基本のマサラの作り方やコツをわかりやすく解説
時短で素早くカレーを作りたいとき、常備していると便利なのが「基本のマサラ」。
材料と一緒に煮込むだけで、お店で食べられるようなインドカレーやスパイスカレーが簡単に仕上がります。
忙しい毎日の食卓で使える他、キャンプでのカレー作りにも応用できるでしょう。
今回は、基本のマサラの作り方やおいしく仕上げるコツを詳しく解説していきます。
基本のマサラの活用したおいしいカレーのレシピも紹介しているので、スパイスカレーが好きな方はぜひ読んでみてください。
基本のマサラの作り方
それでは早速、基本のマサラの材料や作り方を紹介します。
フライパンで材料を炒めるだけなので、料理の初心者にもおすすめです。
いつでも本格的でおいしいカレーが作れるようになります。
基本のマサラの作り方を覚えて、本格的なスパイスカレー作りにチャレンジしましょう。
基本のマサラとは?
基本のマサラはひとことで言うと「スパイスカレーの素」です。
数種類のスパイスをはじめ、玉ねぎやトマト、にんにく、生姜などを使用します。
冷凍保存ができるので、常備しておくことでいつでも本格的なスパイスカレーが作れるようになってとても便利です。
日頃からカレーを自宅でよく食べているという方は、基本のマサラをあらかじめ作っておくとよいでしょう。
材料(2人分)
- たまねぎ(みじん切り) 120g
- おろしにんにく 4g
- おろししょうが 4g
- 塩 2g
- サラダ油 30g
- ホールトマト 60g
<基本のミックススパイス>
- コリアンダーパウダー 5g(小さじ2と1/2)
- クミンパウダー 1g(小さじ1/2)
- ターメリックパウダー 1g(小さじ1/2)
- 赤唐辛子パウダー 1g(小さじ1/2)
オーソドックスな基本のマサラに使用する材料です。
各種スパイスはパウダータイプのものを使います。
お近くのスーパーやデパートにて購入可能です。
作り方
基本のマサラを作っておけば必要になったとき、具材と一緒に煮込むだけですぐにおいしいスパイスカレーができあがります。
小分けにして冷凍保存しておくと、後日カレーを作る際に便利です。
①しょうがとにんにくを炒める
フライパンにサラダ油を引き、おろししょうがとおろしにんにくを炒めます。
弱火から中火程度にして、焦がさないように注意しましょう。
青臭さがなくなり、にんにくがしっかり香ってくるまで炒めてください。
②たまねぎを加えて炒める
フライパンにみじん切りのたまねぎと塩を加え、強火にして炒めましょう。
たまねぎの切り方については、動画内では粗めにカットされていますが、細かく切ったほうが火の通りがよくなります。
にんにくやしょうがが焦げないように、サックリと混ぜるのがポイントです。
③ホールトマトを加えて炒める
たまねぎが透き通って色づいてきたら、ホールトマトを加えて炒めていきます。
生のトマト1個をザク切りにして入れるのもOKですが、味が安定しやすいホールトマトがおすすめです。
トマトの酸味が残らないように、しっかり水分を飛ばしましょう。
適宜ヘラなどを使い、トマトの果肉を潰しながら炒めてください。
④スパイスを加えて炒める
<基本のミックススパイス>をフライパンに入れ、強火で炒めていきましょう。
全体が馴染んだら基本のマサラの完成です。
冷凍保存する場合は、粗熱をとってから専用の保存容器に移してください。
1皿分ずつ小分けにして保存しておくと、必要になったときに使いやすいでしょう。
基本のマサラをおいしく作るコツ
続いて、基本のマサラをおいしく作るコツを解説していきます。
「どうしてもうまく作れない」「レシピ通りに作ったはずなのに物足りない…」と感じている方は必見です。
コツをしっかりつかんで、おいしい基本のマサラを作れるようになりましょう。
しっかり計量する
基本のマサラはレシピ通りの分量になるようにしっかり計量すると、味わいを安定させることができます。
