生理痛にほうじ茶は効くのか?効果を紹介

深みのあるコクとまろやかな甘みが特徴のほうじ茶は、子どもから年配の方まで幅広い世代から親しまれています。
緑茶の一種で、番茶を焙じて香ばしさを引き出した飲み物です。
今回は、そんなほうじ茶が生理痛に効果的な理由、ほうじ茶以外で生理痛に効く飲み物について詳しく解説していきます。
日頃から重い生理痛に悩んでいる方、ちょっとでも生理痛を緩和してくれそうな飲み物を知りたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
生理痛にほうじ茶がおすすめの4つの理由

まずは、生理痛の時にほうじ茶がおすすめの理由を4つ解説していきます。
生理痛だけに限らず、生理時の不快な症状を緩和してくれるメリットも豊富です。
ほうじ茶の簡単なアレンジレシピも紹介しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。
①テアニンのリラックス効果
ほうじ茶にはアミノ酸の一種である「テアニン」が含まれています。
お茶に含まれるアミノ酸の半分以上を占め、ほうじ茶本来の甘みや爽やかな旨みを引き出す成分です。
テアニンを摂取することで精神が安定して、リラックス効果が得られるといわれています。
生理時のイライラや不安感を改善するだけでなく、睡眠の質の向上にもつながり、夜あまり眠れなくて悩んでいる方にも効果的です。
②ピラジンで血流を良くし冷え性改善
ほうじ茶の茶葉に含まれているアミノ酸と糖が高い温度で加熱されることで「ピラジン」と呼ばれる成分が作られます。
ピラジンはほうじ茶特有の香りの成分でもあり、ストレスが和らいで脳をリラックスさせる働きがあるといわれています。。
血流を良くして冷え性が改善されるので、身体をしっかりと温めたい時におすすめです。
③カテキンで免疫力を保つ
ほうじ茶にはポリフェノールの一種であるカテキンも含まれています。
カテキンは抗酸化物質であり、体内にある活性酵素の作用を抑制する効果が期待できるようです。
活性酸素には粘膜や皮膚を劣化させる働きがあることから、カテキンの摂取により免疫力を保つ効果が見込めます。
抗菌作用もあることから、インフルエンザなどの感染症や風邪の予防につながる可能性も示唆されています。
④ほうじ茶ラテでリラックス
そのままでも美味しく飲めるほうじ茶ですが、たまには気分を変えてアレンジを加えるのもおすすめです。
ここではミルクと砂糖を足すだけで簡単に作れる、温かいほうじ茶ラテをご紹介します。
60mlの水が入った鍋を中火にかけ、お湯が沸騰したらほうじ茶の茶葉を約7〜8gほど加えてください。
続いて180mlの牛乳を加え、ふつふつするまで弱火で温めます。
茶こしを使ってこしながら、お好みのカップに注いだら完成です。
砂糖の甘みが加わることで、普通に飲んだ時よりもリラックス効果を実感しやすいでしょう。
ほうじ茶の他に生理痛に効く飲み物7選

ここからはほうじ茶の他に、生理痛に効く飲み物を7選ご紹介します。
「ほうじ茶も好きだけど、たまには別のドリンクを飲んでみたいな」という方は要チェックです。
その日の気分や好みに合わせて、お気に入りのドリンクをチョイスしましょう。
①ハーブティー

生理痛に効く飲み物のひとつとして、ハーブティーが挙げられます。
子宮周辺の筋肉を調整する働きがあるので、生理中はもちろん生理が来る前にも効果的です。
ハーブティーには色々な種類がありますが、中でもジンジャーティーやカモミールティーは、身体を温める効果が高いとされています。
生理中のむくみに悩んでいる方は、利尿作用のあるローズヒップティーがおすすめです。
また、ルイボスティーはカフェインが含まれておらずクセがないので、食事と合わせるのもよいでしょう。
②ココア

生理痛が辛い時には、ココアを飲むのもおすすめです。
ポリフェノールが多く含まれていることから、身体の冷えを改善する効果が期待できます。
カフェインの含有量はそれほど多くないため、就寝前に飲んでも眠れなくなる心配がありません。
生理中に失われがちな鉄分も含まれているので、貧血の予防にもつながります。
糖質が気になる方は、甘みのない純ココアで作るのがおすすめです。
③豆乳

豆乳にはイソフラボンが含まれていて、女性ホルモンとよく似た作用があります。
生理痛をはじめ、生理周期を安定させるなど生理の症状を和らげる効果が期待できる飲み物です。
コンビニやスーパーで買える豆乳はバリエーションが豊富で、さまざまな味が揃っています。
豆乳特有の味が苦手だと感じている方でも、美味しく続けられるフレーバーが見つかるでしょう。
④甘酒

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれているほど、身体に嬉しいたくさんの栄養素が含まれています。
生姜を加えて飲むことで血行が良くなり、身体の内からポカポカと温めてくれるでしょう。
また、ブドウ糖が含まれていることから胃腸への負担が少ないので、生理が重すぎて食欲がない日にもおすすめです。
カロリーが気になる方は酒粕甘酒ではなく、ノンシュガーの米麴甘酒を選びましょう。
⑤スープ

温かいスープも生理痛に効くと言われています。
味つけから具材まで、さまざまなアレンジで楽しめるのも嬉しいポイント。
根菜類をたっぷり加えれば、便秘解消につながるとともに、身体を芯から温めてくれるでしょう。
ほうれん草などのマグネシウムが豊富な食材を取り入れることで、生理痛の原因とされる子宮の収縮を防ぐ効果が期待できます。
生理痛をより緩和させたいという方は、豆乳や味噌などの大豆イソフラボンが含まれる食材をベースに、味噌汁や豆乳スープを作るのもおすすめです。
⑥デカフェコーヒー

コーヒーにはカフェインが多く含まれていて、身体を冷やす作用があります。
カフェイン量が少ないデカフェコーヒーであれば生理中でも安心です。
コーヒーが大好きで普段からよく飲んでいる場合、生理中はなるべくデカフェコーヒーを選ぶようにしましょう。
⑦白湯

白湯は水をいったん沸騰させてから、約50℃まで冷ました飲み物です。
朝起きてから朝食をとるまでの間にコップ1杯分の白湯を飲むと、身体が温められて生理痛の緩和につながると言われています。
内臓を温めて機能を活性化させる効果が期待でき、消化機能が促進されることで体内の老廃物を排出しやすくなります。
血行の改善や便秘解消、ダイエット効果など、生理痛を抑える以外にもたくさんのメリットがあるので、毎日の習慣として積極的に取り入れましょう。
生理痛を感じる日はほうじ茶でリラックスしよう

生理痛にほうじ茶が効果的な理由、飲むメリットなどを解説してきました。
ほうじ茶は美味しさだけでなく、焙じることで生み出された香ばしさも楽しめる飲み物です。
生理の症状を緩和させたい時は、身体の芯から温めて気持ちをリラックスさせる必要があります。
イライラや不安な気持ちを抑えるうえに、血流を促す効果が期待できるほうじ茶は、生理時にぴったりなドリンクと言えるでしょう。
ほうじ茶以外にも生理痛に効く飲み物があるので、気分に合わせて選ぶのがおすすめです。
生理痛が辛いなと感じる日は無理をせず、ほうじ茶を飲んでホッとひと息つきましょう。
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