
ミルクと水で少しだけ茶葉を煮出すロイヤルミルクティーは、コクのある濃厚な味わいになるでしょう。
濃厚なロイヤルミルクティーとチャイの違い
チャイも見た目はロイヤルミルクティーに似ていますが、チャイは甘くて濃厚、マサラチャイになるとスパイスが入っているのが特徴です。
①基本的な違い
ロイヤルミルクティーとチャイの違いはやはり茶葉です。
チャイはイギリスの植民地の頃のインドが発祥です。
インドでは上質な茶葉を生産していましたが、それらはイギリスへ出荷され、残ったのは粉末状のダストティーでした。
ダストティーを美味しく飲むために、砂糖やミルク、スパイス類をいれ工夫された飲み物がチャイです。
スパイスが入るマサラチャイは、味と香りに加えスパイスの効能もあり人気です。
②作り方・工程の違い
ロイヤルミルクティーは沸騰直前に火を止めて作りますが、チャイは水に茶葉をいれしっかりと煮出しミルクと砂糖を加えたら、再度沸騰させます。
砂糖はお好みですが、甘く濃厚なチャイにはたっぷり入れる方が美味しいでしょう。
③味わい・風味の違い
ロイヤルミルクティーもミルクティーを比べるとコクがあり濃厚な味わいです。
チャイは茶葉やミルクを煮出すためより濃厚で、茶葉の渋みや香り、砂糖の甘味が特徴です。
マサラチャイの場合はスパイスが入るため、それらの独特な香りとスパイシーな味わいも楽しめるでしょう。
濃厚なミルクティーに使うおすすめ茶葉
コクがあり濃厚なミルクティーに使用する茶葉は「ミルクティー」向きのものがおすすめです。
おすすめの茶葉を特徴とともに解説します。
①アッサム紅茶
インドのアッサム地方で収穫されている「アッサム」は、発酵が深いため独特な甘い香りと濃厚なコクを味わえる茶葉です。
ストレートで飲むとコクを強く感じるため、ミルクを合わせるミルクティーに向いています。
特に濃厚なミルクティーには、茶葉を切り裂いて丸めて作られている「CTC」がおすすめです。
たっぷりとミルクを入れても紅茶そのもの味をしっかり感じることができます。
②ウバ紅茶
ウバはスリランカで収穫される茶葉です。
ストレートで淹れると明るい橙色が特徴です。
ウバの香りは「ウバフレーバー」と言われて独特のメントール系が特徴ですが、香りが豊なのは1年のうちほんの数週間だけのクォリティーシーズンに収穫された良質な茶葉で出会えるのは難しいでしょう。
ただしクォリティーシーズンのものでなくても、ウバの爽やかな香りとコクはミルクティーにしても味わえます。
③キームン紅茶
キームンは中国で収穫される茶葉で、世界三大銘茶のひとつとして世界中で好まれています。
上質なものになると欄や薔薇のようなとても良い香りがします。
褐色に黄みがかかった明るい色で、甘い香りの中から少しスモーキーなフレーバーを感じるでしょう。
コクやうま味はまろやかで、渋さはあまり感じません。
ミルクティーに使うとスモーキーな香りが消え、芳醇なうま味とコクが残るでしょう。
④ルフナ紅茶
ルフナもウバと同様、スリランカで収穫される茶葉です。
スリランカは旧国名を「セイロン」と言い、19世紀後半より紅茶を栽培していて現在日本に輸入されている茶葉の60%はセイロン産です。
セイロンティーも種類が色々ですが、ルフナは最も低い地域で栽培されています。
濃い赤茶色にほんの少し燻したような香りがします。
コクはしっかりしていて黒糖のようなほどよい甘味、後味はスッキリしているのが特徴です。
ウバよりも個性はありますが、ミルクを入れてもしっかりと紅茶の味と香りが残ります。
濃厚なミルクティーの作り方を実践しておいしい時間を過ごそう!
濃厚で美味しいミルクティーの作り方はおすすめの茶葉をご紹介しました。
おすすめの茶葉の紅茶にミルクを入れると、紅茶の香りや渋み、味わいはそのままで、優しいまろやかなミルクティーになるでしょう。
もちろん、お好みのティーバックで手軽に淹れてもかまいません。
美味しいミルクティーを淹れて、おうち時間を楽しんでください。
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