例えば、計量スプーンで大さじ1杯の粉末を計るときは、山盛りにすくった後に表面をすくい切るのがポイント。
液体の場合、表面張力で盛り上がっている状態が大さじ1杯、2/3が大さじ半分になります。
計量を適当に済ませてしまうと、味が濃すぎる、あるいは薄いといった影響が出てしまいます。
おいしく作るためにも、目分量で作るのは避けるのが無難です。
油はしっかり使う
レシピの分量を見たときに「油の量が多いな…」と感じた方もいるでしょう。
カロリーや脂質を抑えたいからといって、レシピよりも油の量を減らすのは原則NGです。
カレー作りにおける油は、フライパンにくっつかないようにするための潤滑油になるだけでなく、スパイスの香りを溶かし込んで香味野菜的な役割も果たします。
おいしい基本のマサラを作るために、カロリーが気になっても油の量は減らさず、レシピ通りの分量を使用してください。
たまねぎを炒める際は少量の塩と水を加える
しょうがとにんにくが焦げないよう、たまねぎをしっかり混ぜた後に少量の塩を加えましょう。
塩を加えると浸透圧によってたまねぎの水分を逃がしやすくなり、炒める時間の短縮につながります。
サックリと混ぜて塩を全体に馴染ませたら、フタをして3分ほど待ちます。
3分経ったら水を入れて軽く混ぜ、再びフタをして3分ほど置いてください。
水を入れた後に混ぜすぎると水が蒸発し、火の通りが悪くなってしまうので注意しましょう。
スパイスパウダーを入れてからは加熱しすぎない
スパイスパウダーの投入後は加熱しすぎないようにしてください。
加熱しすぎると香りが飛びやすくなってしまい、スパイスの風味を楽しめなくなります。
基本のマサラの保存方法・保存期間
基本のマサラを作ったら、粗熱をとってから保存容器に移しましょう。
冷凍しておけば約1ヶ月ほど保存可能です。
冷凍保存した基本のマサラは、使用時にレンジで解凍してから使いましょう。
キーマカレーやチキンカレーなど、さまざまなカレーに活用でき、いつでもスパイシーな本場の味を再現できます。
基本のマサラで作るカレーのレシピ
ここでは基本のマサラを活用した、おいしいカレーのレシピを紹介します。
基本のマサラでどんなカレーが作れるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
基本のマサラで作るキーマカレー
- 基本のマサラ
- 合いびき肉 200g
- ガラムマサラ 2g
- 塩 2g
基本のマサラと必要な具材だけで簡単にできる、スパイシーなキーマカレーの作り方です。
フライパンに材料をすべて入れ、中火で5分ほど炒めたら完成します。
ガラムマサラは用意できなければ使わなくてもOK。
お店で食べるような本格キーマカレーが短い時間で作れます。
来客時のおもてなしや特別な日のごちそうにもおすすめのメニューです。
基本のマサラで作るサバカレー
- 基本のマサラ
- サバ缶(水煮) 1缶
数分で簡単に作れる、基本のマサラを活用したサバカレーのレシピです。
生のサバを使わず、水煮缶を用いて簡単に作ることができます。
フライパンに基本のマサラ、サバ缶を汁ごと入れて混ぜましょう。
強火で加熱しながらサバの身をほぐし、全体を馴染ませていきます。
煮立ったら弱火にして、約30秒ほど煮込んだら完成です。
スパイスの香りによってサバ特有の生臭さが気にならず、おいしく食べられます。
基本のマサラでおいしいカレーを簡単に作ろう!
今回は基本のマサラの作り方、おいしく作るコツなどを紹介しました。
目分量は避け、レシピの分量通りに作ることが大切です。
基本のマサラを作っておけば、キーマカレーやスパイスカレーなどさまざまなカレーに活用できます。
朝食でカレーを作りたいとき、仕事で帰りが遅くなってしまったときの夕食にも便利です。
基本のマサラの作り方をしっかりマスターして、本格的なスパイスカレーを手軽に作れるようになりましょう。
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