チャイは夏におすすめ?理由や簡単レシピを紹介

甘くてスパイスが効いたチャイは、一息入れるときにぴったりの飲み物です。
チャイはミルクで紅茶を煮出して作るため温かく、冬の飲み物のイメージがありますが、実は夏に飲むのがおすすめです。
チャイには様々なスパイスが入っていて、それぞれが身体に良い効果を与えます。
夏はクーラーなどで体を冷やすため、体内に疲労物質が溜まり、それが夏バテの原因ともなっています。
チャイに含まれるスパイス類には、身体を温める効果や疲労回復、胃腸を整えるといった効果の高いものが多いです。
チャイが夏にもおすすめの理由や、簡単なレシピをご紹介します。
チャイが夏におすすめの6つの理由

夏は冷房が効いた場所にいたり、暑いので冷たい食べ物を摂りすぎたりしがちでしょう。
そのため、身体を内部から冷やし、血行も悪くなります。
身体が冷えると胃腸の調子が悪くなるなど、様々な不調が出てきます。
そんなときはチャイを飲むのがおすすめです。
①胃腸の調子を整える
寒い冬に温かいチャイを飲むと、身体もポカポカしてくると思います。
他の温かい飲み物との違いは、やはりチャイにはスパイスが入っていることでしょう。
チャイに入れるカルダモンやシナモンには、胃腸の働きを良くする効果や消化を促進します。
また、シナモンには胃を粘膜を保護する効果もありますし、カルダモンにはお腹の張りを軽減しガスを取り去る効果も期待できます。
②血行を良くする
血行が悪くなると身体が冷えてしまいます。
身体を温めるには血行を良くする必要がありますが、チャイに入っているシナモンは、血流を促進します。
また、ジンジャーに含まれる辛味成分「ジンゲロール」は、血管を拡張させるため、冷えによる肩こりや頭痛に効くでしょう。
ジンジャーは新陳代謝を促すため、夏風邪の予防にも効果が期待できます。
さらに、甘く刺激的な味と香りが特徴のクローブにも身体を温める作用があります。
クローブには、強い殺菌効果があるため夏風邪予防にもなるでしょう。
③疲労回復
夏は、オフィスや電車では冷房が効いていますが、会社への行き帰りは暑くて、帰りつくと冷房をかけるでしょう。
一日でそういった気温差を感じると身体は順応しにくく、自律神経が乱れます。
自律神経の乱れは疲労や体調不要につながります。
カルダモンやブラックペッパーは疲労回復に効果があるため、夏に飲むチャイには積極的にいれましょう。
また、クミンにはビタミンEやBが豊富に含まれているため、疲労回復に効果的です。
④食欲増進
夏は冷たいものを摂りすぎたり冷房で体が冷えてしまうため、食欲がなくなる方も多いです。
スパイスは食欲を増進させる効果も期待できます。
コリアンダーはパクチーの種の部分で、パクチーと違い爽やかな香りや味わいが特徴で、食欲増進や炎症緩和の効果があるスパイスです。
また、ピリッとした辛さのブラックペッパーも食欲増進の効果が期待できるでしょう。
⑤気分がリラックス
夏は身体が疲れやすく、暑くて眠りにつきにくく朝起きるのが辛い場合も多いでしょう。
チャイのスパイスにはリラックス効果もあるため、夜飲むと眠りにつきやすく、朝飲むとスッキリします。
ナツメグには精神を落ち着ける作用があるため、チャイに少し振るのがおすすめです。
また、ストレスを感じると交感神経が働き、脳や身体が緊張した状態になってしまいます。
交感神経に働きかけ、リラックスさせる効果が高いのが、カルダモンです。
カレーにはかかせないクミンは、少し芳香がありますが、香りの成分であるリモネンが脳でα波を発生させリラックスしているときと同じ効果が期待できるでしょう。
香りをかぐだけでもイライラする気持ちが落ち着きます。
⑥紅茶の殺菌作用
チャイは紅茶をミルクで煮出して作ります。
紅茶にはカテキンとカテキンが発酵してできるテアフラビンが含まれています。
カテキンは抗菌作用がありウイルスや細菌から身体を防護します。
さらに、テアフラビンは乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌には影響せず、食中毒の細菌に対して効果があると言われています。
テアフラビンは、腸内の善玉菌を増やすため、下痢と便秘、いずれにも効果があり、また、ピロリ菌への殺菌作用も認められています。
⑦デトックス、利尿作用
普通に生活していても、わずかではありますが食べ物の添加物や環境ホルモンなどが身体に入っています。
そういった老廃物や毒素を排出させることとデトックスといいます。
チャイで使用する紅茶には、カフェインが含まれていて、カフェインには発汗作用や利尿作用が期待できます。
体内の老廃物や毒素を排出することで、新陳代謝が良くなり、疲労やストレス、肩こりや胃腸の働きもよくなるでしょう。
チャイを夏に楽しむ!おすすめアレンジレシピ

