妊娠中にカフェイン入り緑茶はNG?含有量や代替品になるお茶も紹介!

妊娠中にカフェイン入り緑茶を飲んでも良いのか解説!

妊娠中にカフェイン入り緑茶を飲んでも良いのか解説!

色んなメーカーから、さまざまな商品が登場している緑茶。

簡単に手に入りやすいこともあり、日常的に飲んでいる方も多いでしょう。

そんな緑茶にもカフェインが含まれています。

もし妊娠中に飲んだら、ご自身の身体や赤ちゃんにどういった影響があるのでしょうか。

そこで今回は、妊娠中にカフェイン入りの緑茶を飲んでも大丈夫なのか、適量や注意しておきたいポイントなどを解説していきます。

また、緑茶の代わりとして妊娠中でも安心して飲める飲料も紹介するので、妊娠中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

妊娠中にカフェイン入りの緑茶はNG?

妊娠中にカフェイン入りの緑茶はNG?

妊娠中の女性が、カフェイン入りの緑茶を飲むのはいけないことなのでしょうか。

赤ちゃんの成長にも関わってくるので、気をつけなければなりません。

まずは適切な摂取量、過度な摂取によるリスクを見ていきましょう。

 

マグカップ2~3杯なら大丈夫

妊娠中でもカフェイン入り緑茶を飲むこと自体は問題ありませんが、摂取量には注意が必要です。

カフェイン含有量と、妊婦の1日あたりのカフェイン摂取量の目安とを照らし合わせると、上限は200mlのマグカップで5杯ほど、500mlのペットボトルで2本です。

ただし、使用する茶葉の量によってカフェイン含有量が異なるので、適切な摂取量は商品ごとに少しずつ変わってくるでしょう。

カフェインへの耐性にも個人差があると言われているので、適量を一概に設定するのは難しいとされています。

こうした点を踏まえると、1日あたりの摂取目安は「200mlのマグカップで2〜3杯程度」「500mlのペットボトルで1本程度」にするなど、上限よりもやや少なめに設定するのが良いでしょう。

 

妊娠中のカフェイン摂取の上限は1日200~300mg

妊娠中でも適量であれば問題ないと考えられているカフェインですが、具体的にどれくらいの量であれば摂っても平気なのでしょうか。

海外の機関では、妊婦のカフェイン摂取量は1日あたり200〜300mgが上限であると勧告されています。

これは、摂取したカフェインが血液から消失するまでにかかる時間が、妊娠中の女性の方がより長くなり、妊娠していない時よりも身体への影響が出やすくなるといわれているからです。

 

カフェイン摂取のし過ぎで胎児に悪影響のリスク

妊娠中にカフェインを過剰摂取すると、お腹の中の赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがあるので、緑茶を飲む場合は十分に気をつけてください。

カフェインの摂りすぎが早産や死産、胎児の阻害につながる可能性があるといわれています。

 

妊娠中に気を付けたい!緑茶のカフェイン含有量

妊娠中に気を付けたい!緑茶のカフェイン含有量

妊娠中には特に注意したいカフェインですが、緑茶には実際どのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。

緑茶以外のお茶に含まれるカフェイン含有量も調査しました。

 

玉露か煎茶によって異なる

種類 カフェインの含有量(100ml) 浸出条件
緑茶(玉露) 160mg 茶葉10gを60度の湯60mlで2.5分
緑茶(煎茶) 20mg 茶10gを90度の湯430mlで1分
ほうじ茶 20mg 茶15gを90度の湯650mlで30秒
烏龍茶 20mg 茶15gを90度の湯650mlで0.5分
玄米茶 10mg 茶15gを90度の湯650mlで30秒

お茶の中では、緑茶(玉露)のカフェイン含有量が特に多いことがわかります。

玉露は収穫の3週間ほど前から、太陽の光を遮って育てる高級茶葉です。

それに対し、煎茶は収穫まで太陽の光に当てて育てられ、緑茶の中では一般的なものとされています。

妊娠中は煎茶やほうじ茶などを選ぶようにして、玉露を飲むのは避けた方がよさそうです。

 

お茶以外のカフェイン入りの飲み物に注意

種類 カフェイン量
コーヒー 60mg
インスタントコーヒー 57mg
エナジードリンク 32〜300mg

お茶以外の飲み物のカフェイン含有量も表にしてまとめました。

コーヒーやエナジードリンクはカフェイン含有量が高いので、妊娠中はなるべく飲まないようにしましょう。

妊娠中にコーヒーが飲みたくなった時は、カフェインレスコーヒーを選ぶようにしてください。

 