夏に身体を冷やすことで起こる身体の不調や夏バテ、ストレスにはチャイがおすすめです。
夏にすっきりと飲みやすいチャイの簡単なレシピをご紹介しますので、試してみてください。
基本のアイスチャイ
アイスチャイもスパイスを入れることで身体を温めることができます。
材料
- 茶葉 5g
- ミルク 70ml
- 水 80ml
- 砂糖 適量(お好みの甘さで)
- 氷 適量
- カルダモン 2g程度
- ブラックペッパー 少々
- ジンジャー 2g程度
- シナモン 2.5g
作り方
- 小鍋に水を入れて沸騰させる
- 沸騰した水に茶葉とスパイスを入れる
- 弱火にして2分ほど煮出す
- 砂糖を入れる
- 粗熱を取り冷蔵庫で冷やす
- 冷えたチャイをグラスに入れ、氷とミルクを注ぐ
スパイスはお好みのものや量を変更してもかまいません。
茶葉はティーパックでも作れます。
冷やしたミルクを注ぎますが、茶葉をいれ煮出した後にミルクを入れて沸騰寸前まで温めたものを冷蔵庫に入れると、氷を注ぐだけで美味しいアイスチャイになります。
自信の作りやすい方で試してみてください。
ミント風味のチョコチャイ
ミントを入れるとスッキリと爽やかなチャイになります。
材料
- 茶葉 5g
- ミルク 100ml
- 水 150ml
- ココア 8g
- ミント 適量
- 砂糖 適量
作り方
- 小鍋で水を沸騰させる
- 沸騰したら茶葉をいれて弱火にし2分程度煮出す
- ミルクとココアを加え、中火にして沸騰寸前になったらミントを入れ弱火で2分程度煮込む
- 茶葉を茶こしで濾しながらカップに入れる
ミントには解毒作用や殺菌作用があります。
また、爽やかな香りはリラックス効果も期待できるでしょう。
ココアを少し入れることでホッとする味になります。
できれば美味しい茶葉を使用してください。
豆乳チャイ
ほんの少しコーヒーを加えることで、コクが出ます。
スパイスたっぷりの豆乳チャイは、ホットでもアイスでも美味しく飲めておすすめです。
材料
- 豆乳 150ml(無調整のもの)
- 水 60ml
- ジンジャー 生のもの少々
- ブラックペッパー 2粒
- シナモン スティック半分
- クローブ 1個
- スターアニス 半分程度
- カルダモン パウダー少々
- コーヒー 少々(インスタント)
- 茶葉 大匙1杯
- 砂糖 適量
作り方
- ジンジャーは薄切りかすりおろしておきます。
- 小鍋に水を入れ沸騰したら弱火にし、ジンジャーとスパイス類、コーヒーを加える
- 茶葉をいれ弱火で2分程度煮出す
- 豆乳と砂糖を加えたら、沸騰させないように注意しながら2~3分程度あたためる
- 茶葉を茶こしで濾しながらカップに注ぐ
メープル風味のチャイ
砂糖の代わりにメープルシロップを使った優しい味わいのチャイです。
材料
- 水 40ml
- ミルク 160ml
- 茶葉 5g(ティーバックの場合1袋)
- ジンジャー 10g
- メープルシロップ 大匙1~2杯
作り方
- ジンジャーは薄切りにします
- 小鍋にジンジャーと水を入れ沸騰させます。
- 沸騰したら弱火にし紅茶とミルク・メープルシロップを入れ弱火で沸騰させないよう煮出します。
ジンジャー効果で体が内部から温まります。
好みのスパイス類を加えても美味しくなるので試してみてください。
チャイは夏にこそ飲みたいドリンク!アレンジレシピで飽きずに楽しもう

チャイに入れるスパイス類には様々な健康効果が期待できます。
暑い夏は体調を崩しやすく、寝苦しくストレスも溜まりやすいでしょう。
夏こそ疲労回復やストレス緩和にピッタリのチャイを飲むのがおすすめです。
加えるスパイス類をアレンジして楽しんでください。
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