妊娠中におすすめ!カフェイン入り緑茶の代わりになるお茶6選

ここからはカフェイン入り緑茶の代替品となる、おすすめのお茶6選を紹介します。

「妊娠中でもカフェインを気にしないでお茶を飲みたい」という方はぜひチェックしてください。

 

ルイボスティー

ルイボスティー

ノンカフェインのルイボスティーは、妊娠中でも安心して飲めるといわれています。

血行の流れを良くして身体を温める効果があり、妊婦の大敵ともいわれている冷え性の改善が期待できます。

利尿作用や腸内環境を整える働きがあることから、ダイエット効果も期待でき、むくみや便秘に悩んでいる方にもおすすめです。

そんなルイボスティーも摂りすぎてしまうと、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

これは、ルイボスティーに含まれるポリフェノールが原因として考えられます。

過去には、とある妊婦が妊娠8ヶ月を過ぎた頃から、ポリフェノールが多く含まれているハーブティーを毎日飲んでいたところ、誕生した赤ちゃんに心疾患が見つかったという例がありました。

現段階では、妊娠中でも1日あたりマグカップ2〜3杯くらいまでに抑えれば問題ないとされています。

 

麦茶

ルイボスティー

大麦が原料の麦茶にもカフェインが含まれていないため、妊娠中も安心して飲めるお茶です。

市販の麦茶パックを容器に入れ、火は使わずに水を注ぐだけで簡単に作れるので、日頃から常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。

カルシウムやカリウムといったミネラルが豊富なので、汗で水分が奪われがちな夏場に向いているといえます。

暑いからといって冷たい麦茶を短時間で大量に飲んでしまうと、身体が冷えやすくなるので、常温で飲むのがおすすめです。

 

コーン茶

コーン茶

韓国で広く親しまれているコーン茶もノンカフェイン飲料で、妊娠中の女性におすすめです。

現在は国内でも人気が高まっていて、国産のトウモロコシを使用した商品も多数登場しています。

トウモロコシを思わせる、ほのかな甘みと香ばしさが特徴です。

食物繊維、鉄分、カリウムなど女性に嬉しい成分が多く含まれている他、妊娠中ならではの貧血やむくみの症状を改善する効果が期待できます。

 

黒豆茶

黒豆茶

黒豆茶には、妊娠中に悩みがちな症状の改善に効果的な成分が豊富に含まれています。

その中でも代表的な成分が、黒大豆ポリフェノールです。

黒大豆ポリフェノールには血管の健康維持に有効的な作用や便秘を防止する作用があり、高血圧改善にも効果が見込めるといわれています。

購入時のポイントですが、遺伝子組み換え食品はアレルギーを引き起こす可能性があるので、原材料の欄に「遺伝子組み換えでない」と記載されているものを選びましょう。

 

ごぼう茶

ごぼう茶

ごぼう茶もノンカフェインであることから、妊娠中におすすめのお茶と言われています。

細かく切って乾燥させたごぼうを、焙煎してできるハーブティーです。

ごぼう茶に含まれる水溶性食物繊維の「イヌリン」は、便秘の改善や血糖値の上昇を抑制する効果が期待できるとされています。

粉末やティーバッグなど、各メーカーからさまざまなタイプの商品が販売されているので、自分に合ったごぼう茶を選びましょう。

 

カフェインレス紅茶

カフェインレス紅茶

通常の紅茶にはカフェインが含まれていますが、カフェインレス紅茶であれば妊娠中でも問題なく飲用できます。

カフェインレス紅茶は、特殊な抽出方法によりカフェインを取り除いて作られる紅茶です。

カフェインの抽出方法には主に「水抽出」「超臨界二酸化炭素抽出」「有機溶媒抽出」の3種類があります。

紅茶本来のコクや香りを存分に楽しみたい場合は、温度と圧力を調節して超臨界状態の二酸化炭素を加える「超臨界二酸化炭素抽出」を採用したカフェインレス紅茶を選びましょう。

 

妊娠中のカフェイン入り緑茶の飲みすぎには注意しよう

妊娠中のカフェイン入り緑茶の飲みすぎには注意しよう

妊婦がカフェイン入りの緑茶を飲んでいいのか、気をつけたいポイントなどを解説してきました。

妊娠中に摂取する食品や飲み物は、身体に影響を与える可能性があるだけでなく、お腹の中の赤ちゃんの発育に大きく関わってきます。

緑茶に含まれるカフェインは妊婦や赤ちゃんの体調に悪影響を及ぼす場合があるため、摂りすぎには注意が必要です。

妊娠期間中は、今回ご紹介した緑茶の代わりになる飲み物を上手に取り入れながら、なるべく身体に負担をかけないように過ごしましょう。

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